No.1086266

【獣機特警K-9IIG】狙われた海域(3)【交流】

古淵工機さん

2022-03-04 21:52:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:400   閲覧ユーザー数:391

さて、ストレィキャッツ海賊団が動いていた頃。

とある絶海の孤島でトリッカーズたちが何やら動き回っていた。

 

「どう?バニー、よく聞こえる?」

「感度バッチリ。奴らこっちに気付いてないよ」

 

怪盗バニーが仕掛けたのは高感度カメラのようだ。

目立たないよう廃倉庫の消火栓に偽装しているようだ……。

 

 

『さすがブラッドファミリーだ、ここまでやってもらって』

『なァに。あんたらの計画がたまたまこっちの興味を引いたってだけのことだ。それに俺らにして見りゃいい実戦訓練にもなる』

『それにしても、高い金を出した甲斐があるってものだ……』

 

「あれはスレイ・ブラッドに……話しているヒゲのおっさんは誰かしら?」

「……それが厄介なことにパンゴリン・バレー基地の司令官だよ。ストレィキャッツ海賊団が言ってた『例の爆弾}を手に入れたがってるみたいだけどどうするつもりなんだろ?」

「とにかくラミナ署のエルザ署長とFCGのトモエ隊長に報告……そして何よりも、陸軍のニコ大佐にもね」

「りょーかいっ!」

 

 

数時間後、陸軍ラミナ基地……。

「たいへんたいへん!大佐!大変ですよー!!」

トレーニングを終えて一息ついていたニコ・タカハラのもとに、部下であるアルマ・ヴァルターが血相を変えて飛び込んできた!

「アルマじゃないか!いったいどうしたの!?」

「これ見てくださいよこれ!!」

 

映し出されたのはパンゴリン・バレー基地の司令官であるアーグ・ラッズ准将だ。

「軍内部でも黒いうわさが絶えないやつだとは思ってたが……あそこまで腐ってやがったか!!」

「どうします?」

「無論出撃だ。戦闘装備をそろえな!!」

「イエスマム!!」

 

今回の敵は想像以上に黒かった!

ファンガルドの平和を守るべく、ニコたちが動く!!

 

 


 
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