No.765208

OTAKU旅団のリンクス達の軌跡

二百式さん

クライシスさんのリリカルなのは九番目の熾天使に登場するリンクス達が旅団に合流する前の物語です。

短編形式で一人一人視点で書いていこうと思います

2015-03-17 22:27:36 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:906   閲覧ユーザー数:768

SIDE:朱雀

輸送部隊護衛任務とオリジナルの影

 

 

 

 

『ミッション内容を説明します。

今回のミッション内容は、我々の輸送部隊の護衛任務です。

 

この輸送車両には我が社の新型パーツを載せており、これを敵に渡す事は絶対に阻止しなければなりません。

 

襲撃部隊の情報は不明です、。ですがノーマル部隊が相手と予想される為、貴方に任務を依頼しました。

 

尚ミッション領域は砂嵐が予想される為に有視界戦闘が困難になる場合があります、注意してください。

説明内容は以上です、ユニオンは貴方を高く評価しています。よろしくお願いしますね』

 

「って事だけど、どうする?」

そう聞いてくるのはオペレータの夕張

 

「どうもこうも無いよ、依頼を受けるさ」

俺は夕張に向かって言う

 

「ただ、相手の情報が無いのは辛いな。ノーマルだけなら良いんだけどね」

 

「相手が弱い事を願うのみね」

夕張はやれやれと首を振る。

 

「そうだね。さて、行ってくるよ」

俺は自分の機体を見上げる。

 

 俺の機体・・・・ノヴァはアルゼブラの旧標準機SOLUHの頭部にローゼンタールのHOGIREのコア、オーメルのJUDITHの腕にインテリオルのLATONAの脚で組み上げられた軽量二脚だ。。

 

武装はBFFのアサルトライフル063ANARに分裂ミサイルSALINE05と高速ミサイルDEARBORN02.左手は最強と言われたレーザーブレード07-MOONLIGHTを装備している。

 

「ノヴァ、行こう」

ネクストに乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

『もうすぐ作戦領域に到達するよ、輸送部隊は……アレだね』

 

夕張の報告でインテリオルの輸送部隊と合流し挨拶をする

 

「護衛任務を受けた朱雀です。よろしくお願いします」

 

『確認しました。此方、インテリオル輸送部隊です。よろしくお願いしますね』

 

輸送部隊のリーダーと思われる人から無線が来る。どうやら女性のようだ

 

『それでは行きましょうか、すみませんが、先導と周囲の索敵をお願いします』

 

「了解です、先行します」

俺は襲撃部隊の襲撃に備え、周囲の警戒しながら輸送部隊に連絡する。

 

『少しずつだけど砂嵐が来てる。気をつけてね』

夕張からの無線を聞き

「了解。さて、 来るなら来いよ。 相手になってやる」

 

その時夕張から

 

『朱雀、五時の方角に熱源反応を確認したわ、恐らくお客さんよ』

どうやら敵さんが現れたようだ。

 

「了解、此方朱雀です。敵があらわれました……撃破に向かいます。」

 

OBを吹かし一気に敵部隊との距離を縮める。

 

しかし、輸送部隊の背後から向かってきている敵に気付く事が出来なかった

 

 

「此方ターニャ。作戦領域に到達……これより、作戦を開始する」

 

 

敵の編成は戦車と戦闘ヘリ、そしてノーマルACが居る

 

 

『ちぃ、バレやがった!!お前ら、行くぞ』

 

『ネクストだと!?聞いてねぇぞ!!』

 

敵は気付かれた事に驚きながらも戦闘態勢に入るが

 

「残念だったね、索敵を怠った君達の負けさ」

 

そう言いノヴァのアサルトライフルとミサイルを放つ。

アサルトライフルを避けたノーマルの一機にミサイルが直撃して爆発する

 

「まず一機、次!」

すかさずQBで戦車の前まで移動し

「あらよっと!」

 

戦車を蹴飛ばして他の戦車にぶつける

 

『クソッタレ!!話が違うじゃねぇか!!』

 

『無駄口叩くな!!応戦だ!!やらなきゃやられるぞ!!』

 

ヘリはミサイルを、ノーマルはライフルを撃って応戦してくる。

 

「そんな攻撃、当たらないよ」

 

左右にQBで回避しながら垂直ミサイルと高速ミサイルを発射

 

『う、うぁぁぁぁ!?』

 

ヘリのコクピットに当たり炎を上げながら堕ちていく。

 

『撃て!!撃つんだ!!』

 

ノーマル数機がライフルとバズーカを連射してくる。

 

