No.962372

愛宕と高雄のルーレット

赤城まやさん

最近太ってしまい、ダイエットをする高雄と愛宕が提督に呼ばれて、なぜか新しい家に住むことに。
そこには机に置かれたルーレットがあって…
高雄と愛宕がぶくぶく太ります
ぜひ、ご覧ください!

2018-08-03 11:18:28 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:1821   閲覧ユーザー数:1820

「はぁ…最近太ってきちゃった…」

重巡高雄はそう言いながら自分のたぷんたぷんでだらしないお腹を鷲掴みする。

「そ、そう…?」

愛宕は高雄のお腹を触り、確認する

「ど、どう…?」

「少しふにふにする。」

「そ、そう…」

「で、でも、近頃はぽっちゃりな女の子がモテるし。」

愛宕は高雄を慰めるように話した。

 

季節が夏に近づくに連れて、高雄が食堂に来なくなった。

「あれ、愛宕さん。高雄さんは?」

赤城は不思議そうに聞いた。

「うーんそれが…ベットから出てこないのですよ…」

「そういえば、ここ最近あってませんね…」

「赤城さん。どうしたの。」

クールな加賀が無表情で赤城に話しかける

「あっ、加賀さん。高雄さんについて…」

「高雄さんがどうしたの。」

「ベットから出てこないって。」

「起き上がってこないの?」

加賀の頭の上には「?」のマークが浮かんでいる。

「と、とりあえず…いまはそっとしておきましょう。」

愛宕は大きな声で言った。それは風を切り裂くように。

 

(トントン)

「入るぜ。高雄姉さん」

摩耶が高雄型の部屋に入る

「どうしたんだ。高雄姉さん。らしくないな。」

「・・・」

「なんだ、話してみろ。」

「・・・」

「なんだ…無視か。」

「・・・」

「まあいい。好きにしてくれ。」

そういうと摩耶は膨れっ面で部屋を後にした。

「高雄ちゃーん…?」

愛宕は高雄を探した。

「もぉ、まだベットにいるの~」

高雄は持っている毛布をぎゅっと掴んだ。

「愛宕…愛宕…」

「どうしたの…?」

「もう、我慢の限界…」

高雄はお腹を鳴らした。

ぐぅぅぅぅぅ…!

「お、お腹空いたの…?」

「う、うん…」

「出てきたら、食べていいよ。」

「うん…」

高雄がベットから出てきて、制服に着替えた。

「さて、行きましょう。」

「う、うん…」

2人は食堂へ…

 

「あっ、高雄さんお久しぶりです。」

「久しぶりね、高雄さん」

一航戦の二人が話しかけてきた

「お久しぶりです。」

「席ついて、高雄ちゃん」

高雄は席についた。

「どうして、食堂に来なかったのですか?」

「だ、ダイエットです…」

高雄が恥ずかしがりながら話した

「・・・?」

「・・・?」

赤城と加賀は顔を見合わせた。

「えっと、その…」

「どうしたのです?赤城さん加賀さん」

「あの、ここの決まりってご存知ですか?」

「はい、知ってます」

「いえ、知りませんよね。」

赤城は少し強めな口調で話した

その後、愛宕は高雄のダイエットを手伝った

食事を終えると愛宕と高雄は呼び出された

「えっと…君たちかい。ここの決まりを破ったのは」

提督は呆れた顔で話す。

「は、はい…」

「まって、あたしは何も…」

愛宕が「ちょっと待った」みたいな顔で見てくる

「助長したよな。」

「えっ…」

「助けたよな。」

提督は少し怒った口調で話した

 

