No.994341

オリキャラと一緒 ~西条玲良編~

赤城まやさん

西条さんと一緒に甘酸っぱい会社ライフを味わってみましょう♪

2019-05-26 18:20:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:626   閲覧ユーザー数:620

午前8時

会社に出社するため電車に乗る…

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

「次は大阪…大阪…」

大阪駅に着き、少し歩く。

「あっ、おったおったぁ~」

後ろから少しぽっちゃりした女性が走ってきた。

「えへへ…はぁはぁ…」

息を切らして、西条さんがやってきた。

「大丈夫?」

「うん、大丈夫や♪ しかしあれやな~最近少し運動してへんから走るだけで疲れてもうたわ…」

「運動しないとな」

僕は無意識に西条さんのお腹を触る。

「んあ!?どないしたん?」

「いや、最近太ったなってね。」

「す、少しやせた方がええ?」

「別に…今のままがいいかな。もちもちしてるし、可愛いし。」

「か、可愛い!?は、はずいわ!」

西条さんは顔を真っ赤にして、ぽこぽこと僕の腕をたたいた。

 

「ねぇねぇ、朝ごはん何食べたん?」

「今日か、目玉焼きとご飯食べたよ。西条さんは?」

「うちはハムエッグにウインナー、お味噌汁にご飯、あとヨーグルトに…」

「朝そんなに食べれるの!?」

「うん!」

「相変わらずだな。」

「だって、食べるの好きなんだもん♪」

「まあ、朝ごはん食べるのはいいことだもんな。」

「うん!」

西条さんと話していると、会社ビルについた。

この会社は名古屋に本社を置き、札幌と東京、大阪と大分、イギリスやアメリカに支社を置いている。

「さて、はいるで!」

てくてくてくてく…

「おはようございます~」

「おはよう~!」

会社にいたみんなが挨拶を返す。

私服だと気が付きにくいが、スーツ姿の西条さんはお腹がポッコリ出てて、えっちい。

だが、そんなこと言うと西条さんが恥ずかしがるから言わないでおこう。

「ほな、スーツに着替えてくるなぁ~」

「うん、わかった。」

僕と西条さんは制作部っていう部署に所属している。

イラスト、小説などの案を出したりする部署なんだ。最近はゲームの案を出してるよ。まぁ、業績は少し悪いけどね…

 

「あら、僕くんはやいわね~」

高身長で細身の宮井さんが隣に座った。

「どう、仕事は?慣れた?」

「はい、何とか慣れました。」

「これからも頑張ってよね。期待してるわよ。」

「あ、ありがとうございます。」

宮井さんと話していると、スーツに着替えた西条さんがやってきた。

「スーツ、ちょい縮んだんかいな…少しボタンがきついわ…」

「あっ、西条さん。すごいパツパツだな。」

「や、やなあ…」

「うぅ…西条ちゃぁぁぁん!」

「うぐっ!」

宮井さんは西条さんに抱きつく。

「宮井さん、どうしたんですか!?」

「西条ちゃん、もちもちしてて可愛い!お人形さんみたい!」

「は、恥ずかしいですよぉ…」

「ずっと抱きついていたい!」

「そ、そうですか…///」

「むぎゅむぎゅ…もみもみぃ~」

「ひゃあ!お腹揉まないでください!」

「いいじゃん、西条ちゃんのお腹、柔らかいんだもん!」

「そ、そんなにいいのかなぁ…」

「おい、宮井。」

上司が肩を叩く。

「んあ!?ん?あっ、支部長!」

「宮井、仕事中にいちゃつかない。いちゃつくなら休憩中にしなさい。」

「えっ!?」

西条さんと僕は少し驚いた。

「顧客を笑顔にさせるには、まず会社内が楽しまないといけないだろう。だけど、メリハリはつけろよ。」

「は、はい!」

宮井さんは支部長にお辞儀をして、座った。

 

午後0時

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…

「西条さん…」

「ん?どないしたん?」

「お腹空いた?」

「なんでわかったん?超能力者か!?」

「いや、お腹鳴ってる。」

「えへへ…実は気づいとってんけど…はずいな思て…」

「ご飯食べるか?」

「うん!」

その時の西条さんの笑顔はとてもまぶしかった。

「お昼やぁ~!お昼!お昼!」

「ほんと元気だね~」

「うん!だってうち、食べるの好きやし、お腹空いたもん!」

「確かに、お腹ふにふにだもんね。」

僕は西条さんのお腹を触った。

「んな!?揉まんといて…」

「あっ!ごめん…!」

「むぅ…!」

西条さんは頬を膨らましながら、椅子に座った。

「で、今日のおかずは何?」

「ん?昼ご飯はうちが作ったたこ焼きと唐揚げとハンバーグやで♪」

「そうなんだ~おいしそうだね~」

「えへへ…♪せやろ♪君も一口どうや?」

「うん、食べるよ。」

「はい、あーん!」

西条さんがたこ焼きを食べさせてくれた。

「どや?うまいやろ?」

「うん、おいしい!」

嬉しかったのか、西条さんは少しドヤ顔をした。

その後、僕と西条さんは話しながら食べた。

 

