No.147278

身も心も狼に 第23話:その名はLLL

MiTiさん

…なんだか最近メインがこっちになっている感じが…
き、きっと気のせいですよね!?
だって、近々ショタ一刀の風+稟√投稿するし!

…まぁ、とにかく、どうぞ

2010-06-02 20:25:06 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:5578   閲覧ユーザー数:4865

芙蓉+ルビナス宅のリフォーム計画や他いろんな事を雑談しながら通学路を歩く5人。

それは、その途中に起こった。

 

傾斜2%ほどの坂を登っている時の事。進行方向に人がいたら影が出来るのは当然だが、

人が行き来する道でその影が動かずにいるのは不自然だ。

何事かと思いふと坂の上を見ると、そこには一人の男子生徒が太陽を背に仁王立ちしていた。

何故か中国武道の胴着を着て。

 

なんとな~く先が読めた稟はため息を吐く。その予想を裏切らず、その生徒は言った。

 

「待っていたぞ土見稟!今日こそ貴様に天誅を下ぁす!!」

 

「ハァ…まぁた親衛隊とらやか。で…誰のを自称してるんだ?

 KKKか?SSSか?それともRRRか?」

 

ある意味恒例行事と化している、親衛隊の襲撃と言う名の嫉妬集団の八つ当たり。

ぶっちゃけ校内に存在する3大親衛隊のどれに属するか見分けがつかないので、

とりあえず確認しておくことにする。が、今回はそのどれでもなかった。

 

「我こそはLLL、ラブラブルビ様所属、中国武術研究会会長!

 土見稟の毒牙から、我等がルビ様を守る為、貴様を成敗いたす!!」

 

無駄に高らかな名乗りに稟達は呆気に取られていた。

ルビナスにも親衛隊が出来るとは思っていたが、たった一日でここまでなるとは流石に予想外だった。

 

「…もう出来ちまうとは、どう思うルビナス?」

 

と横にいるルビナスに感想を聞こうとするが、そこに彼女はいなかった。

 

「土見稟!か~く~ごーーー!!!」

 

あれ?と思う間に自称LLLは稟に向けて特攻を仕掛けていた。

それに対してネリネが防衛と言う名の攻撃魔法を放とうとするが、

 

「…親衛隊なんて、迷惑なだけだし」

 

いつの間にか、ルビナスが猛スピードで接敵しており、

 

「稟に手を出す奴は…」

 

常人ならざる跳躍で男の頭上を飛び越え、

 

「誰であっても…」

 

通過時、両足首で首を挟み、

 

「許さない!!」

 

その状態で前宙を決め、逆フランケンシュタイナーを行った。

ゴッチーンと盛大な音を立てて、男は道路に逆様で立つオブジェと化してしまった。

 

あまりの行動に4人は唖然としてしまうが、何事も無かったかのように稟の横に戻ったルビナスが行きましょう?

と促して、ようやく我に帰り、一同は学園に向かった。

 

その間、稟はずっと思っていた。朝から現れた新設されたLLL、学園に着いたらもっと大変なことになるのでは?…と。

 

 

残念ながら、稟の不安は現実になってしまうのであった…

 

 

最初の襲撃以降は特に何事もなく学園に到着したが、

校門をくぐるとき、突然ルビナスが稟の顔の前に手をかざし何かを掴む動作をした。

見ると、その手には一本の矢(吸盤)が握られていた。

 

誰がどこから射ったのか稟達は探そうとしたが、矢を止めたルビナスには既に見えており、

肉体強化を加えた全力投矢をもって、射手に向けて矢を投げ返した。

稟達が視線でその矢の後ろを追うと、非常階段の一画で一人の男子生徒が何かに当たって躓いているのが辛うじて見えた。

 

その光景を暫く唖然と見ていたが、彼女がワーウルフであるとゆうことで納得し、一行は校門をくぐる。

下足場では親衛隊ではなく、亜沙による少々過激なスキンシップを受けそうになるも、これもルビナスによって阻まれた。

いつもなら、カバンの打撃→あいさつ→抱きつきで痛みの緩和→稟成分の補給の流れなのだが、

コンボの初めから阻止され、なんとなくやりづらかったので、今回は挨拶だけで済ませ別れることになった。

稟成分を補給できなかった亜沙が若干不満に思ったが、それは表に出さずにいた。

 

