No.790402

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~ 戦争回避成功ルート

soranoさん

外伝~鉄機隊~前篇

2015-07-19 01:17:23 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1210   閲覧ユーザー数:1096

 

 

~トリスタ~

 

「大地よ、吼えよ――――地裂斬!!」

「グアッ!?」

「ががっ!?」

戦闘開始早々アイネスはハルバードを地面に叩きつけて衝撃波を放って兵士達を怯ませ

「雷よ!――――豪雷剣!!」

「ギャアアアアァァァア――――ッ!?」

「グアアアアア―――――ッ!?」

その隙に剣に闘気によって発生した雷を宿したデュバリィが薙ぎ払い攻撃を放って兵士達の身体を真っ二つに斬って絶命させた!

 

「ヒィィィィッ!?」

「よ、よくも俺達の仲間を……!」

「死ね――――ッ!」

仲間達の死に恐怖や怒りを感じた残りの兵士達は銃口をデュバリィとアイネスに向けたが

「フフ、死ぬのは貴方達よ!」

「あがっ!?」

「グアッ!?」

「ギャッ!?」

エンネアが放った急所を狙う弓技――――デビルズアローによって心臓や喉元を貫かれて絶命して地面に倒れた!

 

「フン、この程度か!他愛ない相手だったな。」

「まあ相手は碌に実戦経験も積んでいない雑魚ばかりだから、当然の結果よ。」

戦闘を終えたアイネスは鼻を鳴らして侮蔑の視線で絶命した兵士達の死体を見つめ、エンネアは静かな表情で呟いた。

「援軍が来ないという事はどうやら”紅き翼”との戦闘で兵力を割いた為に相当手薄になっているようですわね。――ならば好都合。速やかに士官学院にいる兵士達を殲滅しますわよ!」

「ああ!」

「ええ!」

デュバリィ達はトールズ士官学院に向かって走りだした!

 

~トールズ士官学院・正門~

 

士官学院の正門にはリィン達による士官学院奪還を警戒した貴族連合軍の兵士達が集結し、迎撃態勢を取っていた。

「!!来たぞ!」

「馬鹿な!?学生如きがあの包囲網を潜り抜けただと!?」

士官学院に向かって来る人影に気付いた兵士達はそれぞれ武器を構えたが

「――――彼らが相手でなくて、残念だったな。」

「なっ!?」

「か、甲冑の女騎士……?」

「学生共ではないだと!?」

「貴様らは一体何者だ!?伝統あるこの学院に貴様らのような賊如きが足を踏み入れていい場所ではないぞ!」

デュバリィ達の登場にそれぞれ困惑し、兵士達を率いる隊長はデュバリィ達を睨んだ。

 

「その言葉、そっくりそのままお返しするわ。”賊”はトリスタを占領して民達を幽閉している貴方方でしょう?」

「我らは”鉄機隊”!至高の武たる存在―――”鋼の聖女”アリアンロード様直属の部隊だ!」

「貴方方に恨みはありませんが、私達の目的の為に死んでもらいますわ!―――覚悟!!」

そしてデュバリィ達は再び戦闘を開始した!

 

「全て打ち砕く!」

先制攻撃代わりにアイネスは跳躍してハルバードを隊長に叩きつけ

「えー――――――――」

アイネスの奇襲――――兜割りに呆けた隊長は痛みを感じる事無く、真っ二つに縦に斬られて絶命し

「オォォォォォ――――ッ!」

「グアアアアア――――ッ!?」

「ガアアアアアアアア―――――ッ!?」

続けてその場で回転して竜巻を発生させ、近くにいる敵を引き寄せて纏めて攻撃するクラフト――――地風斬で近くにいた兵士達を引き寄せて身体を横に真っ二つに斬って絶命させた!

「う、うわぁぁぁぁぁぁ――――ッ!?」

「た、隊長―――――!?」

「き、貴様―――――ッ!」

「隊長達の仇を討て――――ッ!」

目の前で自分達の隊長や仲間が無残な死体となった事に恐怖を感じた兵士達は悲鳴を上げ、また怒りを感じた兵士達はアイネスに銃口を向けた。

 

「―――遅い!」

「え―――――」

「あ―――――」

しかしデュバリィが放った神速で駆け抜けて斬撃を叩きこむクラフト――――残影剣によって一瞬で首を刈り取られて絶命し、首を刈り取られた兵士達の死体は地面に倒れ

「これでも喰らえですわ!」

「な――――」

「ヒ――――」

続けてデュバリィは衝撃波の刃を放つクラフト――――瞬迅剣で更に兵士達の首を刈り取って絶命させた!

