No.970279

スマブラ Abandon World 46「この世界のために」

Nobuさん

ラスボス戦その1。
まずは、ラスボスを取り巻く部下達の戦いとなります。
というか、どうしてタグ候補に「けものフレンズ」なんて出たんでしょうか。
けものフレンズとは一切関係ないお話ですのに。

2018-10-14 12:36:00 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:378   閲覧ユーザー数:378

 この世界を破滅に導こうとする存在との戦いの火蓋が、切って落とされた。

 

「まずは先制攻撃だ! ジャブ! ストレート!」

 リトルマックが怒りの火に突っ込んで連続でパンチをする。

「ミサイル!」

 次に、サムスはミサイルを撃ち込んだが、怒りの火に吸収されてしまった。

「どうやら火の攻撃は通用しないようね……」

 サムスが相手の出方を伺っていると、怒りの火が手から火炎弾を放つ。

 サムスは上手く攻撃をかわし、怒りの火の防御が薄い部分を狙ってアイスミサイルを放ち、凍らせた。

 フォックスは凍った部分にブラスターを連射して防御を打ち崩し、

 ピットのパルテナの神弓がそこを貫いて大きなダメージを与えた。

「オォォォォォォォ……!」

「あら、貴方の炎はそんな火力なの?」

 怒りの火はパルテナに突っ込んでいき、拳を打ち込んで火炎弾を放つが、

 パルテナにいとも簡単に打ち消された。

「私の光を受けてみなさい」

「ギャァァァァァァァァァ!」

 パルテナは光の柱を放つと、怒りの火は大ダメージを受けて叫び声を上げた。

「ピーチさん、前は任せます!」

「ありがとう、ゼルダ! そぉ~れっ!」

 ゼルダはピーチのフライパンに魔力を纏わせ、威力を上げると、

 ピーチは勢いよくフライパンを怒りの火に振り下ろした。

 魔法の力を受けたピーチのフライパンは、怒りの火に効果的なダメージを与えられた。

「行くわよ! スティレット、ブレイクダンス!」

 さらに、ベヨネッタは追撃としてバレットアーツを繰り出し、さらに体力を削っていく。

「よし! 結構いいダメージを与えられたわね」

 ピーチがガッツポーズをしていると、突然、怒りの火の身体が赤く光り出した。

「! この攻撃はかわしきれない! みんな、私の後ろに行って!!」

 パルテナの指示で、大急ぎで全員、彼女の後ろに行った。

「反射盤!」

 パルテナは杖を振り、ピーチ達の目の前に光の壁を作り出した。

 次の瞬間、怒りの火から凄まじい量の熱が放出された。

 その熱は人の醜い心が具現化したかのような、少し掠っただけでも焼き尽くされそうな勢いだった。

 光の壁は熱を怒りの火にある程度反射した後は砕け散り、残った熱がパルテナ達に大ダメージを与えた。

「……っ、はぁ。何とか戦闘不能は免れたようね。みんな、大丈夫? 回復の奇跡!」

 パルテナは回復の奇跡を使って全員の傷を癒した。

 ドクターも、傷ついている者にカプセルを与えてダメージを回復させた。

「凄いねぇ、パルテナは。こんなにたくさんの人を一度に癒せるなんて」

「そう褒めてくれると嬉しいわ」

「それでも、受けたダメージは大きいですね。その分をあいつに一発お見舞いします!」

「一緒に踊りましょう?」

 ピットは反撃でパルテナの神弓から矢を放った。

 ベヨネッタは彼に続いてバレットアーツで怒りの火を攻撃した。

「いくぞ! ストレート!」

 リトルマックは気合を込めてストレートを放ったが、怒りの火の熱に打ち消されてしまう。

 怒りの火は反撃として火炎弾を放った。

 リトルマックは攻撃をかわした後、反撃の拳を一発与えた。

「このままいけば、怒りの火を倒せる! オレがとどめを刺すから、その間に攻撃を頼む!」

「うん!」

「ライジングアッパーカット!」

 リトルマックはアッパーカットを放ち、怒りの火を上空に吹っ飛ばす。

 続けてベヨネッタがジャンプをしてスカボロウフェアで怒りの火を連続攻撃する。

「ヒステリックボム!」

「ファントムアタック!」

「チャージショット!」

 そこに、ピーチ、ゼルダ、サムスの遠距離からの連続攻撃が入る。

「天の光!」

「トルネードシャフト!」

「アンダースラッシュ!」

 パルテナが杖を振りかざすと、聖なる光が怒りの火を包み込む。

 光が怒りの火を束縛している隙に、フォックスは怒りの火に連続蹴りを放った。

 その後、ピットが双剣に変化させたパルテナの神弓で怒りの火を地面に叩きつけた。

「今だ、リトルマック!」

「とどめだ! KOアッパーカット!!」

 そして、リトルマックの強烈なストレートが怒りの火に命中すると、

 怒りの火はその威力に耐え切れず、木っ端微塵に砕け散った。

 