その後、HRから昼休みまでは、ルビナスが稟から離れなかった為、LLL他親衛隊からの襲撃は無かった。

 

そして、4限が終わり昼休みになったとき、

 

「あ、しまった…」

 

「何、どうしたの?」

 

「いや、技術室にちょっと忘れ物したみたいでな」

 

4限目は選択授業。技術・美術・家庭科の中からどれか一つを習うもので、稟は技術を選択していた。

楓もいたら忘れ物など無かっただろうが、彼女は家庭科を選択しているので一緒にいなかった。

ルビナスは稟がいるからと言う理由で技術。シア・ネリネは稟の為にということで楓と同じく家庭科。

 

「忘れ物取りに戻るから、ルビナスは先に行って皆に伝えといてくれ」

 

「わかったわ」

 

稟は一人来た道を戻り、ルビナスはそのまま教室へと向かった。だが、このことを…

一緒に行かなかったことを、稟は後悔することとなる。

 

 

「あったあった。さてと…早く行かないとな」

 

無事回収し終えた稟は、弁当は楓が持ってきてくれるだろうと予想して、技術室からそのまま屋上に向かう。

そして、三階まで上がりさらに上がろうとしたその時、奴らは現れた…

 

 

「待っていたぞ土見稟!!」

 

突然頭上から聞こえた野太い声に見上げてみると、4階へ上がる階段を迷彩服を着た集団が塞いでいた。

 

「我々はLLL所属、サバイバルゲーム同好会一同!!」

 

「同じくミリタリー研究会一同!!」

 

「ルビ様をたぶらかす悪を滅する為、土見稟!貴様に天誅を下ぁす!!」

 

朝聞いた似たようなセリフに稟はため息を吐き、とりあえず別のルートを使おうと下へ行こうとするも、

そちらの階段も数人の男子生徒たちにふさがれた。

 

「その天誅、我等LLL所属男子洋弓部一同も加わろう!

 今朝討ち取られた部長の無念を晴らす為にも、貴様を狙い打つ!!」

 

「…やられたのは自業自得だろ?」

 

「問答無用!放てーーー!!!」

 

「うぉわ!?」

 

放たれた複数本の矢をしゃがみ転がることで何とか回避した。

ベタベタベタンと変な音を聞き、矢を見てみると、矢じりが形を変えて窓に張り付いていた。

どうやら矢じりは粘土か何か出てきているようだ。

等と分析している間にも、下では次の矢を番え、

上ではアサルトライフルにマガジンをセットし終え標準をあわせよとしているところだった。

 

この場にいてはダメだと判断し、稟は廊下に出てひたすら走る。

その後をLLLの集団が矢とBB弾を連射しながら追いかけてくる。

その猛攻をゴミ箱や掃除ロッカー、火災時用のホースが就農されているロッカーの扉などを盾にしながら必死で逃げる。

 

「むぅ、中々しぶとい…こちらAチーム、現在A棟東側より標的を追い立てている!

 Bチーム、西側より挟み撃ちを!!」

 

『ラジャー!現在階段を下り、これよりカウント3で廊下に出る!』

 

「了解!全員、総攻撃用意!!」

 

『3、2、1、GO!!』

 

後方でなにやら叫んでいるが、それを聞き取れる余裕はなかった。

ふと前を見ると、物騒なものを持った集団が階段の所から出てきたところだった。

前後から狙われては流石に回避できないと判断した稟は、

目の前で僅かに開いている扉を開けて、中に飛び込んだ。

その部屋は”放送室”と書かれていた。

 

 

「フゥ~…やっぱり狭い一室とは言え、一人で掃除するのは大変ですね」

 

放送室では一人の少女が掃除をしていた。

 

「これはやはり、リシアンサス様を勧誘し、そこについて来るであろう誰かにも手伝わせなければいけませんね!」

 

