No.937175

なんちゃって店長あやねんさんの日記ーメンズコーデ編ー

メンズ服とか知らないけど、DDONの自分のメンズポーンのコーディネートやってたのが役に立ったかも(*・∀・*)

2018-01-12 09:16:03 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:293   閲覧ユーザー数:293

○月△日

 

お客様の接客も落ち着き、ブティックをケン君に任せてワタシはある店へ向かう。

 

「店長さん、来てくれたんですね」

 

店に入ると店長であるタクミさんが笑顔で迎えてくれた。

 

彼はこの街にメンズ服店が無いことに目を付け、勢いでメンズ服店を建てたもののーー初めての事だらけでパニックになり、にっちもさっちも行かなくなっていた。

 

その時に居合わせたワタシが間に入り手伝ったのが縁で、今でも時々こうして手伝っている。

 

最近の様子を聞く限り、上手くいっているらしい。

 

因みに彼にメンズ服店の設立を勧めたのは、トモロウ叔父様だ。

 

もう何も言うまい。

 

タクミさんと話を終え、ワタシは店内で待ち合わせている人物を探す。

 

目的の人物を見つけ、ワタシは声をかける。

 

「店長さん、待ってました」

 

ウェーブがかった金髪の青年ーーロベールさん。

 

毎週日曜日、パン屋を開いている。

 

そのパンが美味しくて毎週買いに行く内に、親しくなった。

 

今日は『ワールドオブガールズモード』に着る服を見立てて欲しいとの事で、メンズ服店に来たのだ。

 

コーディネートの希望は『赤と白と青を使ったトリコロール』なコーデ。

 

彼と相談しながら、コーディネートを組み立てていく。

 

 

完成したコーデを着て貰うと、気に入ってくれたようでホッとした。

 

ロベールさんを見送った後、不意にワタシを呼ぶ声がして振り返る。

 

そこには人気モデルのAKIさんが居た。

 

何時もは誰かしら女の子を連れているが、今日は1人のようだ。

 

何か用か聞くと、ワタシにコーディネートを頼んできた。

 

どうやら彼も『ワールドオブガールズモード』に向けての服を買いに来たらしい。

 

コーディネートの希望を聞くと「とにかく目立つ服」とだけ返ってきた。

 

好きな柄や色等聞いても「店長の好きな物なら何でも」とだけしか返ってこない。

 

正直この人苦手だ。

 

とにかく目立つ服…

 

どやっ!

 

 

お疲れ様でした!

それではまた!

 

うん、確実に怒られるわ!

 

もうこれでもいいかなとは思うのだけれど…ワタシの信用がガタ落ちするので却下しよう。

 

再度コーディネートを組み直し、提案する。

 

気に入ってくれたようだ。

 

帰り際、お茶のお誘いを受けたが仕事があると言って断った。

 

彼にとってデートの誘い等は社交辞令に近いのだろうな。

 

そんな事を考えていると、肩を叩かれた。

 

「よう、順調そうじゃないか」

 

振り返った先には、ワタシの叔父ーートモロウが居た。

 

あれからどうしていたのか聞くと旅をしているらしく、ひょんなきっかけで今は有名編集長のナナさんのアシスタントをしているようだった。

 

「せっかくの機会だ。俺の服も見立ててくれよ」

 

急な提案に驚きつつ、ワタシは叔父に希望を聞く。

 

「仕事に着て行けるきっちりしたオシャレな服」と返ってきた。

 

少し悩みながら、コーディネートを組み立てていく。

 

「中々やるじゃないか」

 

及第点の返事を貰い、ワタシはホッとした。

 

店に戻ると、時刻は既に閉店時間になっていた。

 

閉店作業を済ませ、ワタシは自室に戻り暖かい珈琲を淹れ一息ついた。

 

 

『ワールドオブガールズモード』

 

 

どうせならめいっぱい楽しみたい。

 

そう思いながら、ワタシは寝支度を済ませベッドに入った。

 

 

→→

 

 

 

 

 


 
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