No.962936

東方天変陽 第四話・二神の二人の使命

幻想郷の東方。
そこにある草原郷がが龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。

2018-08-08 10:32:12 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:225   閲覧ユーザー数:225

澪は静玉とノイが去るのを見ると、早速、変陽を相手取り用件を話す。

 

澪「さっき話したように、僕の名前は幼夢 澪、改めてよろしく。」

 

変陽「私は変陽だよ。よろしくね。」

 

澪「無礼講ね。それもいいわ。

さて、用件は頼み事よ。

水源郷の様子を見て欲しいのよ。

人じゃなくて・・・妖怪の目を気にしない空寝の様子をね。」

 

澪は一見すると、変陽より一回り小さい体をしている。

逆に変陽は体長もバストも立派に成長しきった体をしている。

 

続けて澪が発言する。

 

澪「水源郷は今、変化を続けているわ。何故なら、急速に幻想入りが進んでいるからよ?

その内、大変な事が起こる・・・いえ、起こすのよ。空寝が。」

 

変「その為に軍隊を集めているよね。確かに一理有るよ。」

 

澪「でも、その大変な事を小さくして阻止するのは君よ?変陽。」

 

変「そうなんだ。そんな事するのなら、当然、それじゃあ私と空寝が戦う事になっちゃうね。」

 

澪「私は君が喋ったそのままを(しゃべ)ろうとしたのよ。

驚いたわね、君は頭が回る方なのね。」

 

変「じゃあ、私と空寝は・・・。」

 

澪「宿敵同士って事になるわね。それで本当の用件っていうのが・・・・空寝の監視よ。」

 

変「私に出来る?」

 

澪「出来るわ。きっとね。」

 

変「じゃあ戻るね。水源郷にね・・・・・・。」

 

変陽は空寝の事を見に水源郷と幻想郷の(そら)の境界から、水源郷に帰ろうとする。

 

澪「一度見たら報告しに来てね!!」

 

遠くなって小さくなった澪を振り返る変陽は、水源郷へ背中から落ちる。

次の瞬間、雲を抜けもう水源郷の界面湖が変陽を出迎えるのだった。

 

そして、湖に向かって落ちて行く変陽・・・・。

 


 
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