No.1173855

マッチより便利な 火を吐くサラマンダー(火蜥蜴)

新人さん

マッチは1827年にイギリス人が発明したそうだ。 『大みそかの街の通りを、マッチ売りの少女がはだしで歩いていた。 マッチが一つも売れず、指を暖めるために1本のマッチをすると、美しい幻が少女の前に展開する … 』マッチ売りの少女は1845年に作られた。日本にマッチが伝わった時期は はっきりわからないようで、古い記録では 1860年ごろの浮世絵にマッチで火を着け たばこを吸う姿が描かれているそうだ。日本で国産マッチが作られたのは遅く、1875(明治8)年に東京の製造工場からだそうで、東京都立両国高校の敷地内には「国産マッチ発祥の地」の記念碑が1986(昭和61)年に建てられている。 日本に戦時色が強まってきた1940(昭和15)年、マッチは砂糖とともに配給制となり、戦争が終わった後も工場被災や原材料不足で 生産量は激減したままとなり 依然マッチの配給制は継続している。8年後の1948(昭和23)年9月16日になってから ようやく配給制だったマッチの自由販売が認められたという。砂糖は1952(昭和27)年に生産が復活したので配給制は終了した。自由販売となったマッチは庶民から大歓迎されて、9月16日は「マッチの日」に制定されている。 マッチの需要は年々 減少傾向だ。 煙草を吸わない人が増えたことも関係してか近年の生産量は激減しているそうだ。戦後のピークである1973年に比べると国内のマッチ生産量は100分の1程度らしい。 マッチで増えているのはマッチング詐欺で、被害額397億円 前年比2倍超で マッチングアプリを利用した詐欺が最も多いらしい。困ったもので、うっかり心に火を着けられてしまうと、なかなか消せないものだ。「火の用心 マッチ1本火事のもと」が、気の用心 マッチング1回詐欺のもとになっている 。マッチ売りの少女は180年も経つと、他人を騙すのだ。

2025-09-16 14:46:20 投稿 / 1024×768ピクセル

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