その後、決まりを破った2人は鎮守府の端っこにある部屋に住むことになった。

これも全部、提督の命令だった。

「ここが、新しいお家?」

「うーん…「特別室」って書いてあるけど…」

「一応、入ってみましょう。」

2人は「特別室」に入っていった

1ターン目

特別室は机と冷蔵庫、エアコンしかついていなかった

「なんかある、あれ?私たちの名前が書いてある」

愛宕がルーレットを見つける

「まわしてみようと。」

愛宕はルーレットを回した

ルーレットはすごいスピードで回ると、愛宕のところで止まった

「私のところで止まった… 次のルーレットは?」

愛宕は2つ目のルーレットを回した

+70のところで止まった

「んぐぅぅぅぅ!私の体が!私の体が!」

愛宕はルーレットから出たガスによって、体がぶよぶよに膨らんでしまった

「ど、どうしたの愛宕!」

「ふ、太っちゃった…」

急激に太ったせいか制服のボタンがはじけ飛んでしまった

高雄 62.5㎏→62.5㎏

愛宕 60.8㎏→130.8㎏

2ターン目

「じゃあ、高雄ちゃんお留守番頼むわね」

「はあい」

高雄は机の上に置いてあったルーレットを見つける

「これ、さっきの…愛宕ちゃんを太らせたルーレットね…」

「わ、私は回さない!回さないんだから!」

そういうと高雄はルーレットを机の上に置いた。

すると…

「あれ、勝手に回ってる…?」

2つのルーレットは2人というところと+55というところで止まった

「い、いやぁ…太るのはいやぁ…」

高雄の体はおしりを中心に膨らみ、洋ナシみたいな体型になってしまった

「こんな体…うぅ…」

高雄は自分のだらしない姿をみて、泣き出してしまった

 

高雄 62.5㎏→117.5㎏

愛宕 130.8㎏→185.8㎏

3ターン目

愛宕が肉を揺らして帰ってきた

「ふう…ふう…」

愛宕はいままで体感したことがない重さに耐えきれなくなってしまった。

「はあ…はあ…私…なんでこんなに…太ってるの…?」

歩くたび、ぶよぶよぶよぶよと揺れる。

「なにあれ…?」

そこには家にあったはずのルーレットがあった

「これって、高雄ちゃんのところになったら高雄ちゃんが太るのかな」

少し興味が湧いてきた愛宕はルーレットを回した

「あっ…」

ルーレットは「なし」とところで止まった。

「ま、まあこういうときもあるよね」

 

高雄 117.5kg

愛宕 185.8㎏

4ターン目

高雄は眠っていた

「ぐぅぅぅ…ぐぅぅぅ…ぐぅぅぅぅぅ…」

いびきをかき、少し太ったお腹を触る。少し気持ちいいようだ

(どんどん)

ドアのたたく音が聞こえる。

「ん…だあれ…?寝てるのに…」

高雄はドアを開けた

「よっ!北上様だよー」

「あら、北上ちゃん。いらっしゃい。」

「大井っちいないから遊びに来ちゃったー」

「入っていいわよ」

「本当に、ありがとう~」

北上は中に入ると、ルーレットを見つけた

「なにこれ、字が書いてある。なになに… 愛宕と高雄と2人となし…へえ。面白そうだね」

「それに触っちゃダメ!」

しかし北上はまわしてしまった

「えっ?」

北上は困惑した

ルーレットは「2人」と「+10」のところで止まった

「えーん…なんで回すのー」

高雄は泣きながら太っていった。

 

高雄 117.5㎏→127.5㎏

愛宕 185.8㎏→195.8㎏

5ターン目に入ると名前が増えた。

2人から4人に変わった。

「能代さんと千歳さん?」

「この子達のところに止まったら、この子達が太るってこと?」

愛宕は首をかしげる

「そうね…」

「2人とも、太ったわね…」

「うぅ…言わないで…」

 

人一倍体重を気にする高雄はそう言った

「一回、試してみようかしら。」

「これで、私と愛宕のところに止まったら、どうするの」

高雄は不安そうに見つめる

「おいしいものをおごる」

「意味ないじゃん。」

「じゃあ…出撃免除で」

「わかった。」

愛宕はルーレットを回した。

ルーレットはなしのところで止まった

「良かったわね。高雄ちゃん」

「そうね、太らなくてすんだわ。」

「私の服、破れちゃった…」

「私もきつきつよ…」

2人はお互いのお腹を揉んだ

 

