第一機動艦隊にフラッグ七機を預け俺は先行している艦隊に追いつく為に海上を疾走している
一刀「こちら『北郷』より大淀へ。第一機動艦隊の被害は艦載機が数機撃墜に随伴していた駆逐艦二隻中破、航空戦力の一部を護衛に残し現在、第二支援艦隊・第三水雷戦隊へ急行中」
大淀『こちら大淀です。先ほど此方にも同様の報告を『赤城』さん達から来ました。作戦続行可能と』
大淀『現在第二支援艦隊及び第三水雷戦隊が棲地へ到着。砲雷撃戦を開始しましたが・・・風向きが少々よろしくないと思われます。早急に棲地へ向かい両艦隊の援護へ向かってください』
一刀「了解。これより水上高速機動に入ります。通信終了」ピッ
大淀との通信を終えると背中の飛行甲板がアイア〇マ〇の様に変形し戦闘機のブースターに可変しエンジンに火が入った
速度が徐々に上がりつつ一定の速度で加速が止まったかと思うと、爆音を発生させ一刀を吹き飛ばした・・・イヤ
性格には高すぎる推進力に態勢が崩れているだけだった
一刀「だけだったじゃねぇよコレ!まんまジェット機のエンジン積んで魔改造してるだろう!創ったのジェイルか?!って。おおおなんか出た」
現代に存在する船底を晒す程海面から離れ真っ直ぐではあるが安定した高い速度を出した船と同じようにミリタリーブーツの靴底から海中に歪曲したV字型のものが伸びていた
これの御蔭で海面にダイビングキッスをせずにすんだのだ
慣れて来た処で今度こそエンジンがから轟音が轟(とどろ)き。一刀の進んだ後に盛大に波しぶきや縦に水柱を作りながら棲地へ向かった
着任早々に艦隊に所属の上、初戦闘に出されちゃった・・・如何しよ~!?
川内さんと那珂ちゃんが中破してしまったけど、なんとか皆と戦えてる
之が戦闘何だね。私達が進む海上には轟沈した敵棲艦が無数に浮かんでいる
そして進んでいるうちに進む方向に暗い雲が渦巻いていて。その中央の海上に陸?が小さいけどあった。そこに深海棲艦の棲鬼が佇んでいる
そしてその周りには多数の駆逐・軽巡洋艦が
私たちが一番槍だ。魚雷や砲撃を始めようとしたところで真後ろから爆撃を受けた、どうして!?敵艦隊に航空戦力が居たなんて聞いて無いよ!?
混乱して戦いの中で止まってしまった私に敵艦載機が銃撃してきた
他の皆は背中合わせに少し離れた場所で対空戦闘に入っている。そこに駆逐艦や軽巡洋艦も
それは私も同じだった。紅いオーラを纏った駆逐艦が私を襲ってきた。さっきの艦載機の銃撃も相まって私は中破に追い込まれた
艦載機は何とか落とせたけど、紅い駆逐艦には砲撃も雷撃も当たらない
そして雷撃を掻い潜り砲撃を外してしまった私に。海から飛び出して直接私に喰らい付いて来た
紅い駆逐艦が私の上から口を大きく開けて迫って来た
私は今さっき砲撃したばかりで、次弾の装填が間に合わない
もう終わったと思った・・・・・その時
敵の黒ずんだ紅とは違う、透明な紅い光線が紅い駆逐艦を撃沈した
光線が飛んで来た方向を見ると
グラハム『こちらグラハム、君の同期は無事だよ』
一刀「如何にか間に合ったか。よくやった、ソルブレイヴス隊各機に通達、第一機動艦隊到着までに空を奪い返せ!グラハム、俺達は敵機動部隊を潰す」
グラハム『承知!』
ブレイヴス妖精たち『『『『『了解!』』』』』
そう、O(オー)がダブルな劇場版で登場したアノ機体だ。隊長のハムは青の。他は緑色の機体が合わせて六機
フラッグ(マスラオやスサノオを元に?)をベースにしたGNドライヴを搭載した機体だ
・・・・・これ駄神の趣味全開だなオイ?あとに絶対ジェイル関わっているだろう・・・・アギトに(物理的に)焼いてもらうか
一刀「敵機動艦隊は・・・・・ヲ級エリートが四隻、ヌ級フラグが二隻・・・・なんでやねん!!?」
一刀「ブレイヴス二機は第二支援艦隊。第三水雷戦隊を援護。残り三機でスリーマンセルを組み敵艦載機撃墜を最優先」
一刀「グラハムはヌ級二隻を任せる。俺はヲ級を叩く」
ブライヴス隊が空を奪還に、ハムさんがヒャッハー♪!状態でヌ級に突っ込んで逝き。俺もヲ級へ向かう
一刀「にしても俺が居るだけでここまで改変される・・・んだよな。なのは?では魔帝に酷い目にあったし・・・・・三連装水冷魚雷全弾掃射!」ボココッ!バシャン!
