僭越ながら一筆啓上

■評価
何を重視するか？
絵とは どうあるべきか？は、人それぞれ。
万能の評価基準は無いと思いまする。
汎用性の高い基準や「世間様の常識」を重視して闇雲に踏襲していけば、
結果が どれほど精巧であろうとも、それは無個性で記憶に残りにくいものとなるように(私は)思っています。

■どこをどう直したら評価が上がると思うか
評価する人と近しい美意識を持つことが有益ではないでしょうか。
ただし、評価される目的で絵を描くのは
病み易い傾向がある様に思うので、あまりお勧めは致しかねます。

　しがらみや都合に縛られず、好きなように描けるときに、
自分自身が鑑賞したい絵を、好きなテーマに存分に取り組んだ絵を、
「好きなように描く」とき、その好き　という気持ちが 観衆にも共感できる物であれば、
評価というのは副次的に、結果として勝手についてくるものではないでしょうか。

何にこだわって取り組めば、絵がもっと好きにな(れ)るか、
その答えは　他人のアドバイス　にではなく、「あなたご自身の心の中」にこそ、あるものだろうと思います。

■イラストの駄目な点　直した方がいいところ
　前述の観点を踏まえ、ダメかどうかは人それぞれだと思うので
僕の基準は 決して絶対的なモノではありませんが、参考までに申し上げると
僕の場合、最近鑑賞する時に着目しているマイブームは、
・姿勢や表情の自然さ(調和しているか不自然か）
・丁寧に描かれているか
です。後者の、荒々しく、ともすれば雑にも見える描線は、もしもこだわりポイントでないのならば変えてみるのも手かもしれないとは思います。
　自然さに関しては、人体のポーズの場合、もし不自然さを避けて　自然さを重視するならば、動作の連携や付随の影響、
可動域などを一緒くたに確認するお手軽な方法としては(性差にまで深くこだわらず)同じポーズをとってみて楽なポーズにする、ということです。
今はスマホで自撮りも楽にできますから・・・

厳密に言えば可動域に性差などがあるのですが、肩の角度と首の傾斜の連携の様な大まかな確認は、これで確認がとれるようになりまする。

■いい点
・画風にオリジナリティーがあるところ、流行の絵柄の機械的な模倣ではないところ。
・鑑賞者に媚びていない自由な描線(個性にもなりえるのかもしれない訳で、短所でもあり長所でもある)。
・みつあみとも違う、綱とおなじ撚る構成の斬新な髪型も独創的でイイ！

そんなわけで、求められたアドバイスとは乖離しますが、
ねがわくば　あンまり評価を重視せずに、お絵描きを楽しみ続けられて頂きたくお願い申し上げまする。。。
草々