ねえ父さん
僕はあなたが大嫌いだ
少し丸まった背中も
うるさく笑う口元も
昔のあなたを散々聞かされて
僕の話なんて聞きやしない
ねえ父さん
僕らはどうしてこうなったんだろう
もっと僕が小さい頃は
あなたの背中は大きく見えた
車のハンドルを握る手は
何よりも頼もしかった
ねえ父さん
僕はあなたが大嫌いだ
禿げかかった頭も
ヤニ臭いその息も
あなたが其の手で触れた全ての物は
僕にとっては不潔な代物
ねえ父さん
僕らはどうしてこうなったんだろう
誰か教えてくれよ
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詩みたいなもんです。