アドバイスラウンジ - リグレスさんの質問

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投稿:リグレス 11/01/06 19:56 0pt. 期限切れ

初めまして、リグレスと申します。

自分なりに試行錯誤は続けてきたつもりですが、最近行き止まりも少し感じてきているため、他の方の率直な意見を伺いたく思い、今回ラウンジを利用させていただきました。

気になった点等、アドバイスいただければ幸いに思います。
よろしくお願いいたします。

回答一覧

1. 回答: 匿名希望 11/01/06 22:25 

絵を描いてると壁というか山みたいなものを感じる事ってありますよね。
それを乗り越えたら、
上手くいえないけど一皮向けたような気になるという。
学生の頃は何度かそんな感覚があったのに久しくソレがないなぁ。
私は向上心が失われて久しいんだろうな、と自省しつつコメントします。



まず、女の子の顔は可愛く描けていると思います。
でも身体がイマイチ描けていません。
人体の関節や骨といったパーツの位置関係や構造、
人体を立体として見た場合の側面への意識が足りないと思います。
人体デッサンを頑張りましょう。
リボルテックやフィグマなど、その系統の商品で
関節の可動部分が多いフィギアを買って
絵を描く際に参考にするのもアリだと思います。

ラフの段階で真っ裸の人間を描くようにして、
その段階で鎖骨と肩の繋がりや腰骨の位置、
足は腰の部分からどう生えているかetc
きちんと設定してから後から服を描き入れればいいと思います。


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構図に関してですが、花の大きさが変です。
花の部分だけ見ると大きい花や小さい花があって
遠近感を出したいのかなー、と推測はできますが、
左のピンクの大きい花の手前に赤い服の女の子のリボンが描かれてるので
「この花、むちゃくちゃでかくね?」という状態になっています。
大きい花は女の子の前に、小さい花は女の子の後ろにくるように描くと
遠近感を出す為の小道具として機能します。

あと、伝わりにくい話かもしれませんが
美術館に展示してある絵なんかには
見る人が足を止める絵と素通りする絵があります。
その差が何かというと、
構図の中で見る側の人の視線の誘導がつくられているか否かの差なのです。
上手い構図の絵はパッと見で引きつける部分があって、
そこを起点にして見る側の視線を外に逃がさないようにしてあります。
この絵の場合は、赤い服の女の子にパッと見の視線がいって
青い服の女の子にいったあとに
すぐに川の流れにそって左上に抜けていってしまうので
構図としてだいぶ損していると思います。

川や虹といった小道具の配置にも課題ありですが、
配色も少し考えた方がいいかもしれません。
二人の女の子を赤と青の服で対比させたいという意図はわかります。
でも、空も青色(水色)なので、青い服の女の子は背景に溶け込んで
赤い服の女の子と周辺のピンクの花にばかり目が行きます。

空を赤でも青でもない第3の色で塗るか、
あるいは赤い服の女の子の左側に虹といった小道具があるように
青い服の女の子の右側に何かの赤みを含む小道具を置いて
青い服の女の子が空に溶け込んでしまうのを阻止したほうが
良いと思います。
↑のはあくまで例です。「人がこういったからこう描く」ではなく
自分でアレコレ試してみましょう。


取りあえずはこんな感じです。

返信: リグレス 2011-01-06 23:38:16

ご丁寧なアドバイス、大変ありがとうございます。

人体デッサン、構図、配色、基本的な所から問題があったようですね。

これまで観察と見よう見まねだけで、ずっとやってきたのが問題だったと思いいたりました。

これを機に配色や構図について美術書を探して、少し情報を仕入れてみようと思います。

どうもありがとうございました。

にしても花とリボンの位置関係とか……
言われてみれば一目瞭然なのに、描いてる間は「何かちょっと浮いてるけど何だろう……」くらいにしか思ってませんでした…… orz

2. 回答: asa(15) 11/01/07 15:11 

こんにちは。

すでに1番の回答で述べられているところですが、「あなたが何を
この絵で見せたいのか」が分かりません。
その意味で、素通りする絵となってしまっています。
中央の女の子達を見せたいのであれば、そこの情報量を上げなければ
なりません。
そうしないと背景と同化し埋もれてしまうからです。
では絵の情報量とは何でしょう?
それは、あるいは明度であったり彩度であったり、シルエットの形状で
あったり大きさであったり。様々な情報を持ちます。

自分が何をこの絵で見せたいのか?
この絵を見る人間にどういう印象を与えたいのか?
その為にどのように情報量を制御すれば良いのか?

明度が暗ければ重い印象を与えますし、彩度が高ければ
鮮やかな印象を与えます。
ただ、画面全体が暗ければ単に暗い絵ですし、全体が彩度が高ければ
ただ全体の派手な絵です。
良く考えてみると良いでしょう。

マール社の「鉛筆で描く」という本は絵の情報量の制御方法に対して
有用な示唆を与えてくれます。
一方で、良い絵はそれ自体がすでに良い教科書そのものです。
絵は何かを隠している訳ではありません。
ただ、見る側がそれを読み取れるかどうかと思います。

頑張ってください。

返信: リグレス 2011-01-07 19:55:06

asa様、アドバイスありがとうございます。

見せたいもの……は、あるのですが、伝わらなかったのは見せ方に問題があったのですね。

今後はアドバイスいただいた内容も考えながら描いてみます。

参考文献の提示と合わせて、どうもありがとうございました。

3. 回答: 匿名希望 11/01/20 10:27 

全体的に質感や密度が同じなのでどこが見せ所なのかがわかりません。
人物や着衣や背景など、質感が全く違うものなのにそのどれもが
同じようになってしまっています。
ここはつるっとしている、あっちはざらっとしている、というふうに
おおざっぱでもいいので手触りの違いに気をつけつつ
ここにはとくに注目して欲しい!というところはがっつり描き込んだり、
(または逆に大胆にデフォルメしたり、力強い描画にしたりとか・・・)
目を惹きつける色を置いたりしてみると良いと思います。
華やかな色を沢山使っているのにごちゃごちゃ感を感じさせないまとまりのある色使いや
仕上がりの丁寧さはすばらしいので、ここは特別!というポイントを配置するだけでも
ずっと見栄えが良くなるように思います。がんばってください!

返信: リグレス 2011-01-20 22:39:58

アドバイス、どうもありがとうございます。

質感……確かに今まであまり素材の違いを意識した塗り方という物はあまりしておりませんでした。
日常的に周囲の物を意識して観察してみる事にしてみます。

密度についても、ご指摘ありがとうございます。
ご指摘の通り、今回は空以外は一様な密度になってしまってました。

また色や仕上がりについてすばらしいとのお言葉、大変感激です。
是非今後の糧としたいと思います。

重ねてどうもありがとうございました。

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