No.108342

ちぇんじ!!  第01話

白亜さん

ふと思いついた、オリジナルのお話です。
深い闇以上に不定期更新になると思いますが。
興味があれば見てあげてくださいね。

おそらくコメディになると思います。

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2009-11-22 17:35:01 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4000   閲覧ユーザー数:3871

金髪の美少女が目の前にいるとしよう。

見た目は大体12~15歳前後、身長はみょーにちっこくて145センチあるかないか。

胸は少々控えめでスレンダーな体型だ。うむ、それもまたよし。

少し吊り眼な所が強気そう性格な性格に見えてまたよし。

ツンデレはこんなのがメジャ-ですよね。

色々上げていくと、ちっこい以外は美少女と言って間違いないだろう。

白魚の様な手が髪を弄くる様子が妙に色っぽく感じる。

 

 

 

 

自 分 の 手 じゃ な け れ ば な!!

 

 

 

 

「これは…夢か!?何て美味しいようで美味しく無い夢なんだ!!」

 

これが俺じゃなくて、普通の子なら即妹にしたいぞ、

既に妹は一人いるけどな。少々、いや、かなり問題な子が。

ん?彼女はダメなのかって?HAHAHA、何を言ってるんだいジョニー?

俺はロリじゃねぇYO!俺の好みは俺と同い年くらいの16~18くらいだ!!

妹は17だが、入れてないぜ!

 

「意識もはっきりしてるし、何故かリアル感満載の夢だなぁ」

 

「入るよー、お兄ちゃん」

 

「んあ…?」

 

「あ……」

 

夢の中に我が問題の妹乱入。

ショートカットが良く似合う元気な妹だ。

贔屓目に見なくても、十分美女の域に入るのが何気ない自慢だ。

まぁ、そういう子に限って何かしらの弱点があるが。

んで、そのままお互い固まる事数十秒…

で、時が動き出す!

 

「お兄ちゃんが金髪幼女に奪われたーー!!」

 

「うぉい!ちょっと待てぇ!!」

 

我が妹は泣きながら階段を下りていきました。

くっ、凄いリアルだぜ。あれじゃね?このまま見続けてたら良い事なさそうだ。

ってか我が妹よ、今、聞き捨てなら無いセリフを言いましたが気のせいですよね。

そうですよね。現実でも微妙に寄り付きまくるからちょっと怖いですよ?

つーか早く目覚めねば!という訳で眼を閉じて数秒…

さぁ、眼を開ければ、何時も通りの俺の姿が!!

なんて素敵な金髪!

 

「覚めてねぇ…」

 

何だろう。覚めない夢なんてあるのか…

妙に現実感ありすぎるから、まさか現実ってことは。

 

「ははっ、ないない」

 

「いや、現実だぞ。愚弟」

 

「アニキぃいいい!?どこから来た!つーかどこから現れた!?」

 

「普通にドアからだが?」

 

「俺ずっとドアの方向向いてましたよ!?」

 

「さてな。しかし変わったものだ…。親父が下で待ってる早く降りてこい」

 

「というか俺のこの姿に疑問とか無いの!?」

 

何普通にスルーしてるかなこの兄は!

俺なんてもう大混乱中なんだけど、更に妹がやばいって!

あれは本気と書いて殺す眼だったよ!

 

「それも合わせて親父が待っている、早く来いよ。くすっ」

 

「笑った!?今確かにアンタ笑ったろこの俺の姿に!」

 

答えることなく降りていく、我が兄。

畜生、だからイケメンは、これだからイケメンは!!

うぅ、わかったよ!わかりましたよ!

これは現実だよ、もう諦めたよ。くすん。

俺は何時もの服に着替えて下りていった。

ちなみに今日は休みです。休日ばんざーい。はぁ…

 

 

「出たな!お兄ちゃんを誘惑した幼女!」

 

下に下りると行き成り我が妹に、泥棒猫扱いされる俺。

なんだろう、お兄ちゃん涙が出てくるよ。

 

「っ。あー!!それはお兄ちゃんの服!?既にそんな仲に!?

私だって欲しかったのに!お兄ちゃんの汗が染み付いたシャツで

ごろごろしながら匂いを堪能する私の特権がぁあああ!!

もう、どろどろのぐちゃぐちゃの18歳未満禁止な展開に持ち込んだの!?

そんなの…そんなの!私が狙ってたのにぃ!!」

 

妹よ。お兄ちゃんはお前の将来がとても心配です。

あぁ、何時もの妹だな~、つまり現実ですか、そうですか。

で、親父様にお兄様、何時まで笑ってんだ、とめろや畜生。

 

「いやいや、すまん。つい面白くてね。お早う、裕樹。とても可愛くなったものだ」

 

パンを食べながらのんびり言う親父。

驚いてねぇ…つか俺の事わかってるぽいし。

 

「え!?お兄ちゃん!?どこにいるのお兄ちゃん!私がこの幼女から

きっと守り抜いてあげるんだから!そして二人は、うふ…うふふふふふ」

 

「素で引くぞ、梨奈。そこにいるのが裕樹だ」

 

で、俺を指差す我が兄。

 

「え!?お兄ちゃんが女装趣味に目覚めたの!?…それも素敵!」

 

お兄ちゃんは、本気でお前の未来が心配です。

普段は聡明なお前はどこにいったんだ?

更に言うと、俺が女装なんてしたら直ちに捕まると思うぞ、キモくて。

というか、話が進まないから黙ってような?

 

「さて、混乱してると思うが、そのお前の姿はだな」

 

「夢落ちとかはないよな」

 

「何を期待しているのか判らんが、間違いなく現実だよ。

で、裕樹。お前のその姿は…」

 

俺は実は女性だったとか…

もしかして、興奮すると女性になるとかいう某マンガのキャラとか!

そんなのか!?

 

「お前のその姿は、お前の前世の姿なんだよ」

 

なん…だって……

 

 

――続く、かもしれない。


 
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