No.885996

真・恋姫この二人の冒険者に祝福を!第三話

アサシンさん

この首無し騎士とアンデットたちに救済を!

2016-12-30 08:08:33 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:996   閲覧ユーザー数:933

 

 

 

 

 

デュラハン「何故城に来ないのだぁ!?この人でなし共がぁああっ!!」

 

 

 

・・・・よし兄弟情報を把握した

 

奇遇だなブラザー。俺もだ

 

先ずアイツはダクネスの呪いが解けたとは気づいていない。それで自分達が攻め入って来ることを一人スタンバッっていたんだろう

 

悲しい事実だな

 

全くだ・・・・・・と成るともう一つ気になることがある。この状況をアクアとめぐみんが見逃すとでも?

 

よし状況を把握した。アイツ等は後で説教してやる

 

そう言って兄弟はめぐみんとアクアの頬を引っ張った。おお伸びてる伸びてる

 

白状した二人曰く

 

 

めぐみん「城への爆裂魔法を撃って以来・・・・・大きくて堅い物じゃないと満足できない体に///」

 

カズマ「モジモジするなぁ!大体お前!一発撃ったら倒れて動けなくなるだろう。と言う事は共犯者が」

 

アクア「ひゅひゅ~(鳴らない口笛&明後日の方向を見る)」

 

カズマ「お~ま~え~かー!?」

 

アクア「いひゃいひゃい!だってアイツの所為でまともなクエスト受けられないんだもん!」

 

 

予想以上にこの二人が関わっていた・・・・あの後も毎日欠かさずぶっ放していたとは。だが今日はまだ撃っていなかった?

 

何て思っているとデュラハンさんがヤバいオーラを噴出させて

 

 

デュラハン「聞けいっ。愚か者どもよ、我が名はベルディア。この俺が真に頭に来ているのはただ毎日の様に足しげく通い爆裂魔法を放ってくるそこの紅魔族の娘の事では無い。俺は生前、不当な理由で処刑され怨念によりモンスターと成る前は真っ当な騎士のつもりだった。その俺から言わせれば、仲間を庇って呪いを受けたあのクルセイダーを、騎士の鏡とも言えるあの者を見捨てる等と!・・・・・ん?」

 

 

デュラハン事ベルディアが不意に言葉とオーラを止めた。なぜなら

 

 

ダクネス「えっと、その・・・・騎士の鏡とまでは///」

 

 

普通に生きていて恥ずかしがっている鎧が重くて遅れてやってきたダクネスさんであらせられる

 

 

ディアベル「えっ?あっ?アレ?・・・・・アアアルゥェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッハァ!?」

 

 

気持ちはわかる

 

 

アクア「何々?アイツずぅ~っと城で私達が来るのをスタンバってたの?アッサリと私に呪いを解けれた事を知らずに?プークスクス♪うける~♪超うけるんですけど~♪」

 

ディアベル「おっおっおっ俺がその気になれば街の住人を皆殺しにすることだって・・・」

 

アクア「うっさい!ターンアンデット!」

 

 

問答無用と言わんばかりに退魔系統と思われるプリーストの魔法をベルディアに放った

 

 

ディアベル「ふんっ、聖属性等の弱点に魔王軍幹部が対策をしてないとでも?俺の武具は魔王様の御加護がぎゃぁああああああああああああああああああああああああ!!!?」

 

 

流石現役の女神様、魔王の加護をブチ抜かれてベルディアがゴロゴロとまるで体に付いた火を消す様に転げ回っている。ついでに乗っていた首無しの軍馬が浄化されてしまった

 

 

アクア「ねぇカズマ、カズト。変よ効いていなわ!」

 

カズマ「いや聞いてると思うぞ。ぎゃぁって叫んでたし」

 

カズト「ああ、魔王の加護とやらも普通に貫通しているっぽいぞ?転げ回っているし」

 

ディアベル「ククククッ・・・!我が名はベルディア。魔王軍の幹部が一人、駆け出しの街に居る新米プリースト如きにやられは・・・・・しないのだが。なぁお前本当はレベル幾つなのだ?そもそも本当に駆け出しなのか?駆け出しの冒険者が集まる街なのだろうここは?」