高雄 127.5㎏

愛宕 195.8㎏

6ターン目

「ぐぅぅぅ…ぐぅぅぅ…!ぐりゅうぅぅぅぅ…!」

高雄のお腹の音が鳴り響く。

「そろそろ、お昼にする?」

「う、うん…」

「どこにしようかな」

「出前、頼まない?」

「い、いいけれど…」

すると勝手にルーレットが回りだした

「わ、私は触ってもないけど」

「いやだっ!太るのはいやだ!」

高雄がわめく

ルーレットは不幸にも「高雄」と「+80」のところに止まった

「いやぁ…太りたくない…太りたくないですぅぅぅ!」

そう言っても肉は増え続ける

ぶくぶく…ぶくぶく…

高雄は自分の肥え太ったお腹を揉みながら、落胆してしまった

「うぅ…ぐすん…」

 

 

高雄 127.5㎏→207.5kg

愛宕 195.8 kg→195.8㎏

7ターン目

遂に200㎏を超えた高雄は自分の体重が200㎏あることへのショックと重さで歩けなくなってしまった

「うぅ…このまま太り続けるのよ…だらしなくぶくぶくになるの」

「まあ、そう落ち込まないで高雄ちゃん」

「私、痩せれる?」

「それは、どうかわからないけど」

高雄は何かひらめいた

「この数値を-にすればいいんだ」

「えっ?」

「-にすれば痩せれる。」

「そ、そうかしら」

「+を-に修正するの。」

それが適用されたが、-のところが+になってしまった

「高雄ちゃん、回す?」

「うん、愛宕が回すと2人とも太っちゃう…」

そういうと高雄はルーレットを回した

ルーレットは4人のところに止まった。

「問題は数値よ…」

「そうね…」

ルーレットは-25に止まった。

「少し…痩せたわね。」

「そうね…」

「あれ、体に変化がないんだけど…」

(ドンドン)

「はあい」

高雄が少し上機嫌で返事をする

「お待たせしました。ダイエットカレーです」

能代がカレーを高雄に渡した

「ご注文は以上でしょうか」

「わ、私頼んでないけど…」

「で、でも高雄様って。」

「本当だ、書いてある…」

「では、失礼します。」

「ありがとう~」

 

「なにこれ。」

愛宕は不思議そうに首をかしげる

「これ、ダイエットカレー。」

「えっ、食べたい…」

「一緒に食べる?」

「うん」

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…むしゃむしゃ…

「美味しかった~」

 

高雄 207.5㎏→182.5㎏

愛宕 195.8㎏→170.8㎏

8ターン目

ルーレットが煙をあげた。

「愛宕、ルーレットが…」

「ワタシヲ…カエルナ…」

「えっ…」

「見て高雄!数値が2倍に…」

「でも、-の方が多いし…」

「+の方が多くなってるわよ。しかも-なんてないし」

「うそでしょ…」

高雄は膝をついた。

「フフッ…マワル…カッテニ…マワル…!」

ルーレットは回り、「愛宕」のところで止まった

「う、うそ…私…これ以上太ったら…」

「で、でも、現状維持があるから大丈夫よ」

2つ目のルーレットは「+70」のところで止まった

「70ってことは…140㎏太るの?」

「いや…いやあ…んっ…」

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…

「うぅ…ううぅ…おごっ…ぐぅぅぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅぅ…ぼよんぼよん…」

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…

愛宕の肥満化は凄まじいスピードで進行していった。

 

