No.96853

真・恋姫†無双 ~新たなる外史の始まり~第弐拾四幕

aianaianさん

長く更新してませんでしたが、弐拾四幕です
今日は、柏に行って来て欲しかったゲームを変えたので気分は最骨頂です!!
このままいい気分に合わせて生きたいと思います!!
では、どうぞ!

2009-09-23 00:26:33 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4935   閲覧ユーザー数:4144

真・恋姫†無双~新たなる外史の始まり~第弐拾四幕

 

 

 

 

 

 

撫子達の歓迎会から約二ヶ月、その間に俺達は成都を手に入れた

 

そこで、新たに三人仲間になった、厳顔、黄忠、魏延の三人だ

 

それぞれ、真名を桔梗、紫苑、焔耶と言う

 

そして、今俺達が居るのは蜀内の巴にいる

 

攻めて来た雪蓮達呉を迎え撃つため、出陣する為だ

 

 

樹「なぁ雪蓮?どうしても戦わなければ駄目か?」

 

目の前に立っている雪蓮にそう尋ねる

 

雪蓮「ええ、呉の栄光の為にも私達は勝ち続けなければならないの」

 

樹「・・・・そうか」

 

その言葉に、心を締め付けられる様な感覚が来る

 

樹「最後に、あの少しの間だけ家族になれていたことを今此処で祈るってのは駄目かな?」

 

雪蓮「そうね、これが最後になるかもしれないしね」

 

ポケットに入っていた筒を雪蓮に渡す

 

樹「其処に自分の血を入れてくれ」

 

徐に南海覇王を抜くと、刃を掌で握り引っ張った

 

ブシュッ!!

 

掌から流れる血を渡した筒に入れていく

 

筒は血で満たされる

 

顔をしかめながらもこう言った

 

雪蓮「これでいいかしら?」

 

樹「ああ」

 

こちらも刃を掌で握り引っ張る

 

ブシャッ!

 

筒に地をいれ、満たされるのを待つ

 

 

満たされた筒を雪蓮に渡す

 

雪蓮もそれに習いこっちに筒を渡してくる

 

それをお互いに持つ

 

樹「あの少しの間だけ、家族になれたことを祝おう・・・・・・・・乾杯」

 

雪蓮「乾杯」

 

筒同士をを軽くぶつけ、血を煽る様に飲む

 

ゴクッゴクッゴクッゴクッ

 

鉄の味がしたがそんなのは気にしない

 

全部飲み終わると、口の中がヌルヌルした感覚がする

 

樹「それじゃ、さよなら」

 

雪「さよなら」

 

お互い背をむき自陣に戻っていく

 

 

白夜陣営

 

愛紗「御主人様!!何をやっているんですか!!救護兵!!御主人様の治療を!」

 

陣地に戻ると愛紗が真っ先に駆けて来た

 

樹「いい、この傷はこの戦いが終わるまでこのままにしておく」

 

愛紗「何故このままにしておくのですか!!」

 

その言葉に、微笑しながら

 

樹「この傷は、雪連達とほんの少しの時間だけでも家族になれた事を祝った傷なんだ。

戦いが終わるまでは、治療はできないな」

 

そういって、天幕の外に出て、兵達の前に出る

 

 

呉陣営

 

蓮華「姉様!!一体何をやっているのです!!」

 

冥琳「そうだぞ雪蓮!お前は一体何をやっているんだ!!」

 

陣地に戻ってきたら、開口一番蓮華と冥琳が怒鳴ってきた

 

雪蓮「別にいいじゃないアレぐらい、それとこの傷はこの戦いが終わるまでこのままね」

 

笑いながら言う

 

祭「なぜ掌の傷をそのままにしておくのじゃ?」

 

祭が聞いてくる

 

雪蓮「だってこの傷は樹とほんの少しの時間だけでも家族になれた事を祝った傷なのよ。

だから戦いが終わるまで、治療はしない」

 