 

 

女神様です、それも良くあるアンタ等アンデット系にとっての弱点とされる水の

 

 

ディアベル「まぁいい、元々こちらへ来たのはこの街に強い光が落ちて来たと騒ぐウチの占い師たちが言う者だから魔王様の命を受けて来たのだが・・・・・面倒だな、この街ごと無くしてしまえばいいか」

 

カズマ・カズト「「なんと言うジャイアニズム。AUOでもそこまでやらないぞ」」

 

ディアベル「喧しい!いきなりボスである俺を相手にする前にコイツ等と遊んでもらおうか」

 

 

立ち上がり片手を横へ振ると

 

ベルディアの周囲の地面から瘴気のような物が溢れその中からヤツが率いるアンデットの死兵が出て来た

 

アンデットナイト、普通のゾンビやグールなんて目じゃないアンデットの中でも上位の存在だ

 

さて何故アンデットが厄介かと言うと主に以下のような事が理由である

 

一つ、痛みを感じない

一つ、生前以上の怪力を発揮する

一つ、聖属性、アクアの行ったターンアンデットや聖水等でないと確実に仕留めるのは駆け出しには難しい

一つ、魔法や物理攻撃で行動不可能なほど残っている肉体骨格を破壊するしかない

 

等々である、その中でも鎧を着こんで武器を装備している戦闘経験豊富なナイトタイプは厄介だ・・・・そう本来ならば

 

 

アクア「本当に生意気ね!セイクリットターンアンデット!」

 

ベルディア「ひぃあぁああああああああああああああ!?あっはぁぁぁっ!?目がぁっはん!?目がぁぁぁ!?」ロゴロゴロゴ・・・・・!

 

アクア「どっどうしようカズマ!カズト!やっぱりアイツ変よ、私の魔法が効いてない!?」

 

カズマ「ひぁあああって叫んでたから凄い効いてると思うぞ?」

 

カズト「自分と兄弟が言える事ではないが・・・・・・不意打ちでアレは凶悪過ぎるだろう」

 

ベルディア「・・・・クハッ!?えええい最早我慢の限界だ!アンデットナイト達よ!街の住人を。皆殺しにしろ」

 

 

 

自分達の上位存在であるデュラハンのベルディアの命を受けアンデットナイト達がこちらへ突っ込んで来るってコレは多過ぎる

 

 

戦士風の男性「うわぁっ!プリーストを呼べぇ!」

 

魔法使い風の女性「誰かエリス教の所に行って聖水ありったけ持って来て!」

 

 

コイツ等を街に入れるわけにはいかない・・・仕方がない

 

 

カズト「兄弟、自分はヤツ等の先槍を挫く。皆の指揮は任せ・・・・ん?」

 

ベルディア「クハハハッハッハッハ・・・・ん?」

 

戦士風の男性「ん?」

魔法使い風の女性「ん?」

 

街の冒険者達『『『『『ん?』』』』』

 

アクア「ん?・・・え”?あああああああああああああああああ!!?」

 

 

アンデットナイト達は街へ向かわず先陣を切った自分も素通りしアクアを追いかけている

 

 

カズト「兄弟、コレは」

 

カズマ「あ~、アンデットたちは本能的に女神に救いを求めてるんじゃね?」

 

カズト「なるほど」

 

アクア「わぁあああああああ!どうして!?ねぇどうしてこっちに来るの!?私日頃の行いはいい方なのに!特に今日はいっぱいがんばったのに!?」

 

ダクネス「ああズルい!私だって日頃の行いは本当にいいはずなのに!?」

 

カズト「兄弟何か聞こえたか?」

 

カズマ「何も、おいめぐみん!アクアを追っているあいつ等に爆裂魔法撃ち込めるか?」

 

めぐみん「ああも纏まりが無いと難しいですねってコッチに来ましたよー!?」

 

アクア「ああああああああ!カズマさ~ん!おかあさ~ん!」

 

カズマ「あああああ!?こっち来るなぁ~!」

 

