No.127079

『舞い踊る季節の中で』 第19話

うたまるさん

『真・恋姫無双』の二次創作のSSです。
明命√の作品となります。

雪蓮に襲撃された集落の惨状を突きつけられた一刀、
その苦しみを乗り越える事が出来るのか・・・・

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2010-02-27 21:53:28 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:23407   閲覧ユーザー数:17217

真・恋姫無双 二次創作小説 明命√

『 舞い踊る季節の中で 』

  第19話 ~ 舞い落ちる暗闇に沈む魂(後編) ~

 

 

(はじめに)

 

 キャラ崩壊や、セリフ間違いや、設定の違い、誤字脱字があると思いますが、温かい目で読んで下さると助

 かります。

 この話の一刀はチート性能です。 オリキャラがあります。 どうぞよろしくお願いします。

 

北郷一刀:

     姓 :北郷    名 :一刀   字 :なし    真名:なし(敢えて言うなら"一刀")

     武器:鉄扇(二つの鉄扇には、それぞれ"虚空"、"無風"と書かれている) & 普通の扇

        :●●●●

     得意:家事全般、舞踊(裏舞踊含む)、意匠を凝らした服の制作、天使の微笑み(ただし本人は無自覚)

         気配り(乙女心以外)、超鈍感(乙女心に対してのみ)

         神の手のマッサージ(若い女性には危険です)

 最近の悩み:・・・・・・・俺に悟りを開くのは無理なのか?・・・

         最近、明命が以前より輪をかけて、スキンシップをはかってくる。

         義兄のように慕ってくれるのは良い、だが、そんなに抱きしめられたら、色々と俺が困る。

         明命は、自分が魅力的な女の娘と言う事を、もっと自覚してほしいと思う。

         やはり、この無警戒さは、孫策の影響としか思えない。何とかしなければ・・・・

         真面目に見える周瑜ですらあの服装だし、孫権にいたっては、下着を履いているかすら怪

         しいと来ている・・・・男側の事情なんて、聞いてくれないだろうなぁ・・・・とほほっ

  (今後順序公開)

 

★オリキャラ紹介:

諸葛瑾:

  姓 :諸葛    名 :瑾    字 :子瑜    真名:翡翠

  武器:"双天" 対の双剣

  武力:52(平均的な将を60とした場合)

  智力:81

  政治:89

  家事:92

  魅力:想像にお任せします(w

  焦った時の口癖:『 あうあう 』又は 『 ぁぅぁぅ 』等の類語です

  性格:基本的に温厚で、外見に反して大人の女性

     だが、焦ると地が出てしまう。(朱里と違って、自分を律しています)

     警戒心が強い性格だが、一度心を許されると、親身になってくれる。

     妹がいるため、基本的には面倒見が良く、放っておくと、食事を取るのを忘れる明命を心配してよく

     食事を差し入れていた。

     やはり、妹がいるためなのか、時折人をからかって、その反応を楽しんだり、とんでもない悪戯を仕

     掛ける悪癖もある、だが性質の悪い事に普段が完璧なだけに、周りは怒るに怒れないでいる。

     家事全般は人並み以上に出来、そこらのお店以上と自負していたが、丹陽で知り合った男性の腕を見

     て自信を喪失。 以降こっそり腕を磨いているが、全然敵わないと嘆く毎日を送っている。

     武術は好きではないが、妹達を変態共から守るため、必要最低限身に付けたもの。

     姉妹揃っての発育の悪さをコンプレックスに思いつつも、それを武器にする強かさを持っている。

     自分を子供扱いしない男性が好みだが、言い寄ってくるのは変な趣味の持ち主ばかりで、17の時、現

     実の男(変態の多さ)に愛想が付いた時に『八百一』と出会う。 以降のめり込み、妹達を洗脳する

     も、基本的には周りには秘密にしている。 そのうち執筆も行うようになり、掲載されるようになる。

     数年たった現在では、定期的な愛読者もつき『八百一』の主要作家の一人となっている。

     黄巾の乱後、作品が益々洗練され、世に愛読者を急増させる要因となった。

一刀視点:

 

 

孫策は、俺を、強引に振り向かせ、胸倉を掴んで、鼻と鼻がくっつきそうな距離で、俺に言い放つ、

その目は、瞳は、怒りも悲しみも飲み込み、冷たく、焼けるほど熱く、王たる決意に満ちていた。

俺に、王たる意思を、俺の目に叩き付けた。

 

もし、俺が孫策達と歩めば、

俺は、もっと、人を殺さなければいけなくなる。

多くの人達の命を、背負わなければいけなくなる。

そんなもの、俺に背負えるわけが無い。

俺は只の一般人だぞっ、

孫策達とは違うっ、

見知らぬ世界で、見知らぬ人達の為に、

俺がそんな苦悩を、背負わなければならない理由は無いっ、

 