と、自分の願望を満たし、見知らぬ誰かをこき使うことを考えながら、今度は機械のスイッチの点検掃除を行う。

 

その時、放送室の扉が勢い良く開け放たれた。

突然のことに驚き、思わず扉の方向を振り返った。

 

その拍子に”全校放送”のスイッチがONになったことに少女は気付かなかった…

 

 

 

これより暫く音声のみになります。ではどうぞ…

 

 

ピンポンパンポーン

 

『な、突然なんですかあなたはーーー!?』

 

シ「?…何、この放送」

 

麻「さぁ?」

 

『スマン!ちょっとやんごとなき事情で…』

 

ル「え?この声って、稟?」

 

楓「ですね」

 

『やんごとなきって、そんな誰かから追われてるみたいに『あの部屋に入ったぞーーー!』…え?』

 

『やばい!?』

 

ガタン!!

 

『ちょ!?掃除したばかりなのに机をひっくり返さ『伏せろ!』ふぇ?』

 

『こーこーどぅあーーーーー!!!』

 

ガガガガガガガガガガガガガガガ!!

 

『キャァァアア!?』

 

「「「「「「「!!??」」」」」」」

 

『クソっ!おいコラ!!ここには関係の無い娘もいるんだぞ!

 さっきから矢やらマシンガンやらライフルやら、挙句ガトリングなんて物騒なもんぶっ放すな!!』

 

麻「が、ガトリング!?」

 

『んな!?き、貴様、土見稟!ルビ様だけでは飽き足らず、また更に女を引っ掛けるつもりかぁあ!!?』

 

『おまえらが勝手に襲ってきてるだけだろう!?』

 

『クソゥ…机を盾にされては幾ら撃っても埒が明かない。こうなったら…アップルを投げ入れろ!!』

 

シ『「アップル?」』

 

カチン、コロコロコロコロ

 

『って、アップルって手榴弾かよ!?こんなもん投げんなーーー!!』

 

『な!?返され『伏せろーーー!!?』

 

バァン!!!

 

「「「「稟(君・様)!!?」」」」

 

『ぐぅぅ…大人しく喰らっておけば良いものを、まさか投げ返してくるとは…一方的に被害を負ってしまった』

 

『ここはLLL所属忍術研究会の我が白兵戦に持ち込むでござる!土見稟、お命頂戴!!』

 

『こ、来ないでくださーーーい!?』

 

 

(まだまだ続きます…)

 

 

ベシンッ!!

 

『ぶべらー!?』

 

『…いや、椅子とか…シアもそうだけど、神界じゃ椅子を武器に使うのが普通なのか?』

 

『これぞ見様見真似、神界流椅子術です!!…って今馴れ馴れしく姫様のことを呼びましたけど、あなた!

 リシアンサス王女殿下のなんなんですか!?』

 

『いや、何って言われても…』

 

『そういえば、土見稟、土見…ぁぁあああ!?』

 

『な、突然なんだ?』

 

『あ、あ、あ、あ、あなたですか!?姫様が幼少のみぎりく、く、唇を奪われたと言うのは!?』

 

ル・シ以外全校生徒)「んなっ!?」

 

『や、いや…確かにガキの頃そんなことされた覚えもあるけど…てか、それって有名だったりするのか?』

 

『フッ、姫様を心よりお慕いする私独自の情報です!』

 

『…なんだよ、それ』

 

・・・…タタタダダダダダダダダ!

 

『土見稟ーーー!今の話、許しがたし!!』

 

『って、今度はなんだ!?』

 

『我々はSSSだ!シアちゃんの大切なものを奪った貴様に天誅を下ぁす!!』

 

『いや、奪って無いし』

 

ネ「シアさん…今のって…」

 

シ「う、うん…8年前、稟君と///」

 

楓「ふぅ~~~…」

 

麻「ちょ、楓~!?何座ったまま気絶してるの!?リンちゃんも雷はしらせないでーー!?