三連装水冷魚雷とは。簡単なバッテリーを動力に海水を推進力にして動く隠密性と射程距離、威力を重視した駆逐艦用に創ったものだ。もちろん軽巡や重巡にも装備可能。そっちは別のもあるが・・・・・・
そして表面には海と同じ色の塗装がされているため殆ど気づかれない、泡も殆ど出ず僅かな海面の揺らぎでしか解からないが。それも波が在れば最早見えない
それを全弾、敵の視界に入る前に発射し。一刀は腰に装備している刀剣を抜く
一刀「まさか本家の外史に逝く(誤字に非ず)前にMMDみたいにコッチの外史で先に使う事になるとは」
一刀「第零独立艦隊旗艦『北郷』敵を駆逐する!」
グラハムがヌ級とその艦載機と戦闘を開始したところで
俺の方にも空からヲ級四隻分の艦載機が飛んで来た
一刀「撃墜する!」
一刀「試作砲弾、エムビー式広域拡散弾装填・・・ファイヤワン!」
ズガガァン!と両手に持つ「コールロット」で空へ射ち放つ
対空専用の長い砲弾は空へ向かい途中で縦横十字に割れ横から輪切りされたように空中でバラバラになった途端、パーツの一つ一つが三百六十度全方位に爆薬付きの球体状の弾丸が飛び出した
それだけで編隊飛行していた敵艦載機の三分の二が撃墜。残機でなお一刀目掛けて行こうとした所。避けた、または外れたはずの鉄球が火花を噴出させ艦載機に追随し効果範囲内に入ったところで爆発し、敵艦載機と共に花火と成った
エムビーの正式名はM(ミサイル)B(バレット)
追随する小さな鉄球が意志を持つ弾丸の如く標的に迫りミサイルの如く敵諸共爆発四散させる。敵から見たら『ハァッ!?おまっ!ふざっけんなよ!!?なんだよそりゃぁ!!?』っとクレーム必須の御都合主義と僕が考えたカッコイイ兵器・・・・・・アイツ等バーベキュー決定だ
後に量産まで漕ぎ着けたこの砲弾に使われた経費と資材に提督と一刀は頭を抱えた
勿論某二人の首謀者に下される私刑がバーベキューからキャンプファイヤーにランクアップした
話しを戻そう、敵艦載機に砲弾をブチ込んだ一刀は
結果を見ることも無く。時にジグザグに、時に急停止し直角に曲がり、時に大きく円を描くように敵機動艦隊へ突っ込んで逝く
進軍しつつ追加で飛んで来た艦載機には通常の砲弾で応戦しつつ距離を縮めていく。敵のヲ級たちは険しい表情だ
ヲっさんから飛び立った艦載機の攻撃は全て回避され逆にたった一発の砲弾が直撃し撃墜していく。深海棲艦からしたら・・・・・否、艦娘含め敵味方から見て見ればたった一艦で艦隊が壊滅的打撃を受けているのだ
之はたまった物ではないだろう
そしてついにヲ級本体が魔法(砲撃)の杖すらだして迎撃する
それすらも一刀にとっては緩やかな物でしかない
一刀は某MRMMOを主体にしたソードでアートな物語の主人公の様にコールロットの砲身、トリガーガードから銃口を超える手元は熱く広く。先端に向かうにつれて薄く細く鋭い銃剣を取り付け飛んでくる銃弾(砲弾)を弾き切り開きながら進み一隻のヲ級の懐に入り込む
両方の銃剣でクロスを描くように振り抜き四つに切り裂いた、すぐさま切り捨てたヲ級を背に次へ、背後で爆発した際に生じる爆風すらも利用してすれ違い様に上下に切り捨てた
残った二隻のヲ級がヲっさんから全艦載機を飛び立たせ全速後退しつつ杖で牽制する
この時一刀に大淀から通信で赤城より伝言を伝えられた。内容は
一刀「『空を下さい』・・・・・ってコレ制空権寄越せって意味か?」
空から迫る艦載機や爆撃銃撃を交わしつつ撃墜していく間にもヲ級は遠ざかって行く