そんな、暗い闇が、想いが、俺の心を染め上げていく。

 

 

 

 

 

『 一刀さん、安心して、私達を見守っていてください 』

 

明命の、暖かい声が、

 

『 一刀君のおかげで、私は助かりました。 本当に感謝しています 』

 

翡翠の、優しい声が、

 

俺の心の奥底から、確かに聞こえた。

明命・・・翡翠・・・

 

『 私があの人達に、慰み者にされるのを、想像してみてください 』

 

それは、どちらの言葉だったろうか、

だけど、それは俺の魂に刻まれた言葉を、思い出させた。

 

『 二人を守るっ! 』

 

そんな、誓いの言葉を、

そして、明命の暖かな光が、翡翠のやさしい月光が、

俺の心の中を照らし出す。

 

『 孫策様と北郷さんの御助力のおかげで、三頭とも無事に仔を生む事が出来ました 』

『 ありがとうございます、おかげさまで収穫が無事に終える事が出来、路頭に迷わずに済みました 』

『 そんさくさま、おにいちゃん ありがとう 』

『 この御恩は、いつか必ず・・・ 』

『 ありがとう、貴方のおかげで、潰されずに済みそうよ。このお店続けてね 』

『 あんたみたいのが、一緒にいたら、楽しい旅になるのにな 』

 

それらは、誰の言葉だったのだろうか、

もう一つ一つは、もう覚えていないが、確かに在った事。

そして、そこに在ったのは、確かな笑顔、

生きている事の出来る、喜びの笑顔、

心からの感謝の笑顔、

 

・・・・見知らぬ世界?

 

・・・・見知らぬ人達?

 

・・違うっ、俺は、もう関わってしまっているじゃないかっ、

 

あの人達が、笑って生きている事が、嬉しいと感じたじゃないかっ

 

『ありがとう』と言って、握ってきた手は、ガサガサだけど、とても暖かいと感じたじゃないかっ、

 

明命と翡翠は俺にとって、恩人であり、家族だ。

そして、あの人達は、その二人が守っていきたいと想っている人達、

そして、その想いは、俺も同じ、

只違うのは、

 

その胸に秘めた決意と覚悟

 

孫策は言った。

こんな惨状を許せるか?

許せるわけが無い

 

俺に、力がある?

そんなもの在るとは思わないっ、だけど、やれる事はあるはず。

 

また翡翠達の背中に、女の背中に隠れるつもり?

さすがに、此処で隠れるほど、俺は落ちぶれていないつもりだ。

足が震えようと、怖くて歯が鳴り止まなくても、二人は俺が守る。

 

なら、俺のやる事など決まっている。

人の命を奪う覚悟も、

他人の命運を背負う覚悟も、

そんな覚悟なんて、できてやしない、

でも、守る覚悟、これだけは決める事が出来る。

二度とこんな事を、させさせない、させちゃいけない決意が、心の奥に刻み込まれる。

 

だから、俺は・・・

 

 

 

 

 

勢いよく走る馬の背で、俺は気分の悪さに耐えていた。

先程の惨状を強引に見せられ、そのまま、疾走する馬の背に乗せられれば、仕方がない事だろう。

でも、そんな弱音は言ってられない。

賊に襲撃された集落を出立する時、

 

 

 

 

 

「もう此処には用は無いわ、出立するわよ」

「っ! 孫策、この人達を、このままにしておくつもりか」

「一刀が言いたい事は分かるわ、でも、悪いけど、そんな時間は無いの、

 今こうしている間にも、明命の隊が、これ以上被害を増やさないために頑張っている。

 本隊が到着する前に、合流しなければ、必要以上に危険に晒す事になるわ。

 だから、この人達には悪いけど、今はこのままに、せざる得ないの」

 

孫策は、そう言って、せめてこの老婆と子供だけはと、その手で、目を閉じさせる。

 

「一刀、慣れない光景で、気分が優れないのは分かるわ。

 でも、これから先、何があっても、吐くのだけはやめなさいっ

 そんなもの、怒りと決意と共に飲み込むの、貴方は軍師よ、常に冷静で居なさい。

 兵士にそんな弱気を見せては、士気が下がり、兵が死ぬわ。

 兵を無駄に死なせたくなければ、兵を殺したくなければ、

 吐気も、涙も、怒りも、恐怖も、全て飲み込み、耐えてみなさいっ」

 

 

 

 

 

やがて、数刻後、俺達は本体に合流する事ができ、

 

「姉様っ! わずかな兵だけで単独行動とは、いったい何を考えているのですっ」

 

孫権のそんな怒鳴り声が、俺と孫策を出迎えた。

ちなみに、思春と明命はいない、どうやら、二人とも忙しく動き回っているらしい。

孫策は、そんな妹をかまわず

 

「穏・・・説明しなかったの?」

「一応しましたよ~~」

「穏は関係ありませんっ。

 いえ、姉様を止められなかった責はありますが、

 問題は姉様です。

 今回の出兵の総指揮は、私と決められたのは姉様です。

 その私に無断で、単独行動をとられるとは、どう言う事と聞いているのですっ!」

「今後のために、必要な事だったのよ。

 いいじゃない、間に合ったんだから」

「何処がですかっ!