  ルビちゃんは…って、あれ?」

 

『ならば、これよりLLL及びSSS!今このときは共に手を組み土見を討『貴様等、いい加減にしろーーー!!#』べ、紅女子!?』

 

麻「なっちゃん?」

 

『先っ程っかっら暴れまわるわ、生徒に迷惑をかけるわ、物を壊すわ散らかすわ…停学だけで済むと思うなよ!!#』

 

『こ、これは土見が『稟が、悪いって言うの…』あ…る、ルビ様…』

 

楓「え?何時の間に…」

 

『頼んでもいないのに付き纏われるなんて迷惑以外何者でも無いのに…

 あんた達の勝手で稟だけに手を出してくる…一度徹底的に分らせてあげるわ。

 稟に手を出そうとしたら、ど・う・な・る・か#』

 

ペキ、パキ、コキ

 

『親衛隊と自称しながら、やっていることはつっちーへの八つ当たり…

 私も一度徹底的に注意しようと思っていたところだ…覚悟しろ…』

 

ペキキ、コキキ

 

『ま、まずいです会長…前門の虎、後門の竜…逃げ場がありません…』

 

『くゥゥ…こうなったら、せめて標的に一糸報い(ピシャン!ガチャ)って、扉を閉めるなーーー!#』

 

『さて、貴様等…』

 

『覚悟はいいかしら?』

 

『あ、あ、あ、あ、あ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ…』

 

ゥぅううぁぁわーーーーーーーーー!!??

ドカ!バキ!メキ!グシャ!ゴキ!ビキ!ミシ!ドサドサドサ…

 

 

カチャン、ガラガラガラ

 

『あ~、終わりました?』

 

『ええ、片付けたわ。大丈夫だった稟?』

 

『デイジーも怪我は無かったか?』

 

『あ、はい。大丈夫です』

 

『あれ?紅女子、知ってる娘ですか?』

 

『ん?ああ。運動部と掛け持ちで放送部の顧問もやっていてな。デイジーは、その放送部員だ』

 

『そうだったんですか』

 

『それよりも、先ほどから放送で『土見ーーー!!』な!?』

 

『せめて一糸報いるぞーーー!!』

 

ガシ

 

『ぬゥゥ、放してくr『さっき言ったわよね?』ぅぐぉぉおお!?あ、頭が~!?』

 

『いくらいらない・迷惑だって言っても全然効果が無いみたいだけど…

 これだけははっきり言っておくわ。他はのびてるから、あんたが代表して聞いときなさい』

 

 

 

『稟は私ので、私は稟のよ!!』

 

 

稟は私ので、私は稟のよ!

 

稟は私ので、私は稟のよ

 

稟…たしので、私は稟…よ

 

稟…ので、…しはり…

 

り…で、…り…

 

………

 

 

『…あ~、ルビナス。言いたいことはわかったが、今言うのはまずかったな』

 

『え、なんで?』

 

『…ルビナスも放送を聞いてここに来たのだろ?とりあえずデイジー』

 

『は、はい!』

 

『その様子だと気付いていないようだが…まず一言。スイッチを切れ』

 

『え?………ぁああ!?す、直ぐ切ります!!』

 

ピンポンパンポーン 

 

 

(ここから普通に戻ります)

 

 

放送室に沈黙が漂う。

 

放送のスイッチがONになっていて、それに気付かず会話をしただけならまだ良かった。

が、その内容は親衛隊の八つ当たり、シアと稟の過去の秘め事、そしてルビナスの盛大な告白。

 

八つ当たりでは粘土や吸盤の矢、BB弾が使用され、散乱したBB弾は部屋のいたるところに、

中には機械のスイッチの穴など小道具を使用しなければ取り出し困難なものが多々あり、

盾に使っていた机は丸い凹みや粘土の跡が残っていて、下敷きなしでは使えず、むしろ取り替えた方が良いくらいだ。

 

つい先ほど掃除を終えたばかりの放送室の中が、あっという間に荒れ果ててしまい、

放送部の少女、デイジーは溜息を吐かずにはいられなかった。

 

