No.83014

異常者の強がり

オリジナルの詩


異常者の常識≠一般的な常識

2009-07-07 20:40:51 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:406   閲覧ユーザー数:391

 

強がって

 

笑ってみた

 

歪な頬

 

儚げな色

 

 

差し伸べられた

 

あなたの手に

 

触れる事さえできなくて

 

臆病者と罵って

 

また微笑んで

 

一人で立ちあがった

 

 

永遠なんてないと

 

自分に言い聞かせ

 

冷めた感情を

 

普通にするために

 

努力する日々

 

 

夜は怖かった

 

闇から差し伸べられる手に

 

いつか呑まれそうで

 

夢は覚めずに

 

現実が終わりそうで

 

 

いつも独り

 

枕ぬらして

 

縋りたい

 

縋れない

 

 

裏切りが怖くて

 

信じるのをやめた日

 

信じたくて仕方がないの

 

この表情、壊して

 

全てをさらけ出してみたい

 

ああ、拒絶

 

そんな目で見ないで

 

 

私を可哀想だと

 

哀れみで見ないで

 

普通が欲しかったの

 

異常はもう不要

 

生きるための目的

 

 

いつから

 

周りが異常になって

 

私が普通になれたのだろう

 

 

 

異常者の強がり

 

 

(だって世界は恐ろしいもの)

 


 
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