しかしネクストのPAのお陰でダメージは全くない

 

『PAがあったんじゃこっちの攻撃が食らわない!!どうすんだよ!!』

 

『俺に聞くな!! 兎に角撃ちまくるんだよ!!』

 

もはや滅茶苦茶になってる敵の指揮系統、こうなったら後はこっちの物だ。

 

「さっさと終わらせるよ、怨むなら自分達を怨むんだね」

 

ライフルを確実に当てて撃破していく。残りはノーマル一機だけ

 

『く、来るなぁぁ!!!』

 

バズーカをロックせずに撃ってくるのでQBで左右に翻弄し、

 

「終ーわり!」

 

左手に装備しているブレード、【07-MOONLIGHT 】通称月光でノーマルを二つに切り刻む

 

『死にたくねぇ、俺はまだ………」

 

そう言って爆発するノーマル……

あら方片付いたな

 

 

 

「夕張、敵部隊は片付いたよ。輸送部隊に連絡を」

 

『OK………って、嘘!!朱雀!!直ぐに輸送部隊の所に向かって!攻撃を受けてる!」

 

「!?どうして! 敵はあいつらだけのはずじゃ!!」

 

「ちょっと待って………ネクストですって!? 朱雀、最悪の状況よ。どうやら敵ネクストが居るらしいわ、このままじゃ輸送部隊と護衛部隊が持たない!急いで!!」

 

ネクストが相手では輸送車両と護衛のヘリとノーマルが数機だけでは直ぐに全滅だろう。

一刻も早く戻らねば………

 

「クソ!!もちこたえてくれよ!!」

 

OBを展開し輸送部隊の所まで移動する………

 

 

輸送部隊のいる場所に到着した時………俺が見た者は………

 

 

「酷ぇ………」

 

無残に潰されている輸送車両、撃ち落とされたと思われる護衛ヘリがあった

 

『朱雀、確認したけど輸送部隊はまだ抵抗を続けてる、後300メートル先に居るわ!急いで救援に行って!』

 

夕張が輸送部隊の生存と場所を教えてくれる。

俺は輸送部隊の所までたどり着くと

 

 

『あ………あぁ………』

 

「…………」

 

ノーマルのコクピットにライフルを突き刺しているネクストが居た………

 

『リンクス!!助けてください!!此方の護衛部隊は全滅寸前です、輸送車両も私しか残っていません。』

 

最後の輸送部隊の人から無線が入る。 ネクストはライフルを突き刺しだまま此方を頭だけ動かし。

 

「………敵ネクストだと? 予定と違うが。 それに、彼奴らは全滅か。まぁ囮としてはまぁまぁだったな』

 

ノーマルからライフルを抜き此方に向き直しながら話してきた。

 

敵ネクストは旧レイレナード社の標準機、03-AALIYAH【アリーヤ】で両手にアサルトライフル、背中には有澤製グレネードと旧アクアビット製軽量プラズマキャノンを装備している。

 

『ん?あのエンブレム………何処かで………!?朱雀!!急いで退避して!その機体は危険よ!!』

 

夕張が焦った感じて俺に行ってくる。

 

「退避って!!出来るわけないだろ!!まだミッションは終わっていない。それに、やられた人達の仇を討つんだ!」

 

俺は敵ネクストに向いライフルを撃つ。

 

『そのネクストに乗ってる奴は元レイレナードのオリジナル、ベルリオーズの影と言われた奴よ!!マトモに戦っても負けるだけよ!!』

 

「んな事言ってる場合じゃない!!やるだけだ!!」

 

 敵機体のエンブレム・・・・Aと書かれている上に剣先が赤く塗られてクロスされている。その上に蛇

 

 ・・・・・見た事ないが夕張が言う以上警戒するか・・・・・

 

アリーヤはQBでライフルを避け此方にライフルを構え

 

「敵増援を確認。任務の支障となる為、ネクストを排除する」

 

OBで突っ込んできた。

 

「!?んなろ!!」

俺は垂直ミサイルをベースにライフルと高速ミサイルを交互に撃つが

 

「………何だ? その攻撃は………ヤル気があるのか?」

アリーヤはQBだけでライフルを回避、ミサイルは両手のライフルで迎撃される。

 

「邪魔だ!! 」

ライフルを撃ってきたのでQBで回避し反撃しようとした瞬間………視界が真っ白になった。

 

「何だ!!何が起こったんだ!!」

 

止まらないように左右前後にQBで移動しカメラが直るまで移動する。

が相手のライフルが直撃してダメージがPAが減衰していく。

 

