No.97883

北郷一刀争奪戦争勃発?(雪蓮VS冥琳Ver.Ⅱ)

叢 剣さん

 呉編、雪蓮VS冥琳の第2弾になります、若干ですが前回よりも、良いかなと思います
 他2作も評価、感想をよろしくお願いします

2009-09-28 21:56:37 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:16618   閲覧ユーザー数:12795

 雲ひとつない晴れた日、戦いの火蓋は切って落とされた。

「ん・・・・・」

「起きたか、一刀」

「冥琳・・・・・おはよう」

 昨晩の情事そのままに、豊満な胸などを一切隠さずに、寄りかかってくる。

「全く、一刀の寝顔は可愛いな」

「もしかして、結構見てた?」

「結構という表現は間違っているな、だいぶ見ていたが、正しいだろう」

 少し気恥かしいのか、頬を赤くそめた。

「むー二人でいい雰囲気になっちゃって・・・・」

「しぇ、雪蓮!」

 思わず冥琳が布団を引きよせ体を隠す。

「もう、体を隠す必要なんてないでしょ?」

「それはそうだが・・・・さすがに恥ずかしい」

「そう、私はだめで一刀はいいのね?」

 おかしそうに質問を返す、滅多にいじることのできない冥琳をいじることで日頃の鬱憤を晴らそうとしているようだった。

「一刀、今日は暇?」

「ん・・・・・確か、用はなかったはずだけど・・・・・」

「それじゃあ、一緒に市へ行きましょう?」

「別にいいけど・・・・・」

 振り返り、冥琳へと目を配らせる。

「もちろん、私も参加していいのでしょう?雪蓮」

 その言葉には、有無を言わせぬ雰囲気があったため、誰であろうと断ることはできなかったであろう。

「え、えぇ・・・・・」

「それでは、少し待っていてくれ、着替えてくる」

 2人を置き、服を着込むと自らの部屋へ帰って行った。

 

 結構な、時間が経過した。

「待たせたな」

「もー!長いわよ!」

「雪蓮、そんな事はいいから、早く行くぞ」

 2人は、両側で一刀の腕を豊満な胸で包むように抱きつき、歩き始めた。

「あの・・・・・二人とも・・・・ちょっと、歩きにくいんだけど・・・・」

「あら、いやなのかしら?」

「そうか、だが久しぶりなのだ、放すわけにはいかん」

 二人の美女に挟まれ市を歩くのだから、周りからの視線は痛いものであった。

 さらに、目的地を選ばせてくれず二人のなすがままであった。

「ふ、二人とも、どこへ行くんだ?」

「それは、ついてからのお・た・の・し・み♪」

「そうだな、楽しみにしていてくれ」

 二人とも、何か怪しげな笑顔を一刀に向けていた。

 連れてこられたのは、一刀が衣装を頼む時に来ている服屋であった、しかし、なぜだか今日は閉まっている。

「あれ?今日は閉店してる?」

「違う、今日はわざと閉めてもらっている」

 そう言うと、扉をあけ入って行くと、店主が迎えてくれた。

「あぁ、いらっしゃいませ!孫策様、周瑜様、御遣い様、ごゆっくりお楽しみください」

 意味深な言葉を残し、どこかへ去って行った。

「さて、雪蓮、分かっているだろうな?」

「えぇ、分かっているわ」

 二人とも火花を散らしながら服を探し始める、一刀は蚊帳の外である。

「あのー二人とも・・・・・」

「「もう少し待ってなさい!」」

「はい、待ってます」

 二人の戦場にいるような雰囲気に飲まれた一刀は、椅子に座り二人を待っていた。

「か・ず・と♪」

 呼ばれたので、振り返ってみるとそこには白のスク水(少し小さめ)を着た雪蓮が立っていた、胸にはしっかりとひらがなで“そんさく”と書いてあった。

「どうかしら?」

 髪をかきあげると締め付けられ、スク水を内側から押し上げている胸が強調された。

「す、すごく・・・・似合ってるよ」

 目線ははち切れんばかりの胸を凝視している。

「もう、一刀のエッチ♪」

 若干前かがみになっているのはスルーするところであろう。

「あん♪もう、我慢してね」

 無意識のうちに一刀は雪蓮の胸を揉みしだいていた。

「その割には、ずいぶん・・・・・」

「もう、冥琳が出てくるまで、待ってね」

 やんわりとその手を、胸から離させる。

 さらに少し時間がたち。

「か、一刀・・・・・」

 誘惑と戦っていた一刀に呼び声がかかった。

「め、めい・・・・・」

 二人とも、口を噤んでしまった。

「ど、どうだろうか・・・・」

 恥ずかしそうにしている冥琳の服はメイド服、だが、豊満な胸を強調し、スカートの丈は極端に短い、さらに、頭にはヘッドドレスの代わりに猫耳が、お尻のあたりにはもちろん尻尾も付いている、さらに手には肉球グローブと言った気合の入れよう。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 二人とも、予想外の格好に唖然としている、この後に待ち構える爆弾発言を予期せずに。

「・・・・・・・ご、ご主人様にご奉仕する・・・・・にゃん♪」

 この言葉には、さすがに耐えることはできなかった。

「冥琳!その恰好、すごくいい・・・・・・」

 言葉の通りに下腹部にはテントを張っている。

「そうか、雪蓮、この勝負・・・・・・私の勝ちのようだな」

「あら、最終決着は閨よ?言ってなかったかしら?」

「ふむ・・・・・よかろう」

 すぐに2人は着替え直すと、再び一刀を引きずるようにして帰って行った。

 

 

 その晩、いつになくハッスルした一刀と、夜遅くまで雪蓮と冥琳の喘ぎ声が聞こえていたという。

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
139
17

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択