ペディ スペア・ラボラトリの2階にあるスペア家の居住スペース。
マオ・スペア、長岡シラセ、セルマ・ピュローネの3人がお菓子を食べながら雑談中。
「でさぁ、それで木陰にいなりぼっこ(※きつねまんじゅうのこと)が群がってきてね」
「うんうん」
「ちょっと触ってみたらふかふかして気持ちいいのよ!」
と、何気ない会話を繰り広げるセルマ。
「そりゃまぁ…全身毛玉みたいなもんだからね。いなりぼっこって」
「で、触り心地はどんな感じだったのセルマ?」
「んー、一言でいうとね」
次の瞬間、セルマの口からあの単語が飛び出す!
「海胆水母ってとこかなぁ?w」
「え、ちょ、セルマ」
動揺するマオ。
「ちょっと待て!だからその海胆水母ってのはなんなんだよ!」
お約束のボケに、思わず裏人格に切り替わってツッコミを入れるシラセ。すると…。
「…そう言うだろうと思って持ってきたぞ!海胆水母!!」
いきなり床の羽目板が外れたかと思うと、何やらオレンジ色の物体が入った瓶をもってライザ・ヴァンガードが現れた!
「…え、いや、ライザさん」
「…ん?何かな?」
「その瓶は何ですか」
「いや、海胆水母」
…ライザに代わって説明しよう。
海胆水母とは短冊状に切ったクラゲを磨り潰した塩ウニと和えた珍味のことである。
ウニの獲れる地域では土産物として売られており、一部の食通からは「日本酒によく合う」と言われているとかいないとか。
「…本物の海胆水母出ちゃったね」
「出ちゃったわね…」
「ところでライザさん、なんでここに?」
「フッ…また迷ってしまったようだ」
オチはない!
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海胆水母は実在するんです。するんですよペディさん。
でも俺、海胆嫌いなんだよ…水母は食うのに。
■出演
セルマ:http://www.tinami.com/view/777619
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