カズト「誰がかあさんだぁ~!?」

 

 

 

自分と兄弟はアクアとアクアを追いかけてくるアンデットナイトの集団に追い駆けられる

 

兄弟がめぐみんに小高い丘で何時でも爆裂できるよう待機しているように言って

 

自分と兄弟はアクアを左右でつかんで持ち

 

真っ直ぐに突っ立っているベルディアの元へ全力疾走し

 

 

ベルディア「ふぁっ!?」

 

アクア「ああああああああああああああ!!?」

 

 

自分と兄弟は鏡合わせの様に急停止し、持っていたアクアをベルディアの頭上へブン投げた

 

投げた後はアクアを見上げて唖然としているベルディアの横を素通りし、アクアを受け取り

 

ベルディアにアンデットナイト達が激突する所で

 

 

カズマ「めぐみん!今だぁ!」

 

めぐみん「コレは最高のシチュエーションです!感謝します!深く感謝しますよカズマ!カズト!我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操る者!魔王軍幹部ベルディア!今こそこの一撃を喰らうがいいです!エクスプロージョンッ!」

 

 

激突して何故か渋滞が起きて一か所に纏まっていた所へ紅の閃光が突き刺さり

 

 

ベルディア「プギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

 

爆裂した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆心地から離れているアクセルの外壁まで熱を伴った爆風が叩きつけられる

 

この場に居る冒険者達の誰も彼もが言葉も出ず爆心地を凝視している

 

 

 

めぐみん「クックック♪我が爆裂魔法の威力を目の当たりにして声も出ないようですね。ふわぁぁぁ。口上といいこの爽快感と言い。凄く、気持ち良かったです・・・・あぅ」ぱたり

 

カズマ「おんぶはいるか~?」

 

めぐみん「お、おねがいしまぁ~す」

 

冒険者達『『『『『・・・・・うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!?』』』』』

 

冒険者「うぉおおお!頭のおかしな子がやってくれたぁ!」

 

冒険者「やった!頭のおかしい紅魔族の娘がやりやがった!」

 

冒険者「名前と頭がおかしいだけで、やる時はやるじゃねぇか!」

 

冒険者「見直したぜ!頭のおかしな子!」

 

 

めぐみん「・・・・・スイマセン、あの人達の顔憶えといてください後で挨拶(爆裂)しに行きます」

 

 

 

魔力切れではあるがめぐみんは元気っぽいな・・・・・・アンデットナイトの集団を一撃で爆殺とか洒落に成らん

 

之がネタ魔法?マジで冗談は休み休み言って欲しい。魔王軍との最前線らしい王都で上手く運用すれば敵さんマジ泣き必須だろこれ

 

爆心地には直撃を受けたのに五体満足なベルディア以外、アンデットナイト達が身に付けていたはずの装備の欠片も残っていない。ナニこの戦術どころか戦略級の魔法?バカなの?死ぬの?爆死するの?

 

ベルディアは何故かテンション上げて首無し軍馬に乗せていた青い水晶?っぽい大剣を肩に担いで。自分の首を脇に抱えて前に一歩。どうやら配下を倒したから今度は自分の出番と言う事らしい

 

自分はアクアの手を引いて街の方へ戻っていると冒険者の中から腕利きと思われるのが六人ほどベルディアに向かって行った、囲めば隙が出るだのなんだのと言っている・・・・バカが

 

それに気づいたのだろう兄弟も完璧にフラグを建てたバカ達に行くなと言っているが聞く耳持たない

 

そして、始まった

 

ベルディアが兜に包まれている頭部を空に投擲し、それを合図に囲んでいる冒険者達の攻撃を全て受け流し回避した後、身の丈に迫る大剣を両手持ち。円を描く様に横一線・・・・・囲んでいた冒険者達は倒れ落ちて来た兜を片手で取った。なるほど、デュラハンならではの戦術だ。洒落に成って無い

 

皆が固まっている中、アクアは倒れた冒険者達の元へ行き死体をぺたぺたと・・・うん問題なさそうだ、問題は

 

 

 

カズト「こっちだな」

 

