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No.82192

2009-07-02 22:58:20 投稿

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アンドレカンドレさん

真・恋姫無双~魏・外史伝22

 投稿が遅くなりました、アンドレカンドレです。昨日のうちに投稿しようと思ったのですが、始めに書いた戦闘シーン、内容が濃いものだったので、ここではふさわしくないと思い・・・全てカット!別の所で使う事にしました。
 さて・・・、前回は露仁が倒れた所で終わりました。今回はそのシーンから続きが書かれています。一刀君の運命は・・・?!露仁の運命は・・・?!
 では、第十章~その心のままに・後編~をどうぞ!
 

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第十章~その心のままに・後編~

 

 

 

   ジュシュゥウウッ!!!!

  「・・・ッ!?!?」

  露仁の体から・・・天に向かって凄い勢いでおびただしい量の鮮血が飛び出す・・・。

 そして、その体は・・・足元から崩れさるように・・・、力尽きるように・・・・、

 全ての糸が切れた人形のように・・・、倒れた・・・。

  「・・・うああああああああぁあぁあぁぁぁぁぁぁっぁあぁあああ!!!!!!」

  そして、俺の叫びが、この林の中を駆け抜けていった。

  「ろ、露仁・・・!」

  力が入らない体をどうにか動かさそうと立ち上がるが、そのまま地面にへばりつくような体勢になる。

 それでも、露仁の元に行こうと体全身を使い、みみずのようにほふくして前進する。

  だが、それは2本の足によって遮られた。

 俺はその足から、まるで舐めるように視線を上へとずらす。そこには、優越感から来るものか・・・、

 それとも俺の惨めな姿を憐れむものか・・・、俺を見下ろす憎たらしい顔があった。

  「さて・・・、次はお前の番・・・だ!」

  ドガッ!!!

  「ブッ!?」

  最後の一言と同時に、伏義は俺の頭を右足で踏みつける。

 俺はなす術も無く、奴の足と地面の板挟み状態になる。じりじりと右足に体重をかけていく。

 その度に、顔が地面にめり込んでいく・・・。意識が一瞬、飛びそうになったがそこを何とか

 耐える・・・。

  奴の足が俺の頭から離れる。すると今度は、俺の首根っこを乱暴に掴み上げる。

  「う・・・がっはぁ・・・・・・!」

  伏義の太い指が首筋に食い込む。そのせいで、呼吸がままならない・・・。

 奴の顔が、笑みに満ちているのが・・・ここからよく分かる。

 そうか・・・。こいつは・・・俺をいたぶって、楽しんでいるんだ・・・。

 露仁のように・・・じわじわと・・・いたぶって・・・。

 伏義の手は緩む事無く、じわじわと俺の首を絞める・・・。

 視界の焦点が合わなくなり始め・・・ぼやけていく・・・

 呼吸も・・・もう出来ない・・・。

 ・・・もう・・・だめだ・・・。

 俺は・・・ここで・・・死ぬんだ・・・。

 ・・・ゴメン、か・・・りん・・・。

 そして、俺の意識は完全に消える。その時であった。

  「まだだ・・・!!」

  「・・・ッ!?」

  突然、誰かの声が俺の耳に、そして頭の中に響く。

  「あ・・・?」

  伏義は後ろを振り返る・・・。

 そこには、血だまりの中を這いずり、全身を血に濡らす、瀕死の露仁の姿があった・・・。

  「まだ・・・、お前は・・・死んではいけない・・・!

   ここでお前が死ねば・・・、この外史は・・・奴等に・・・よって、消滅するのだぞ!!」

  息を荒げながら、両腕でそのボロボロな体を、引きずりながら伏義に近づこうとする。

  「・・・北郷!・・・恐れるなぁ!・・・その力は・・・、お前の・・・心しだい!!

  自分の・・・心を信じるんだ!・・・その心のままに、力を・・・解放するんだ!!」

  「うるせぇーよ・・・。」

  そんな露仁の姿を見ながら、伏義はぼそぼそと言う。

  「お前の・・・信じる、お前自身を信じろ!!心の向かう先が・・・、定まっているのなら!

  お前は・・・、その力を自在に操り・・・、そして奴等に決して負けは・・・!!」

  「うるせぇーって言ってんだろうが!!!」

  シュンッ!!

  ドゴーーーンッ!!

  「ぐぁあーーーああッ・・・!!!!」

  俺の首を掴んでいた伏義が、目の前から一瞬消える。俺の首は解放され、そのまま地面に落ちる。

 無呼吸状態の肺に、急に空気が入り込んだせいで俺は咳き込んだ。そして伏義は、露仁の背中を

 踏み潰していた。その衝撃で地面は割れ、その断片が宙に浮いた。

  露仁の口から大量の血が吐き出される。瞳孔が開き、目が飛び出すんじゃないかと思うほど見開く。

 そして、糸が切れるように、上半身から力が消え、露仁の顔が地面に触れる。

  「・・・・・・ッ!!!」

 

  露仁の姿が、俺の瞳に映る・・・。

 

  ―――自分の・・・心を信じるんだ!

  ドクンッ―――!!!

  露仁の言葉が、呼び起される・・・!

  「そんなに死に急ぎたいなら・・・、その首を跳ね飛ばして望みどおり死に急がしてやる!!」

  露仁から足をどける。伏義は地面に刺さっていた露仁の薙刀を左手で抜き取る。

  

 

  ―――その心のままに、力を・・・解放するんだ!!

  ドクンッ―――!!!

  露仁の言葉が、また呼び起される・・・!

  「これで、終わりだ・・・。」

  伏義はその薙刀を左肩腕で振り上げる。その先には露仁の首があった。

     

  ―――お前の・・・信じる、お前自身を信じろ!!

  ドクンッ―――!!!

  俺の心・・・、俺が信じる俺・・・、何かが・・・俺に呼びかける・・・。

  「しぃいいねえええーーー!!!」

  伏義の声と一緒に、薙刀が振り落とされる。

  俺が信じる俺が・・・、心が・・・、俺に・・・叫んだ!

  

  ―――露仁を・・・助けたい!!!

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