No.979583

がくえんっ! #5

赤城まやさん

今回は福田ちゃんが太って、スカートが…

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2019-01-06 08:57:09 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1167   閲覧ユーザー数:1165

「さて、学校の時間だし、制服に着替えようかな~」

福田はスカートを手に取り、履こうとするが…

「あれ…お腹が入らない…おかしいなぁ…少し太ったのかな~」

福田のお腹は重力に負けて、だらしなく垂れていて、お尻はスイカのように真ん丸に膨れていた。

胸のサイズはあまり変わらず、お腹から下のサイズのみ大きくなってしまった。

「どうしよう…スカートのホック…閉まらないし…あっ、そうだ…!」

福田は戸棚からあるものを見つける。

「安全ピンで…閉まるかな…」

福田はスカートに安全ピンを刺す。

「うぅ…ぎりぎり…」

福田は自分の肥え太ったお腹をたぷんたぷんと揺らす。

「うぅ…お腹が揺れてる…」

福田は少しパツパツのスカートと少しお腹が出た制服で学校へ向かう。

 

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

(うぅ…朝ご飯食べるの忘れたからかな…お腹が空いてきた…)

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

「福田ちゃん。」

「なぁに、鳥海さん。」

ぐぅぅぅぅぅぅ…

ぐぅぅぅぅぅぅ…

「すっごいお腹が鳴ってるよ?」

「う、うん…」

「あと、さっきから気になってたけど…」

「どうしたの…?」

「福田ちゃん、ちょっと太った?」

「そ、そんなこと…ない…!」

「だって、顔が丸くなってるし、スカートに…」

「スカートに?」

鳥海は福田のスカートに乗っているお腹を見つめる。

「お腹乗ってるんだけど。」

「えぇ!?」

「ぶよって。」

「そんなはずないもん!」

福田と鳥海が話していると、生駒が後ろから近づいてきて福田のお腹を揉む。

「ひゃぁ!」

「あれ…福田ちゃんのお肉が増えたような…」

「そんなことない…」

ぐぅぅぅぅぅぅ…

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

「ご飯食べる?」

「い、いらない…」

「お腹なってるけど…?」

「い、いらないもん…」

「そ、そう…?」

生駒は福田のお腹に聴診器をあてる。

「ちょ!?なにしてるの!」

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

ぐぅぅぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…!

福田のお腹が音を立てて鳴る。

「お腹すごい鳴ってるよ?」

「うぅ…実は朝ご飯抜いてきちゃって…お腹が…」

「いつも大食いの福田ちゃんが朝ご飯抜くって…珍しいね。」

「大食いじゃないと思うけど…」

生駒はスカートに刺さっている安全ピンを触る。

「なに、この安全ピンは。」

「そ、それは触らないで…」

「えっ?」

生駒は安全ピンを外すと、福田のスカートが前へ跳ね上がる。

「うぅ…」

「閉めるためだったんだ…」

「そ、そう…」

「生駒ちゃん、閉めてあげたら?」

「うん。」

生駒は福田のスカートのホックに安全ピンをつけてあげた。

「ご、ごめんね…」

「う、うん…」

4時間目終了後…みんなで昼飯を食べる。

「福田ちゃん、お昼ごはん食べる?」

「ううん、いらないよ…これ以上食べたら…スカートが…」

「でも、食べないとお腹が。」

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

ぐぅぅぅぅ…!ぐぅぅぅぅ…!

ぐぅぅぅぅぅぅ…

「た、食べる…お腹鳴ってるの、恥ずかしいし。」

「それに、食べてもすぐに贅肉にはならないから、大丈夫だよ。」

「う、うん…」

福田は大きな弁当に入った料理を食べる。

もぐもぐ…もぐもぐ…

もぐもぐ…もぐもぐ…

「朝ご飯抜いてきたから、いい食べっぷりだね。」

「そう?」

「うん…!」

もぐもぐ…もぐもぐ…

もぐもぐ…もぐもぐ…

もぐもぐ…もぐもぐ…

「お、お腹が…たくさん食べすぎて…」

「きついの?」

「うん…」

「ちょっと待ってて!」

生駒は福田のスカートに刺さっている安全ピンを外し、スカートのサイズを2サイズ大きくする。

「こんな感じかな。これできつくないと思うよ。」

「あ、ありがとう…」

「これでいくら太っても、大丈夫だね!」

「そ、それは…どうかな…」

福田はいっぱい食べる。

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…と…。

 

「ちょっと太っちゃったけど…そこまで増えてないよね…」

夜ご飯を食べ終わった後、福田は体重計に乗る。

「ん?あれ…壊れてるのかな…」

体重計の液晶には89.7と書かれていた…

自分の体重を知った瞬間、福田のお腹がまた鳴り始めた。

ぐぅぅぅぅぅぅ…

ぎゅるるうぅぅぅぅぅ…!

 


 
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