ふと一刀は空に居る艦載機が後退しているヲ級と空で真っ直ぐではないが繋がっている事に気付いた
ニヤリと一刀は一端コールロットを銃剣ごと両脇にいつの間にか出て来ていたホルスターに仕舞い
両手の袖から刀身の無い柄が飛び出て来て掴む。それは今腰後ろに付けている進撃の装備を扱う為のものだ
一刀は、両手を交叉させ自分を抱きしめるように腰の両側後ろ辺りについている鉄箱からカッターを彷彿とさせる刀身を抜いた
腕を広げ胸を張る様に、そして歌う、進撃の歌を
唸る、その身を風と共に海を離れ空へ
鳴る、息吹きを吐き空を踊る
繋がる、進むための進路へ
切り裂く、空より迫る敵を
舞い、進み、通り抜け、切り捨て、進みまた舞う
敵艦載機を梯子にアンカーを止めど無く射出し空を進む
近寄れば切り捨て、逃げれば突き刺し、こちらより切り捨てに行き、刀身の刃が潰れ、折れれば投擲し突き刺し撃墜数を稼ぐ
空よりヲ級に迫った一刀はヲっさんが最後に発艦させた艦載機にアンカーを突き刺し勢いを付け接近し、剣の間合いに入る直前にアンカーを外し敵艦載機を足蹴にしつつ跳躍と共に切り捨てた
爆発を背に甲板ブースターと立体起動の噴射の二重加速を持って唖然としている二隻のヲ級を頭に乗っているヲっさん事、片方に片腕一本で頭から真っ直ぐ縦に斬った
海水とブースターと立体起動の逆噴射などで勢いを殺せた所で離れた所で二つの爆音が鳴った
一刀「・・・・ぷはぁ~」しゅらりんっ(収△刀~)
グラハム『こちらグラハム、ヌ級エリート二隻撃沈させた』
ブレイヴスⅠ『こちらも制空権の確保完了しました』
一刀「御苦労、これ以上横やりを入れられたくない。周囲を索敵、見つけ次第ブッ飛ばせ」
グラハム『承知』
ソルブライヴス各員『『『『『了解』』』』』
一刀「さてと・・・・・こちら北郷、敵機動艦隊を殲滅、制空権を確保した」
大淀『ご苦労様です、既に第一機動艦隊が敵棲鬼と交戦中・・・・・いえ。撃沈しました』
一刀「こちらでも派手な爆発を視認。作戦完了でしょうか?一応うちの航空戦力が周囲に索敵に行っています」
大淀『今回はイレギュラーが多かったですからね。手間が省けました、北郷さんはこのまま殿をしつつ広範囲索敵を続行しつつ帰還してください』
一刀「了解ですっと、ふぅ~終わったな」
一刀「だが俺が現れてここまで変わるもんなのか?・・・・・まぁいいか」
今回使った試作艦装の点検と詳細データの報告書と改良と・・・・帰っても休める気がしないorz
こうして俺の初陣はガチな戦闘で始まり終わった
つづきます!by吹雪
あとがき
どうもアサシンです
最近熱い所為でパソコンが熱を上げてカクカクwwww・・・・・ワロ_エナイ
限界稼働時間が大体朝7:30から夕方5時になって皆様とCHAOSなコメントやれてないですね~・・・・残念_無念by境ホラの黒▽藻風
っとこれでなんとかアニメ第一話完結デス!・・・・・たった一話に四話と数週間・・・・・・いつ終わるのかな?
今回一刀が使いまくった艦装の一部は他の艦娘達にもテストして貰ったり正式に採用してもらって使われるといいな~と考えていますです
なんか最近あとがきに何書けばいいか解かんなくなって来ますた
それはおいといて
とりあえずは次回予告へ
次回 真・恋姫艦隊これくしょん 第四話
『北郷』『吹雪』を鍛えます!
ではでは
吹雪「また会いましょう司令官♪」
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深海棲艦『棲鬼』