No.765275

ガンプラビルダーズ ジャンカーズ 第8話

新たなキャラクターの登場

2015-03-18 02:02:40 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:699   閲覧ユーザー数:694

 

薄暗い空間の中、光り輝くガンプラバトル装置。

そこに今まさにバトルを繰り広げる2人の姿があった。

 

 

そのうち一人が乗るザクⅡをアーミータイプに改造して作られた機体が

暗黒街のバトルフィールドに立っていた

 

 

「どこだ・・・どこにいる・・・!」

ザクⅡを操るプレイヤーは対戦相手の機体を探していた。

「くそ・・卑怯者め!姿を現せ!」

ザクⅡはその場を動かず索敵を続けている。

 

 

ザクⅡのプレイヤーにアラームがなり始め、後方からビームライフルが飛んできた

 

 

「ちまちまとぉ!」

ザクⅡは肩につけているIフィールドを展開する。

 

 

その瞬間相手機体の姿が一瞬映る。

「そこだぁ!」

もう片方の肩につけているバルカンポッドを連射する。

 

 

同時に、バズーカが数発打ち込まれ爆発する。

「終ったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ。終わった。」

対戦相手の声が聞こえる。

 

 

その瞬間、ザクⅡの肩に衝撃が走る

「な!馬鹿な!」

肩を見ると、そこにはナイフが突き刺さっていた。

 

 

「い、い、いつのまに!」

 

 

動揺している中、さらに手に持っていたバズーカにライフルが直撃する。

ザクⅡはとっさにバズーカを手から離し、爆発からのダメージを逃れる。

 

 

「くっ、Iフィールドもバルカンもバズーカもやられたっ!あいつはどこだ!」

ザクⅡは予備のバズーカとマシンガンを手に取る。

すると、目の前にあるビルの隙間から対戦相手の機体が姿を現した。

 

 

そこにはビームライフルやバズーカ、ミサイルポッドなどで重装備を施した

青いアストレイの姿があったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てめぇ、やっと姿を現しやがったな・・・。」

「あぁ、姿を隠す必要はもうなくなった。」

 

 

ザクⅡは迷い一切なく、青いアストレイに攻撃を仕掛ける

「隠れようが隠れまいがどっちでもかわらねぇんだよ!」

ザクⅡは手に持つ武器で、今までちょこまか隠れていたアストレイに洗礼を浴びせる。

 

 

「お前のその面倒なIフィールドは無力化した。」

アストレイは、シールドを前面に展開する。

「その程度のシールドでこの弾幕を避けようってのか!」

ザクⅡはさらに腰からグレネードを飛ばす。

 

 

だがザクⅡの操縦者は気づいていなかった。

すでにそこにはアストレイはいないのだ。

 

 

「アラート?・・・後ろだとぉー!」

ザクⅡはいつの間にか後ろに回っているアストレイに気づかなかった。

良く見ると、機体についていた武装は全て取れて、手にはナイフ1本てに持っているだけ。

 

 

ザクⅡは急いで標準をあわせようとする。しかし遅い。

アストレイのもつナイフがザクⅡの武器を持つ左右の手を切り落とした。

「なめぇるなぁ!」

ザクⅡのモノアイが意味有りげに光る。モノアイからのビームだ

 

 

「それも、知っている」

アストレイは瞬時にかがむ体勢になる。そしてそこからザクⅡの股から顔をなぞるように

ナイフを一直線に切り抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冷静さの欠如。それが敗因だ。それを狙っていた。」

ザクⅡは力なく倒れ、アナウンスの勝敗を告げる声が鳴る。

 

 

男は青のアストレイを手に取るとその場から去る。

「ここの奴らは弱すぎる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそ・・・くそ・・・。なんであんなやつに!クソ!クソぉ!」

「悔しいかい?悔しいだろうねぇ。」

ザクⅡのプレイヤーにゆっくりと、何かを持ちながら男が近づく。

 

 

「強くなりたいだろう?彼に勝てるような実力を。」

「なんだよあんた。」

男は手に持っていたものをプレイヤーに見せる。そこには一丁のバズーカがあった。

 

 

「これはねぇ、君のためにつくったお手製のバズーカだ。」

「何?」

そのバズーカを握ろうとした瞬間、男はすさまじいスピードで手を引いた。

「あげたいんだよ。あげたいんだけどねぇ。メリットを私にくれるかな?」

 

 

「メリット、だと?」

ザクⅡのプレイヤーはもったいぶるなと言う顔をする。

男は肩に手を乗せる。

 

 

「なぁに、ちょっとどうしても欲しいものがあってさぁ。」

「なんだよ。金か?」

「ちがぁう!違う!君も戦っただろう?あの青い機体の赤い色をしたやつを持っているものがいてねぇ。そいつを持ってきてほしんだよぉ。」

 

 

男は写真を見せる。そこには、レッドフレームの姿が映し出されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この機体の名まえもわかりゃしないのにどうやってもってくればいいだよ・・・。」

「これをつかって、もってきてくれたら、さらに強い武器を差し上げようじゃぁないか。奪いとってきてよ。」

「奪い取る?まさかこれだれかのプラモなのか?」

男はある人物の名まえととある場所が書かれた紙をプレイヤーに渡す。

 

 

「そうなんだよ。僕のなんだ。でも。奪われちゃったね。。。じゃぁよろしく頼むよ・・・。」

男はバズーカを手渡し去る、しかしすぐこちらを振り向き言った。

「あぁ、そうそうそいつはバトルして勝って奪ってくれよぉ?じゃぁないと意味がないんだよ。意味が。頭さえあれば多少傷つけてかまわないから。じゃぁ、そういうことで。」

男は笑顔を見せた。しかし、その笑顔は笑っているようにはまったく見えなかった。

 

 

「バトルして奪えばいいんだろ。簡単だぜ・・・。」

プレイヤーはバズーカを握り締めてザクⅡを回収しその場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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