 もうすぐ陣も張り終え、まもなく戦が始まろうとしている時ではありませんかっ!」

「まだ始まったわけじゃないでしょ。

 それに仕方ないじゃない、一刀が ぐずぐず しているんだから」

 

ちょっ、そこで俺に振るのか?

確かに、俺が原因だろうけど・・・

案の定、孫権は俺を冷たい目で見おろす様に、

 

「ふん、理由は穏から聞いている。

 幾ら、武で、智で、優れようが、そんな軟弱な者に、孫呉の重臣になる資格は無い。

 逃げ出すなら、今のうちにするんだな。

 そもそも、賊ごときの相手に、貴様のような下賎の輩の、力を借りるという事が間違いなのだ」

 

そう冷たい声で、俺に言い放つ、

だが、俺だって、ここで引き下がるような、半端な決意はしていない。

役に立つとは思えないけど、逃げ出すわけにはいかない。

だから、俺は、まっすぐに、見つめ返す。

孫策は言っていた。

常に冷静でいろと、

確かに俺に、怒りにしろ、嘆くにしろ、続ける事なんてできやしない。

この世界の住人に比べたら、所詮、俺は平和な日本で過ごしてきた甘ちゃんだ。

なら、俺に出来る事なんて、一つしかない。

せめて、兵士達が安心できるように、

勝てる戦だと思えるように、

笑う事だけだ。

 

「「「///////」」」

 

あれ?

皆顔を赤くして、やっぱ、戦場で笑顔なんて、不謹慎すぎましたか?

えーと、何とか怒りを治めてもらわないと、

そう思っていると、三人は、怒りを飲み込むように息を吐き、

 

「そ・それでいいのよ、一刀」

「ほわぁ~、何時もとは、違いますが、これはこれで」

「ふ・ふんっ、そ・その へらへら した笑顔が、最後まで保つか、見届けてやろうではないか」

 

よく分からないけど、どうやら、許しがもらえたようだ。

 

「で、状況はどうなってるの?」

「雪蓮様が居られないので、準備だけでもと、勝手に進めさせてもらいました」

「かまわないわ、今回の総大将は蓮華なんですもの」

「姉様、そう思うなら、それらしい行動をしてください」

「で、賊の動きは?」

 

孫権のそんな言葉も、孫策はそ知らぬ顔で

(・・・・少し孫権が可愛そうな気も)

 

「はい、現在、賊は明命ちゃんの隊が、彼等の退路を塞いでいてくれています。

 そのため彼等は、砦に閉じ込められている状態ですが・・・あまり長く持たないでしょうね。

「問題は砦ね」

「はい、その通りです。

 砦を攻めるには、此方の兵数が絶対的に足りません。

 かと言って、これ以上の兵を連れてくる事は、袁術に余計な懸念を持たせる事になります。

 本来であれば、砦の強固さが頼もしい限りだったのですが、敵の手に回るとなると、皮肉な話ですよね~」

「そうね。

 なら、攻城戦をしなければ良いだけよ」

「そのとおりです~。

 相手は、篭城戦をしても、此方が本腰をあげれば、敵わない事は分かっている筈です。

 きっと、隙を見て突破したいと思っているでしょうねぇ。

 ですから、蓮華様の率いる本体で、兵400で正面から当たってもらいます。

 この数が微妙なんですよね~、

 これ以上多いと、相手は篭城してしまいますし、少なければ罠ではと見破られてしまいますから」

 

陸遜はそう言いながら、足元の皮紙に描かれた、この辺りの地図の上に石を置き、それを指で動かす。

 

「敵を引き連れながら、此方まで後退して見せます」

 

そして、石を動かした方向とは逆の方に、二つの石を置き

 

「雪蓮様 と 思春ちゃんの率いる伏兵で、砦と賊を切り離します」

「その後は挟撃して、獣共を殲滅って訳ね。

 まぁ良い作戦だとは思うけど・・・・なんか嫌な予感がするわね」

「そうは言われても、まともにやったら、此方も被害が甚大になっちゃいますよ~」

「そうね、今回は蓮華に任せたのだから、あまり口出ししては意味が無いわね。

 一刀、穏の傍で軍師の仕事振りを、良く見ておきなさい」

 

 

 

 

 

俺は本隊から少し離れた後局で、陸遜と予備兵80と共に、戦況を見守る事となった。

進軍を続け、やがて砦が見え始め、孫策率いる本隊が砦に近づくと、

派手に銅鑼を鳴らした後、孫権の声が、高らかに響き渡リ始める。

 

「聞けーーっ、民を脅かす賊共よっ! 貴様ら・」

 

バタンッ!