午後3時

制作部で会議が開かれた。

「えっと、今からゲーム制作の会議を行う。あっ、西条。お腹は空いてないか?」

「はい、大丈夫です!」

「では、行うぞ。えっと、何か案はないか。」

「はい!」

宮井さんが手を挙げる。会議の時の宮井さんは頼もしい。

「やっぱり、恋愛シミュレーションゲームがいいです!」

「キャラはどうするんだ?」

「そ、それは赤城まやちゃんとかいろいろ…」

「うん、それはいいな!」

男性社員の浜井が手を挙げる

「なんだ浜井。」

「それはいいのですが…CVとかどうします?あと、イラストも…」

「シナリオはあいつでいいが…イラストか…あいつでもいい気がするが、応募するか?」

「CVも応募します?」

「う~ん…その方がいいけどな…」

その時、西条さんが手を挙げた。

「おぉ、西条。」

「応募の方がいい気がします。」

「リスクを多いぞ…?」

「で、ですよね…」

「とりあえず、まとめるか…イラストとCVは応募で、シナリオはこっちで書く。これでいいな。」

「はい!」

こうして会議が終了した。

 

午後6時

会議もあってか少し疲れてきた…

(うわ…ねむい…)

「なぁなぁ!」

「ん?」

「眠たそうやな。」

「う、うん…」

「コーヒーあげよか?」

「うん、いただくよ…」

西条さんは僕にコーヒーを渡した。

「ん、ありがとう…」

「ごくごくごく…」

むにゅ…

何か柔らかいものが当たる。

「どや?うちの豊満なお腹は?」

「ん…柔らかい…」

「まだ眠気冷めへんか…これはどうや!」

西条さんはお腹をむにゅむにゅと動かす。

「もっとやってほしいから…寝る…」

「あかんて!」

西条さんの大きな声で目が覚めた。

 

「むぅ…」

西条さんは頬を膨らましてる。

「ごめんて…」

「むぅ…」

「ご飯食べに行く?」

「い、いかにゃい…」

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

西条さんのお腹は最後の「い」のタイミングで鳴る。

「行かないの?」

「い、行く…お腹空いたもん…」

「西条ちゃんが行くなら私も行くわ!」

「僕も行っていいですか!」

宮井さんと浜井が話しかけてきた。

「うん、いいよ。」

「はい、いいですよ!」

 

午後7時

いつも通り定時で終わったあとは西条さんと宮井さん、浜井と一緒に外食へ行く。

「お腹空いたな~!どこ行くんや?」

「ん、近くのすし屋でいいかな?」

「うん!」

「笑顔かわいいな~」

「えへへ…♪」

「相変わらずね。西条ちゃんもこの子も。」

「ですね…この人もなんだかんだ言って西条のことが好きなんだな。」

「あら、私も浜井くんもでしょ。」

「そうですね!」

てくてく…

ゆっくり歩くと、すし屋についた。

「へいらっしゃい!何名様ですか?」

「4名です。」

「はい、ではカウンター席にお座りください。」

4人はカウンター席に座る。

「んわぁ~!」

「西条ちゃん、何食べたい…?」

「サーモン食べたいです!」

「サーモン好きなの~」

「はい!」

「すみませーん、サーモンとマグロをください!」

「まいど~!」

寿司職人が寿司を握る。

「西条ちゃん、夜はスーツなんだね~」

「あっ、あかん!スーツ着たまま来てしもうた…!」

「ま、まあ…家で着替えればいいじゃない。」

「そ、そうですけど…」

「へい、マグロとサーモン1丁!」

「あ、ありがとうございます」

「ありがとうございます。」

西条さんはサーモンを、宮井さんはマグロをいただく。

「ん~おいしいですね!」

「うん、おいしいわね~」

その頃、男性社員たちは…

「ねぇねぇ」

「なんだ、浜井。」

「お前、さいじょうさんのこと好きだろ。」

「好きじゃないよ。」

「ほんとは?」

「好きだよ。あのでかいおっぱいとおしりといい、ぽよんぽよんのお腹、性格もかわいい顔も好き。」

「もぐもぐ…もぐもぐ…」

「僕くんが西条ちゃんのこと、好きだって。」

「うちもすきやで!」

4人は合計230皿のお寿司を平らげた。

 

午後9時30分

宮井さんと浜井とは交差点で別れた。

「ふぁ~くった、くったぁ~」

「西条さん、お腹いっぱい食べたね。」

「うん!こないにお寿司を食べたの初めてやで~」

「また太るね。」

「んもぉ~またデリカシーがあらへんこと言うて~!でも…そないなうちが好きなんでしょ?」

西条さんは少し下を向き小声で話した。

「うん。」

「んちゅ…」

「んん…」

西条さんは照れながらほっぺにキスをしてきた。

そのキスは暖かく、柔らかかった…

 


 
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