あと1ヶ月もしないうちに、また恐ろしい大渋滞の季節がやってくる。マジンガーZの着想については、「渋滞に巻き込まれた自動車から 脚が延びて、前の車をまたいで乗り越えていけたら良いのに」と考えたのがきっかけだと 永井豪さんは話していたそうだ。マジンガーZは1972（昭和47）年10月からマンガの連載が始まり、12月3日からは もうテレビ放送が開始されている。僕らは主人公が、巨大ロボットを操縦して 敵と戦うマンガというのを始めて見たから みんな夢中になったものだ。その後は次々とロボットアニメが放送されて、やがてガンダムに繋がっていった。操縦できるロボットは いつでも僕らの憧れだった。　世界は自動運転の方向に進んでいるが、自分で運転する方がずっと楽しい。だから みんな高齢になっても なかなか免許を返納しないのだろう。車が必要な理由を色々とこじつけてはいるが、本音は単純に 自由に運転することが楽しいからだと思う。僕らは遊園地にある子供向け自動車のように 操られる仕組みをつまらないと思う。だからドローンや自動運転だと不満が募っていくのだろう。＂なにものか＂に主人公が乗り込んで操縦（操作）し、それが自在に躍動するからワクワクするのだ。ゾイドやエヴァンゲリオンもガンダムも操作が難しいからこそ 人気が出たんだと思う。　そうだ、マジンガーZはきっと自由の象徴だったのかも知れない。そして 日本の自由の女神はアフロダイエースだ