その時、 『気をつけて!!フラッシュロケットが当たったのよ!!当たれば視界が奪われるわ!!注意を』

 

フラッシュロケット……閃光弾の様なものか。相手の視界を奪う事がどれだけ有利になるか解ったぜ。

 

徐々にカメラが回復していき視界が戻った時に俺の目の前に映ったのは…………

 

「なっ!?」

 

「消えろ………素人が」

 

グレネードとプラズマキャノンを構えていた敵だった………

 

次の瞬間、俺は衝撃に耐えられずに吹っ飛ばされる

 

「痛っ………てぇ。 流石オリジナルの影ってか………動きが可笑しいぜ」

グレネードとプラズマキャノンをPAが無い状態でモロに受けたせいでコッチのAPは大幅に減った………相手はダメージ無し……か。

 

「化け物じゃねえのか………アンタ。 だけど、こっちも負けられねぇ!!」

 

俺は月光を降り被りアリーヤに突撃した。 後数センチ………当たる!!

だが………

 

「読めているぞ………」

 

アリーヤは右手に持っているレイレナード製ライフル 04-MARVE【マーヴ】の先で左手を受け止めた。

 

「!?嘘だろ………」

 

余りの出来事にその言葉しか出てこなかった。 そして……

 

「サヨナラだ………」

グレネードがゼロ距離で放たれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………敵ネクストの沈黙を確認。任務を続行する」

 

『リンクス!応答して………リンクス!』

 

『ちょっと朱雀!! 早く起きなさい!!』

 

意識が飛んでいた俺が眼が覚めると………

 

「………夕……張」

 

『朱雀!!無事?』

 

「ちょっとマズッた、APも後少し……武器は月光だけしか使えない。ヤバイな」

 

『今すぐ離脱して!!』

 

夕張かミッションを放棄するように言ってくる。

だが

今もノーマルが輸送車両を守りながらネクストの相手をしているが、次々と撃破されていく。

 

「…俺はまだやれる。 ノヴァ、行けるよな?」

 

俺の声に反応する様にゆっくりとノヴァが立ち上がっていく。

 

『リンクス!!無事か!? 援護を………頼………」

 

ノーマルのパイロットが俺に気付き無線を入れてきた時、コクピットにライフルが直撃しゆっくりと崩れ落ちていく………これ以上やらせない!!

 

OBを使いアリーヤに突撃、後一回しか月光も使えない………確実に決める!!

 

アリーヤは俺が動いたのを見て

 

「まだ生きていたか………しぶといヤツだ。」

 

ライフルとグレネードを撃って迎撃してくる。

 

OB中にQBを使い攻撃を避けるが……物凄いGに身体から悲鳴があがる。

 

(まだだ、まだ間合いに入ってない………もう少し)

 

意識が飛びそうな位のGに耐えながらアリーヤに接近、間合いに入る。

 

「ココだぁぁぁ!!」

月光を降る。

「同じ事だ!また吹っ飛ばしてやる……」

 

敵パイロットはフラッシュロケットを発射。俺の視界を奪おうとするが………

 

「出力………全開!!」

 

月光の出力を限界まで上げ、フラッシュロケットを切り裂く。

 

「何!? 」

敵パイロットは驚き動きが少しだけ止まる。

 

「行っけぇぇぇ!!!!」

 

月光を振るとアリーヤのライフルを二つ切り裂くが相手も直ぐにBQB【バッククイックブースト】でブレードを避け直撃には及ばなかった。

 

敵ネクストは俺と距離をあけて……俺を見ている。

 

「ほう、久しぶりだな。武器を破壊されたのは………グレネードもキャノンも弾切れか。これ以上の任務続行は不可能か………撤退する。」

 

アリーヤはQT【クイックターン】で後ろを向き。

 

「貴様の機体………覚えておこう」

 

OBを吹かし領域から離脱していった………

 

『朱雀、聞こえる?この辺りの敵反応は無くなったわ。ミッション成功よ』

 

『リンクス、聞こえますか?護衛部隊が全滅してしまいましたが、

積荷は無事です。ありがとうございました』

 

夕張が敵反応が無くなったとの報告、輸送部隊のドライバーから感謝の言葉を言われる。

 

「任務、完了………か。あのアリーヤ、強かった。次は戦いたくないぜ全く………」

 

何とか敵ネクストを撃退したけど、こっちもボロボロでマトモに動きやしない。

(俺も、あんな戦いが出来るように………)

 

そう思いながら回収部隊が来るのを待ちながら考えていた

 

 

 

これは………OTAKU旅団のリンクス達が旅団に合流する前の物語……………


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択