 

ドドドドドッ

ドドドドドッ ドドッ

ドドドドドッ ドドドドドッ

 

孫権の口上も途中で、敵が一丸となって、本隊に突撃をかける。

 

「あいつら、もしかして銅鑼を音を、出撃の合図と勘違いしたのかな・・・」

「そうかもしれませんが、それだけ必死なのかもしれませんよ~」

 

そうだよな、必死だよな・・・

こうして、この後、賊討伐と言う名の戦が、火蓋を切った。

 

 

 

 

 

 

・・・・・何だこれは

 

うぐっ・・

 

・・・・何なんだ・・・これは

 

・・ぐっ

 

・・・こ・・これが、戦・・・なの・・・・か

 

は・・はははははっ・・・・

 

あの集落で決めた俺の決意など、なんてちっぽけだったんだ。

 

この惨状の前に、そんな一人の人間の決意など、意味など無い・・・

 

馬上から見下ろす眼下には、人が人を殺す光景が広がっていた。

濃密な血臭が、辺りを漂う。

ほんの200メートル前で、人の体だった部分が空を跳ぶ。

苦悶をあげながら、

必死の形相で、敵を、相手を 殺さんと斬りかかる。

槍に突かれ、死んだ事に気がつかないまま、倒れる者もいる。

賊を殺し、

此方も賊に殺される。

片腕を失いながらも、死にたくないと、鬼の形相で、相手に斬りかかる。

鬼・・・そうだ、これは人が、人に出来る事じゃない。

人がこんな事・・・・孫策は賊は獣だと言った。

じゃあ、此方は何だ?

これでは、此方も獣と変わらないのではないのか?

 

俺は・・・此処に足を踏み込まなければいけないのか?

無理だ、俺には、こんな・・・

 

『 あの二人を守るんだろ 』

 

そんな声が、心の奥から聞こえてくる。

そんな事わかっている。

だから、此処で踏ん張って、耐えているんだ

 

『 耐えている? 立ち止まっているだけだろ、それで二人を守れるのか? 』

 

五月蝿いっ!

そんな事は分かっているっ。

分かってはいる・・・

 

『 覚悟を決めろっ、あの二人の為に、あそこまで堕ちる覚悟をな 』

 

そ、そんな事・・・ 

 

『 それとも、二人を守るなんていうのは、只の自己満足の欺瞞か? 』

 

違うっ、俺はあの二人を守る。それは絶対だ。

 

『 なら、いい加減、覚悟を決めろ、もたもたしてたら、守れなくなっちまうぞ 』

 

俺の脳裏に、賊にやられた翡翠に、下衆な目で近づく賊の姿が、浮かび上がる。

 

翡翠の横に明命の、傷ついた姿が、映し出される。

 

翡翠・・・明命・・・

 

・・・俺は・・・二人を・・・・守る・・・

 

・・そう・・・決めた・の・・だから・・・

 

・・・・・

 

俺の視界は、心は、

 

暗く、冷たく、闇に染まっていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

あとがき みたいなもの

 

 

こんにちは、うたまるです。

  第19話 ~舞い落ちる暗闇に沈む魂(後編)~ を、此処におおくりしました。

 

今回も、ほぼ、シリアス一辺倒のお話になりました。

また、今回の話の大筋は、魏√の荀彧参戦のシナリオを元に製作していますが、それなりに、違う雰囲気を出せたと思います。

前回と、似たような終わり方になっていますが、一刀にとって意味の違う内容で書いたつもりです。

うちの一刀は、精神的に脆い所があるので、やはり、何度も踏み潰して(虐め抜いて)鍛えないと、

と断腸の思い(決して楽しんでませんよ♪)で、今一度、一刀を追い詰めるように書いてみました。

一刀を守るべき、明命は、遊撃隊として、敵の退路をふさいでいる最中、

翡翠は、ここにすら居ない。

蹴飛ばしてでも、前に歩ませる雪蓮も、伏兵部隊を率いて前線に、

そんな、一刀は、立ち直れるのか、それとも今度こそ壊れてしまうのか

今後の展開をお楽しみ下さい。

 

しかし、自分で書いといてなんですが、一刀のへたれっぷりの見事な事

チート性能の意味がないくらいのへたれっぷり(w

 

次回も、このまま一刀視点の続きとなります。

 

 

どうか最期までお付き合いの程、お願いいたします。


 
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