放送部を回避場所にした稟は、1/5程自分のせいで室内が荒れ果ててしまうことへ罪悪感を感じ、

そして、先ほどの親衛隊と自分やデイジー、ルビナス達との会話、

シアとの過去の出来事とルビナスの告白が全校生徒に聞かれたことを思い、

これから親衛隊の八つ当たりも今まで以上に過激になるだろうと考え溜息。

 

放送を聞き、今までに無い程に暴れまわり生徒に、そして顧問をしている部の唯一の部員が巻き込まれていると知り、

弁当を食べかけのまま慌てて放送室へ親衛隊の鎮圧と稟とデイジーの安全確保に向かった。

無事(武力を行使して)片付いたまでは良かったが、その後に目の前で聞いてしまった告白。

他の者なら”青春だな~”で終わるかもだったが、対象は自分があだ名で呼ぶほどに気に入っている生徒、稟。

稟とルビナスの関係は、他より絆の深い家族と認識していたが、今回の告白からはそれ以上のものを撫子は感じた。

本来なら青春だと言いながら励ましたり祝福する所であるが、対象が稟であるため少々複雑な思いであった。

 

ルビナスだけは、どこか上機嫌であった。

告白のセリフの内”稟の”と”私の”の後には”何よりも、誰よりも大切な家族”とつくのだが、

力強く言おうとして、つい長くなっていたその部分が抜けてしまったのだ。

こうして強く言い放っておけば、稟に襲い掛かってくる輩も減るだろうと予想していた。

が、学園に来てまだ日が浅いルビナスは知らない。嫉妬団のしつこさ・しぶとさを…

 

暫く沈黙が続いていたが、廊下からなにやらとたとたと音がし、放送室の前まで来たかと思うと扉が開いた。

 

「「「稟(君・様)大丈夫(だった・でしたか)!?」」」

 

現れたのは二人分の弁当を持った楓とシア、一人分の弁当を持ったネリネだった。

この三人、シアと稟の出来事を聞いたとき暫く呆けたり気絶したり雷発していたりしたが、

ルビナスの声を聞いて我に帰り、自分達もと放送室へ駆け、

その途中、学園全体に響き渡ったルビナスの告白に時が止まった。

で、しばらくして放送終了して、ようやく三人が復帰し、再び放送室へ向けて駆け出し、

たどり着いたと言うわけだ。

 

とりあえず無事であることを告げると三人は安堵した。

 

そこで時間を見てみると昼休みがもう後数分で終わろうとしているところであったため、

食べかけの弁当を職員室の自分の机に置きっぱなしにしている撫子を除き、

一同は放送室にて昼食を済ませた。

 

食べている間、ラバーズが稟とルビナスを交互に見つめ続け、

その視線を感じどこか居心地悪く思いながら稟は弁当を掻っ込み、ルビナスは何処吹く風。

そして、憧れのシアと一緒に食事できていることにこれまでの人生で最高の幸福を味わいつつ、

5人のやり取りを眺めていたデイジーは、やがて稟にその視線を集中してあることを考えていた。

 

こうして、昼休みが終わった…

 

 

~あとがき~

 

第23話『その名はLLL』いかがでしたでしょうか?

 

LLL、一言で表すなら過激派、と言ったところでしょうか?

 

中国武術研究会・サバイバルゲーム同好会・ミリタリー研究会・洋弓部・etc…。

 

正直こんな部やサークルあるのか怪しいですが、三世界の学生が集まるバーベナ学園、

 

あってもおかしくないのでは?と思えてしまう…

 

武力を持って稟を襲ってくるLLLに対して、ルビナスも武力を持って返り討ち、

 

一見やりすぎではと思うかもだが、実はルビナスに撃退されることに密かに喜んでいる為問題なし?うん、無し。

 

 

全校放送にてルビナスの告白が響き渡りましたが、ルビナス本人には告白した自覚無し。

 

ついでに稟の恋人という自覚も、意外にもまだ無しです。

 

今はまだ”常に一緒にいる家族”と認識してますが、”常に寄り添いあう夫婦”になるのも、まぁ時間の問題。

 

 

さて、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

 

次回、第24話『親間論争勃発』。稟達が家に帰ると…

 

お楽しみに。


 
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