前回も失敗したけど、今回は違うわ

これなら確実に、絶対に奴を殺せる

しかも今回はサービスさせてあげるんだから、むしろ感謝してもらいたいほどね

『さぁ、がんばるわ！』

気持ちを落ち着かせ、私は奴の扉を開けた

『試しに料理作ったのよ。何もなければ食べなさいよ』

何気に料理を渡す

ここで気をつけなければいけないのが見た目……見た目が悪ければあいつは食べない

だから一生懸命がんばったわ

手が荒れようとたくさん傷がついてしまおうと……

あいつが口の中に入れる

中に入っているのは『毒』

『―――っ！？』

驚い表情をして食器を落とす

さぁ……次は苦しんで……ってあれ？

どうしてあいつは私の手を握っているのよ

『本気で付き合ってくれ、桂花！」

……はっ？

と、言うのよりもこいつ今失礼なこと言ったような