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No.783048
昼下がりの女社長は裸エプロンのサキュバス2015-06-11 22:59:07 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1986 閲覧ユーザー数:1929 |
ピンポーン。
「お邪魔しまーす! マリーおばさーん!」
ガチャ。
「あら、いらっしゃい盟子ちゃん。学校終わったの?」
ドアを開けて出迎えてくれたマリーの姿を見て、盟子は苦笑した。
「おばさん、相変わらずすごいカッコしてるね……」
「そう?」
マリーは、モカ色の素肌の上に白いエプロン一枚を直接つけただけの、いわゆる裸エプロン姿だった。しかも、そのエプロンは、薄手のシルク生地であるため、彼女の艶かしいボディラインが透けて見える。非常に扇情的な光景だ。
ここは、天空市内の高級マンションの一室である。魔法グッズの原材料のせどり業者「ローズ商会」のオフィスであり、その社長であるマリー・ローズが人間界に滞在する時の常宿でもあった。
マリー・ローズ。彼女は魔界でも名の知れたサキュバスだ。男性にみだらな夢を見せて、その精を食らう夢魔。それがサキュバスという種族である。
「盟子ちゃんはちゃんと悪魔らしくしてて羨ましいわ。メッサリナももうちょっとサキュバスとして自覚を持ってほしいんだけど……」
人差し指を自分の眉間に当てるマリー。ひとつひとつの仕草が非常にエロチックである。
「やっぱりメッサリナさんのこと、気になるんだ」
「娘の成長を願うのは母親として当然でしょ」
マリーの娘、メッサリナは、天空魔法学校に通っている。メッサリナは、サキュバスにしては奥手で、男性の精を吸ったことさえなかった。男を「喰う」ことを誇りとする昔気質のマリーにとっては、弱気なメッサリナは心配の種だった。
「時代は変わりつつあるのかもしれないってのは、理解してるつもりなのよ、これでも」
「メッサリナさん、友達も多いみたいだし、好きな男の人ができたら案外化けるかもですね」
盟子はマリーを慰めるように言った。
「そうね。期待しましょう」
マリーは微笑みながらうなずいた。
「ところで、サキュバスって男の人の精を吸いとるんですよね」
「そうよ。大昔は男をカラカラのミイラになるまで吸い尽くす人も多かったの。もちろん今はそんなことしないけどね。捕まっちゃうし」
いたずらっぽく笑うマリー。
「あ、魔法ちょうちんさんとか茶トラぬい先生とか、すごくあり余ってそうですよね。吸ったこととかあるんですか?」
「あー、あの二人ね……」
マリーの表情が苦笑に変わった。
「そうね。あの二人は確かに精が満ちてるわ。ミシィカルだけあって結構魔力も高いしね。それに、セリアンスロゥピィの若い女の夢を見せさえすればすぐ食いつくから効率もいい。ただ……」
「ただ?」
「あの二人、魔力が高いだけで全然美味しくも何ともないの。手っ取り早く小腹に入れるにはいいんだけどね。わかりやすく例えれば……」
マリーは盟子を見つめ、尋ねた。
「あなた、せっかくの夕食(ディナー)に山盛りいっぱいのカロリーメイトを食べたいと思う?」
「う……、それは遠慮したいかも」
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