ベルディア「ぬぅんっ!?」

 

 

自分は組み立て式の槍を両手に持ちベルディアへ強襲する

 

 

カズト「ウチの聖騎士は下手すりゃ止まっているヤツ相手でも外してしまう、故に自分が相手に成ろう元騎士よ」

 

ベルディア「全く此処は本当に駆け出し冒険者の街なのだよな?貴様の技量は十分・・・・だが惜しむらくは武具が見合わない!」

 

カズト「っと、まぁそこはしょうがない、て欠けてやがる」

 

 

たった一合で槍先に成っている片手剣の刃が欠けてしまった

 

 

カズト「これソコソコに良い物をベースに紙一枚分以上に薄くではあるがアダマンタイトでコーティングしてあったんだが。業物を持った達人とか洒落に成らん」

 

ベルディア「二槍使い、名は?」

 

カズト「ホンゴウカズト、サトウカズマ率いる廃スペックパーティー副長。サブリーダーをやっているただの冒険者だ」

 

ベルディア「魔王軍幹部デュラハンのベルディア」

 

 

互いに名乗りを上げ、互いの間に風が流れた瞬間動き出した

 

此方は片手でも扱える片手槍の二刀流。相手は片手でも軽装甲車とか普通に両断出来ちゃいそうな大剣

 

・・・・・・ヤヴァイ、武器の性能が悲しいくらいに違いすぎる!?

 

スキルで上乗せしてもやはり弾かれるしいなされる。ついで言うと武器の消耗ががががが

 

だけど下手にダクネスに前衛を務められると・・・・って?アレ?ダクネスが静か過ぎる・・・どういう事だ?

 

 

ダクネス「はぁ!・・・はぁ!コレは寝〇られ!?〇取られなのか!!?皆の仇を!いやそれよりも出遅れ・・・・・ああどうしよう!?そもそも攻撃が・・・・・そもそもクルセイダーである私が出遅れたのが原因・・・・・やはり『ピー!』られた!?」

 

カズト「ウチの駄目セイダーがすみません」

 

ベルディア「・・・貴公も苦労しているのだな」

 

 

敵に同情されてしまった。ホントいい加減にしろよこの世界!

 

気を取り直して、お互いに武器を構えると。自分とベルディアを見ていた冒険者の一人が

 

 

冒険者「カズマん所の常識!倒す必要はねぇ!さっきの放送を聞いてすぐにこの街の切り札がやって来る!」

 

冒険者「そうよ!アンタなんかミツルギさんが来たら一撃で斬られちゃうんだから!」

 

 

 

・・・何ですと?

 

自分はめぐみんを避難させて様子をうかがいつつダクネスを止めていた兄弟とアイコンタクトを取る

 

魔剣は

 

売った

 

でぇすよねぇええええ!!!

 

どうしよう?ねぇどうしようブラザー!?

 

落ち着け、時間だけは稼いでやる。その間に打開策を練れ、兄弟は得意だろう?初見の相手の弱点を一撃で見抜くの

 

自分は槍よりも小回りが利く二刀流に戻し切りかかる、だがさすがは元騎士。攻撃の受け流し方や防御の仕方が兎に角上手い

 

所々で籠手に内蔵してあるスリングショット(ぱちんこ)やクロスボウを撃ち込むも

 

 

ベルディア「どうした?剣戟を止め飛び道具を扱い始めたとは。手が尽きたか」

 

カズト「最弱職だからな!これだけ時間稼ぎできれば上等だろう!なぁ兄弟!」

 

カズマ「クリエイト・ウォーター!」

 

 

返答代わりに、自分の直ぐ側を魔法で生み出された水がベルディアに向かい。それを向けられたベルディアがかなり慌てて飛び退いた

 

 

ベルディア「きっ貴様!いきなり何をする?!」

 

カズマ「水だぁああああああああ!」

 

魔法使い風の冒険者達(女性多し)『『『『『クリエイト・ウォーター!』』』』』

 

ベルディア「ちょっ、このっ、あっ、あぶなっ!」

 

カズト「自分が居る事を忘れてるんじゃない」

 