「よし、怒りの火は倒したわ!」

「皆さんはどうなっているのでしょう……?」

 一方、こちらは妬みの水がいる場所。

 ファルコン、マルス、ロイ、アイク、ルフレ、デデデ、トゥーンリンク、スネーク、

 ロゼッタ、ダックハントが戦っていた。

「いけっ、チコ!」

「ぴぃー!」

 ロゼッタの声で、チコが妬みの水に体当たりする。

 チコは妬みの水の中央に吸い寄せられるように、妬みの水にクリーンヒットした。

「ばうばう!」

 ハントもダックと協力して妬みの水を攻撃する。

「はぁぁぁぁっ!」

「「ダブル・マーベラスコンビネーション!」」

 マルスとロイの連続攻撃、アイクの強烈な一撃が妬みの水を切り裂く。

 しかし、妬みの水はすぐにちぎれた身体を元に戻し体勢を整え直した。

 妬みの水の身体が青く光ると、水が蛇のようにうねりマルス、ロイ、アイクを打ち据えた。

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」」

「ぐぅっ!」

 当たる直前にシールドを張った事でダメージは抑えられたものの、

 衝撃で三人は吹っ飛ばされてしまった。

「大丈夫かい?」

「あぁ、何とか防げたよ」

「ちょっと身体は痛いけどね」

「問題ない」

「そうか。よし、ここは僕に任せて」

 そう言うと、ルフレは三人の前に出る。

「サンダー!」

 ルフレは、地面に向かって雷を放った。

 妬みの水は飛び上がって攻撃をかわすが、雷は跳ね返って妬みの水に命中した。

「ピカチュウの技を参考にして、自分でもこれが使えるかな、と思って試してみたんだ」

「ほぉ……」

「流石だゾイ」

 ルフレは知識だけでなく、理解力もかなり高かったようでアイクとデデデは感心する。

「って、感心するのはまた後にするゾイ! ワドルディ、足止めを頼むゾイ!」

 デデデはワドルディをけしかけて、妬みの水を足止めさせる。

 ワドルディはワニャワニャと鳴きながら妬みの水にしがみついている。

 その間にデデデはハンマーに力を溜め、勢いよくぶちかました。

 その衝撃でワドルディは吹っ飛んでいったが、妬みの水に大ダメージは与えられた。

「閃光弾だ!」

 スネークは閃光弾を投げつけ、妬みの水の動きを一瞬止める。

「てやぁっ! とぉっ!」

「はっ! ふっ!」

 その間にトゥーンリンクとファルコンの攻撃が妬みの水に命中する。

 妬みの水の身体が青く輝くと、大量の水弾がファルコン達を襲った。

 ファルコン達はシールドを張って何とかダメージを最小限に抑えたが、

 大きくよろめいてしまい隙ができてしまう。

「うわぁぁぁぁぁぁっ!」

 そこに妬みの水の容赦ない追撃が入り、大ダメージを受けた。

 

「随分と執念深いな」

「妬みの水と呼ばれているだけあるからな」

「ならばその執念をここで終わらせてやろう。ギャラクシースマッシュ!」

 ロゼッタは手からエネルギーを放出したが、妬みの水はそれを吸収した。

「私の力まで奪い取るとはな……」

「生半可な攻撃は通用しないという事か」

「それじゃあ、攻撃力が高いアイクとデデデが斬り込んで、僕達はサポートに回ろう」

「それがいいゾイ」

「ばうっ!」

 ルフレの指示で、アイクとデデデは妬みの水に突っ込んでそれぞれの武器で攻撃する。

 ダックとハントは二人に攻撃がいかないように注意を逸らす。

 ロゼッタも後方からチコで妬みの水を足止めした。

「トロン!」

「シールドブレイカー!」

「ドラゴンキラー!」

 ルフレ、マルス、ロイが、上手く防御の薄いところを狙って攻撃する。

 こうして防御が崩れたのを確認すると、アイクとデデデは頷いた。

「「フレイム・ジェットハンマー!!」」

 アイクの蒼炎を纏ったラグネルと、デデデの炎を纏ったハンマーが、

 動けなくなった妬みの水に命中した。

 それにより、妬みの水は小さな水弾となって弾け飛んでいった。

 

「世界は、必ず救ってみせる!」

「だからアスティマ、僕達を信じてくれ!」


 
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