背景の書き込みはお見事です。そこに関してはこのまま進めていけば良いと思います。

ただし、全体的に見ると光源に対する陰影の統一ができていないように見受けられるので、それぞれが浮いているので大きな違和感となっています。

背景に合わせるなら人物は背面からの逆光になり人物の顔はもっと暗くなると思います。もし人物の光の当たり方をこのまま活かすなら右からも光がくるので、地面にそれ相当の陰影や明るさがでると思います。
また地面にいるカラスはともかく、飛んでいるカラスの陰は奥から光が来るならもっと手前に向かって陰ができると思います。

光を意識して描くだけ見栄えが変わると思います。

コンセプトアート的な絵の場合ぶっちゃけ格好良ければ嘘を吐いても良いという感じなので、影の具合光の具合等を厳密に考える必要はないかと思います。
確かに理論的に考えれば女の子は逆光になるはずですが、そうでない方が格好良いと思うならそっちを優先しても良いかと。
ただ個人的には、逆光にした方がドラマチックな気もします。

それで、改善点と言いますか、、この絵で何を表したいのかにもよりますが、もしその荒廃的な世界観を表したいのであれば、今のままでも確かに伝わって来ますが、何だか画面が寂しく感じます。
奥の方に瓦礫や建物の柱を置いてみたりして、画面の密度を上げると更に見応えのある絵になって、見た人を圧倒出来るような絵にもなると思います。
ただ、敢えて瓦礫等を描かなかったということならそれはそれで良いかな。

あとは光の入る窓の付近には薄くモヤのようなものを描いてみると、空気感が出るかと。
しかしそうすると画面全体のコントラストが弱くなるので、どちらを優先した方が理想の絵になるのか考えてみると良いと思います。

また、小さい星のような、白い粒などを飛ばしてみても空気感は出ます。ホコリのようなイメージで。こちらは画面のコントラストを下げることなく空気感を描けるのでお勧めします。