そういって、天幕の外に出て、兵達の前に出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹・雪蓮『聞け!!我等が勇敢なる白夜『呉』の精兵達よ!!』

 

樹・雪蓮『これより我等はこれまで戦ってきた戦いの中で、最大の決戦に臨む!!』

 

樹・雪蓮『恐れるものは引け!!悲しむものは引け!!殺すのが嫌なものは引け!!死を恐れるものは引け!!』

 

樹・雪蓮『この決戦において臆病者はいらん!!いるのは死を覚悟した者のみ!!!』

 

ここで一区切りつける

 

樹・雪蓮『これまで我が白夜『孫呉』につき従ってきてくれれてありがたく思う!!』

 

樹「この世を平和で皆が笑って暮らせる世にする為に!!!」

 

雪蓮「我らが孫呉の宿願を果たすために!!!」

 

樹・雪蓮『その力!!今一度我等に貸してくれ!!!』

 

樹・雪蓮『全軍、突撃!!!』

 

両兵士達『ウオォォオオォォオオォォォォォオォォオオオオォォオォォォォォォォォオオォオオオォオォオォ』

 

二人が放った大号令に兵達と将は、寸分の狂いなく同時に駆けて行く

 

両陣地にいた二人の王はこう思っていた

 

樹・雪蓮『争いなんて無く、平和に暮らせたら・・・・・・・』

 

願うのが難しい願いを思っていた

白夜SIDE

朱里「愛紗さん、鈴々さん、焔耶さん達は右翼を奥羽の陣でお願いします!!」

 

雛里「恋さん、思春さん、は左翼を鶴翼の陣で進んでください!!」

 

ねね「凪殿、沙和殿、真桜殿、桔梗殿、黄忠殿は中央をかく乱させるのです!!

 

???「あら?私の配置はどうなっているのでしょうか?」

 

後ろを向くと先月一週間前に出産したばかりの愛華が立っていた

 

樹「愛華!だめだ、安静にしてろ!!」

 

愛華「大丈夫ですよ樹様、母は強しと言うのを思い知らせてやりますから(フラ)」

 

よろけ倒れそうになる

 

間一髪それを受け止める

 

樹「ほら、お前はまだ大丈夫じゃないんだ!!だからゆっくりしてろ!!」

 

愛華「・・・・・・・・・判りました、樹様が其処まで言うのでしたらしょうがないですね」

 

腕の中から離れた愛華は、天幕の奥に戻っていった

 

樹「よしっ!!残りの凪!沙和!真桜!霞!撫子!沙耶!琥珀はそれぞれ支持があるまで待機!!」

 

全員『応!!!!』

 

樹「それじゃ俺も出るから」

 

朱里「へっ!ご主人様!!」

 

朱里が何か言ってるが、無視して戦場に躍り出ていく

 

呉SIDE

 

冥琳「祭殿!!明命達の隊はそれぞれ右翼左翼を頼む!!」

 

穏「蓮華様と亞沙さん達の隊は中央をお願いします~」

 

亞沙「小蓮様は危ないですので本陣にて待機していてください!!」

 

小蓮「ちょっと~!!なんでシャオだけ待機なのよ~!!私だって戦えるもん!!」

 

雪蓮「シャオ、我侭言っちゃ駄目よ、もし此処で私と蓮華が死んでしまったら誰が孫呉の血を受け継がせるの?

だから彼方だけは無事でいて頂戴」

 

少しの間だけ、沈黙が走る

 

小蓮「わかったわよ!!」

 

雪蓮は笑顔でうなずく

 

雪蓮「それじゃ私も出るわ」

 

冥琳「なっ!ちょっと雪蓮!!」

 

冥琳が止めるのも聞かず、戦場に躍り出ていく

 

 

二人の王は、共に中央を駆けて行く

え~。ここまで読んでいただき有難う御座います

 

時間軸が飛んでますが、其処のところは気にしないで下さい

 

後何話かやったら、赤壁の戦いに行きます

 

それまで楽しみにしていてください!!

 

では!!


 
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