No.871524

CSG46+α

ツナまんさん

恋姫でネタに詰まったから新作だ〜(白目)

2016-09-28 17:28:54 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1410   閲覧ユーザー数:1386

 

CSG46+αプロローグ

 

 

20XX年 一月一日

約300年振りといわれている元旦の皆既日蝕に世間が沸いていたこの日、およそ世間の浮かれた空気とはかけはなれた空気の中で二人の男が対峙していた。

 

「粗茶で悪いが…」

「いえいえ、お気になさらずに」

 

眼鏡を掛けた男にお茶を差し出し、その正面に座して自分で淹れたお茶を一口含む。

 

「で、どういう用件か話しを聞こうか?俺の聞いてた話しじゃお前等は、『否定派』ってやつで、漢女共とは敵対関係って聞いてたんだが?」

「ええ、その認識で間違いありませんよ」

「なら、何でその『否定派』が俺に『外史』に行けなんて言うのか。その説明してもらおうか?」

 

『外史』は史実を基にしたIfのした世界。有り体にいえばパラレルワールドの様なもの。そしてこの俺こと橘竜胆(たちばなりんどう)もそこに属しているといってもいい。そしてこの男、于吉ははその『外史』の存在を否定する側の人物だ。

その二人が、やって来るなり「外史にとんでほしい」と言ってきたのだ。

 

「その前に、今日の日蝕はご存じですか?」

「ああ、一応な。それが何か関係あんのか?」

「ええ。我々が新たな外史を確認したのが丁度その頃。しかし、どうやらただの外史とは違う様なので」

「違うってのはどういう風にだ?」

 

湯呑みに残ったお茶を飲み干し、新しくそそぎながら俺は尋ねる。

 

「本来、我々のいう貴方がいる外史は史実を基にしていますが正史の未来には大きな影響はありません。その事は貴方も理解はしているでしょう?」

「まあな。こっちじゃ親父達、天の御遣いなんてのは一切出てこないしな」

「つまり、そういうことです」

 

そう言って、于吉は茶を手に取る。

よく分からないが、つまり、面倒な場所だという事だけはよく分かった。

 

「一応聞くが、もし外史ならその起点となった奴がいるって事なんだよな?」

「ええ、一応それらしい人物がいます」

「ならまずはそいつに会ってみるか。場所と時代は分かってるのか?」

「300年前の江戸時代ということくらいしか分かってはいません」

「江戸か…」

 

ならそれらしい格好の方がいいかもしれない。しかし、300年前とは今回の日蝕といい偶然か?それとも…何にせよ行ってみれば全て分かる。

 

「となると、刀が要るな」

 

流石に氣やら何やらで好き勝手する訳にもいかないだろう。郷に入れば郷に従えというやつだ。

 

「なら、報酬の前払いには丁度良いですね。これを…」

 

于吉に渡されたのは一振りの太刀。その刀身を僅かに覗かせてすぐに気付く。

 

「こんなモンどっから持ってきた?」

「貴方様に用意してみたんです。といっても模造品ではなく正真正銘の本物です。まあ、外史ではですけどね」

 

スルリと刀身を鞘から抜くと淡く黒い刀身に柄からは竜の頭が覗いている。

小竜景光(こりゅうかげみつ)』またの名を『覗き竜景光』とも呼ばれる名刀。本来は黒刀では無いのだが。その辺が外史物って事なんだろう。

しかし…

 

「恐ろしく馴染むな」

「それはもう、貴方専用に新調してありますから鞘も柄も鍔も」

「…お前気持ち悪いって言われた事無いか?」

「左慈にはよく言われますよ。彼はツンデレですからね」

(絶対本気で言ってるぞそれ)

 

とにかく、準備は出来た。

 

「じゃ、頼む」

「ええ、ではよろしくお願いします」

 

その声を最後に視界が暗くなる。それと同時に外史へ行く時の独特の浮遊感に包まれる。

 

これは、史実を変えない為に歴史を変える外史譚

 

 

ツナ「半年以上空いていて、正直すまんかった」

白雪「…新作。しかも竜胆使い回し」

ツナ「仕方無いんだよ。そもそも竜胆は戦国にぶち込む予定だったのに戦国恋姫が起動できなかったから、リリカルにぶち込んだけど何かしっくりこない感がね」

白雪「…未完の作品が増える一方だし。でも何で江戸時代?」

ツナ「友達に勧められたゲームが面白かったんだ。という事で、元ネタは『inre』様の

『ChuSinGura46+1』です。ちなみに本編のプロローグは端折りました」

白雪「…さらっととんでもない事を。そして戦力差が凄いし(大体竜胆のせい)」

ツナ「後、なんだかんだで外史が絡みやすいかなと。基本、竜胆が絡んでる以外は多分通常通りに進める筈」

白雪「…既に不安だし。ちなみに竜胆の太刀は?」

ツナ「備前国長船派景光の作品との事です。刀身に倶利伽羅竜の飾り彫りが施してあった物を擦り上げという刀の全長を短くする加工をしたところ飾り彫りが殆ど隠れてしまい頭だけが柄から覗いている様に見える事から覗き竜と呼ばれる様になったとか。ちなみ国宝です(流石Wikiさん)」

白雪「…無駄にしっかり調べてるし」

ツナ「まあね。この後はとりあえず竜胆のキャラ紹介をしときます。追加とか詳細な設定は出してなかったしね」

 

ツナ「では、また次回!」

 

キャラ紹介

 

橘 竜胆

 

武器:太刀《小竜景光・黒刀仕様》

戦闘スタイル:橘式居合抜刀術、我流剣術、槍術(星仕込み)、氣功、体術(漢女流込み)

 

とある三国志外史の出身。父親は御遣いの一人、橘和輝、母親は星。異母兄弟の姉二人と兄と妹三人がいる。華佗の下で医術を学んでいた事もあり、その時に漢女流を習得している。好物はメンマ。かなりチートがかっているが親に対しては頭が上がらず、そのせいか星に巻き込まれる形で『華蝶仮面超一号(スーパー1)をさせられている。

 

 
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