ベルディア「ちょぉ!?その剣水浸しなんですけど!」

 

カズト「ワザとだ」

 

ベルディア「ですよねぇ!」

 

 

剣の柄頭を合わせそれに飛んでくるクリエイト・ウォーターを纏わせ切りかかる

 

之にはとにかくかなり余裕を持って回避をしている・・・・不味いな。このままでは冒険者達の魔力が尽きる、自分?両手に武器持ってるから初級魔法が出せない・・・・今度から籠手と同一化するためのオプション付けとこう、イヤ作ろう

 

何て思っているといつの間にかクリエイト・ウォーターを撃つのを止め。ダクネスを羽交い絞めで止めていた、そんな兄弟に話しかけて何故か泣かされていたアクアが・・・アクアが・・・ヤッヴァイ

 

 

アクア『この世に存在する全ての眷属よ、水の女神。アクアが命ずる』

 

ベルディア「いかん!・・・ん?」

カズト「ヤバい!・・・ん?」

 

 

不味過ぎる気配に戦う事を放棄し逃げようとしたら。何故かお互いに足を掴まれたような

 

 

ベルディア「はっ離さんかこのド変態騎士がぁ!」

 

カズト「て言うか何故自分も?なんでねぇなんで?!」

 

ダクネス「なんと言う罵倒///カズトは私のプrゲフンゲフン!・・・・・クルセイダーの仕事を奪ったから道連れだ」

 

カズト「アホかぁあああああああああああ!?」

 

アクア『セイクリッド・クリエイト・ウォーター!』

 

 

 

あっ、アカン

 

自分とベルディア。後ダクネスの直上からダムが決壊したのでは?って言うくらいの聖水が・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと。アクセルの街を囲む外壁の一部が崩壊し。辺り一面水浸しになり、ついでに木々が流されていた

 

・・・ナニこの洪水被害?水の女神怒らせると地域関係なく大洪水に会うの?水難?何ソレ美味しいの?

 

しかもこれ全部聖水と同じ作用・・・・ってコレだけ喰らって何アイツ生きてんの?!

 

 

ベルディア「コハァッ!?バカなのか貴様等は。大馬鹿なのか貴様等ぁ!二槍もとい二刀使いが不憫でならんわぁ!!」

 

 

・・・敵に超不憫に思われる自分って・・・・・俺はorz

 

 

アクア「チャンスよカズマ!」

 

カズマ「うばぁっ!?はぁ死ぬかと思った・・・が!今度こそお前の武器を奪ってやる」

 

ベルディア「貴様等低レベルの駆け出し如きに俺の武器を取らせはせんわ!」

 

 

どうやら自分が戦っている間にスティールを何度も行っていたようだ

 

 

カズマ「フリーズ!」

 

ベルディア「グゥ?!ぬかった!」

 

 

っと思ったらまずは脚を奪いに来た!?

 

ベルディアの金属鎧に足元の水を利用して氷漬けにして改めて

 

 

カズマ「スティール!」

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

ベルディア「あっ・・・・あのぅ?」

 

カズマ「・・・・(ニィィィ♪)」

 

 

スティールは成功したようだ。ベルディアの兜を取った

 

 

カズマ「お~い皆ぁー!サッカーしようぜ~」

 

冒険者「サッカー?」

 

カズマ「サッカーって言うのは!」ガツン♪

 

ベルディアヘッド「ゴワァ?!」

 

カズマ「手を使わずに足だけでボールをける遊びだよー!」

 

冒険者達『『『『『ヒャアアアッヤアアアアアアッハアアアアアア♪』』』』』

 

ベルディア『キャァアアアアアアアアアア!!?』

 

 

 

この異世界に新たな遊びが生まれた

 

冒険者達の間からベルディアの物と思われる声が聞こえて来るが無視の方向で

 

自分は突っ立っているだけで固まっているベルディアの本体から大剣を拝借し回収する。さすがに鎧やマントには手を付けない

 

冒険者達がひとしきり楽しんだ後。何処からともなく飛んで来た杖を構え、アクアによる全力の浄化魔法をベルディアボディに掛け。最後の一蹴りでその中にベルディアヘッドをゴール