「貫け―――ピアスアロー!!」

「グアアアアア――――ッ!?」

「ギャアアアアァァァア――――ッ!?」

二人に続くように放った闘気に矢を纏わせて貫通する矢を放つエンネアのクラフト――――ピアスアローを受けた兵士達は身体に風穴ができ、その部分から大量の血を噴出させて絶命した!そして三人は協力して凄まじい勢いで正門付近で迎撃態勢を取っていた兵士達を殲滅した!

 

「―――殲滅完了。後は校舎内にいる兵士達だけですわね。三人で手分けして一気に終わらせますわよ!」

「「了解!」」

兵士達を殲滅した三人はそれぞれ三方向に散って校舎内にいる兵士達の殲滅を開始した!

 

「え――――――」

「て、敵襲――――」

校舎内を見回っていた兵士達は突如現れたアイネスに驚き

「遅い!――――地雷撃!!」

「グアッ!?」

「ガッ!?」

アイネスはハルバードで大地を打ち砕いて衝撃波を発生させるクラフト――――地雷撃で兵士達を吹っ飛ばし

「止めだ!」

更に追撃の手を休めずに吹っ飛ばした兵士達に一気に詰め寄ってハルバードを一閃して兵士達の首を刈り取った!

 

「おい、騒がしいぞ!?一体何があ……った……?」

するとその時増援の兵士達が現れて周囲の惨状を見て呆け

「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!?」

「う、撃て―――――ッ!」

廊下に倒れている兵士達の死体を見て恐怖の表情でアイネス目掛けて銃撃を放った。

「我が盾となれ、秩序の盾!」

しかしアイネスは防御結界と自動的に傷ついた身体を回復させるクラフト――――秩序の盾で銃撃を防ぎ

「全てを屠るこの一撃……耐えられるか!?クリティカルブレー――――ドッ!!」

兵士達目掛けて跳躍して武器に膨大な闘気によって発生した炎を纏わせてハルバードを叩きつけた!

「「グギャアアアアアア――――――ッ!?」」

闘気によって発生した炎で一撃必殺の威力を放つSクラフト――――クリティカルブレードを受けた兵士達は絶命し、無残な死体となった!

 

「なっ!?あぐっ!?」

「何者だ、貴様は!?うがっ!?」

エンネアは自身を見つけた見回りの兵士達を見つけた瞬間矢を放ち、エンネアが放った矢でそれぞれ喉元を貫かれた兵士達は絶命して地面に倒れた。するとその時別の見回りの兵士達が現れてエンネアを見つけた。

「!甲冑の女騎士……!おい、こっちにもいたぞ!あがっ!?」

「クソッ!?敵は一体何人いるんだ!?がっ!?」

「本来ならこんな不意打ちのような真似はしたくないけど、これは”戦争”だから仕方ないわね。」

自身の姿を見て援軍を呼んだ兵士達の眉間を矢で貫いたエンネアは溜息を吐いた。そして援軍の兵士達が現れたが――――

「”魔弓”と呼ばれているこの私の恐ろしさ、その身で味わいなさい!踊れ、矢よ!」

「グアアアアア――――ッ!?」

「ガアアアアアアアア――ッ!?」

「ギャアアアアァァァア――ッ!?

エンネアが放った数本の光の矢はまるで意志を持っているかのように飛び廻りながら何度も兵士達を襲い

「これで止めよ!ベリアル・ワルツ!!」

更に弓に巨大な光の矢を番えていたエンネアが矢を放つと飛び廻った後纏めて兵士達目掛けて襲い掛かる数本の矢に命中して大爆発を起こし、エンネアのSクラフト――――ベリアル・ワルツが終わると矢によって急所を貫かれていた兵士達は絶命して地面に倒れていた!

 

「な――――」

「て、敵しゅ――――」

「残影剣!!」

正面から入ったデュバリィは自身を見つけた兵士達に一気に詰め寄って剣を振るって兵士達の首を刈り取って絶命させた!

「……この学院の長や教官達を救出して先に事情を説明しておくべきですわね。」

兵士達を絶命させたデュバリィは職員室に視線を向けた後職員室に突入した!

 


 
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