高雄 182.5㎏→182.5㎏

愛宕 170.8㎏→310.8㎏

9ターン目

少しずつ日が落ちてきた。

だが、ルーレットの暴走は止まらない…

「マダ…マダマワル…」

「やだ!やめて!」

高雄の声に耳を傾けることなく、ルーレットは凄まじいスピードで回る。

「うっぷ…げぇぇぇぇぷ…」

愛宕は300㎏を越したせいか、お腹の音やげっぷが大きくなっていき、重さで歩けなくなった。

ルーレットは4人から2人に戻っていった。

「今度はなしに止まりますように…」

高雄の願いが叶うことはなく、2人のところに止まった。

しかし…

2つ目のルーレットが現状維持のところで止まった…

「良かった…助かった…」

高雄は少し安心したのかそのまま床で眠ってしまった

 

高雄 182.5㎏

愛宕 310.8㎏

10ターン目

これが最終ターンになる。

デブという言葉で表すことができなくなるくらい太ってしまった愛宕とお相撲さん体型になってしまった高雄のもとに提督がやってきた

「て、提督どうしたのですか?」

高雄が首をかしげる

「実はこのルーレット、少し壊れてて。修理に出すんだ。」

「そ、そうですか。

「だから、もらっていくね。」

そういうと提督は古いルーレットを持っていき、新しいルーレットを机に置いた。

(これで…もっと太るなあ…楽しみだ)

提督は笑みを浮かべた

「あ、あれ…まだルーレットがある…」

「高雄ちゃーん。お腹空いたぁ~」

ぐりゅうぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅぅ…

愛宕のお腹がなる

「待ってて、はい。お菓子」

「ありがとう~」

「ん?この番号はなんだろう…」

高雄は「3」という番号に触れる

すると…

「3倍モード…開始します…」

ルーレットが話し出して、回り始めた

「えっ…ちょ、ちょっと!」

ルーレットは高雄のところに止まった

「う、うそ…」

ルーレットは「+55」のところに止まった

「55の3倍…つまり165㎏増加…!」

ルーレットが言った瞬間に肥満化ガスが噴き出てきた

「うぐぅ…!あっ…あっ…いやあ…!太りたくないの…!お願い止まって…!」

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…タプタプ…タプタプ…ぐぐぐ…びりびり…

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…

高雄は太り続けた… 

 

高雄 182.5kg→345.5kg

愛宕 310.8㎏→315.8㎏(お菓子食べたら太った)

2人はこの家に入居した頃の自分を比べる。

高雄は入居した頃と比べて約5.5倍、愛宕は約5.2倍太ってしまった

服はすでに破れ、着れなくなり、ご飯は5合、お菓子は7袋食べないと気が済まなくなってしまった。

「この頃はダイエットとか言ってたわね。」

高雄が愛宕に話しかける

「そうね、懐かしいわ」

「今じゃあ、ほぼ動けないもんね…」

「高雄ちゃん、もう少し、窓側に…」

「よいしょ…よいしょ…」

動くたび、全身が揺れる。

 

(ドンドン)

「お邪魔します」

鳥海が家に入ってきた

「あら、鳥海…」

「すごい、ですね…」

鳥海は300㎏を超えた2人を見て、驚いた

「何ですかこれ、ルーレット…?面白そうです。まわしてみよっと!」

「やめて、鳥海!」

「えいっ」

ルーレットは回り続ける…

ルーレットは高雄のところで止まった

「う…うそ…やだ…」

高雄は少し涙声で話した

ルーレットは「+60」のところで止まった

「60の3倍…180kg増量…」

「ひゃあ!」

ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぶくぶく…ぐうう…ぐぅぅぅぅぅ…ぐりゅうぅぅぅぅ…

高雄の体はさらに膨らんでいく

「鳥海…?」

「ひぃ!」

鳥海はルーレットを回したせいで太った肉塊のような高雄に体当たりではなくお腹アタックをくらってしまった…

その後、高雄と愛宕はさらにお菓子を食べ太っていった。それはまた別のお話で…

 

高雄 345.5㎏→525.5㎏

愛宕 315.8㎏→315.8㎏

 


 
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