 

 

ベルディア「んなぁ!ちょっとまt・・・・ハァァァァンッ!?」

 

 

アクアの杖に付いている花がパァァと開きセイクリッド・ターンアンデットにより一発で浄化されてしまった・・・・さすがアクア、水の女神は伊達じゃない

 

ベルディアを見送った後ダクネスが祈りをささげていた。すると水に浮かんで流れて来ためぐみんがどうしたのですかと聞くと

 

曰く、怨念でモンスターに成る程の恨みを持った元騎士への祈りと

 

曰く、腕相撲で負けた腹いせに鎧の下は筋肉ムキムキだと言いふらしたヤツだとか。良ければその剣で俺を仰いでくれ。当たってもいいが当てられるのならなと茶化したヤツだとか。何でアンタはモンスターの群れに突っ込んで行くんだと泣き叫んだヤツだとか

 

やられた冒険者の中に居たようだ。この後の展開は予想出来た

 

そのやられた三人がダクネスの元へ来て謝っていた

 

死んだと思った一度は酒を飲み交わしたかったなと言った後にアクアが蘇生した三人が・・・・・・カズマが超弄る宣言している

 

ある意味?犠牲者も出ずに緊急クエストを完了させた

 

その後、ギルドへ向かうと今日参加した冒険者達で席が埋まりウチのパーティメンバーもめぐみんを覗いて飲んでいた

 

其処へルナがやって来た

 

 

ルナ「パーティリーダー、サトウカズマ様、並びにサブリーダーのホンゴウカズト様のパーティには魔王軍幹部、デュラハンのベルディア討伐の報酬として三億エリスを差し上げます」

 

 

一拍置いてギルド内はお祭り騒ぎに。彼方此方から奢れとか聞こえて来るが

 

 

カズマ「集合」

 

 

円陣

 

 

カズマ「大金が入った以上、危険な冒険者生活からはおさらばだ!馬小屋を出払ってこの金でいい加減ちゃんとした拠点と言うか家が欲しい!」

 

 

之にダクネスやめぐみん、アクアがアレコレ文句を言う中。自分は今なお側に居るルナへ歩み寄った

 

 

カズト「それだけじゃぁないですよね」

 

ルナ「・・・はい。コレを」

 

 

ルナから手渡されたのは小切手・・・では無く借金である

 

今回のベルディアの懸賞金が三億エリス。アクアの洪水で軽く全壊しかけた外壁の御代が三億と五千万エリス・・・・・アレ?

 

後ろから覗き込んでいたメンバーの内、逃げようとしためぐみんとアクアの襟首を掴んで猫みたいに持ち上げた兄弟とダクネスが二人とぎゃぁぎゃぁ騒ぎ、先ほどまで騒ぎ立てていたギルド内の冒険者達が静まり蹴る中、自分はルナに気になる事をヒッソリと聞いた

 

 

カズト「あそこで少しバイトしてましたけど。あの被害でこれっポッチな訳ありませんよね?」

 

ルナ「とある方が、街を救った人に全額負担させるのはさすがに忍びないと言う事で一部だけでいいから負担して欲しいと」

 

カズト「・・・・・ちなみに全額でしたら?」

 

ルナ「軽く二十億エリス程」

 

カズト「その方には深く感謝を」

 

 

 

こうして自分達は目出度く借金パーティに昇格した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史に続きを!

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

原作やアニメとは違いダクネスが役立たずwwwむしろアクア並みに足を引っ張る展開に・・・何故!?

 

作者的には結構好きなキャラクターなんですがカズトが加わった為かこのような事に。それと予想よりヤッパリ長いです

 

今回でベルディアまでの原作第一巻分は書き終えました・・・たった数話で、どれだけ書いたんですか私

 

次回からは真のヒロインの一人と。アニメ化されなかった作者の好きなエピソードが幾つか

 

他にも書き所が満載なのが・・・待っていたorz

 

 

 

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫この二人の冒険者に祝福を! 第四話

 

       この将軍様と激闘を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

この二人の冒険者に祝福を!

 


 
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