No.733880

咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

ユウヤさん

それでは続きをば・・・連投しますのであとがきは次の話で。
では本編どうぞ

2014-10-31 10:08:47 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2100   閲覧ユーザー数:1631

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 咎を受けし御使いの最後の旅~二人の御使いと二人の劉備~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍師荀攸

 

 

 

 

 

 

 

 

 星達とお楽しみをした翌日、一騎は荀攸を探していた。・・・星達?勿論本日は寝台がお友達です。

 

 一騎「何処行ったんだ?あのモノネコ軍師は。」

 

 モノクマみたいなニュアンスですな。

 

 一騎「よし、呼んでみよう。お~い、虐められて悦に浸る変態猫耳軍師~!!」

 

 荀攸「お姉と一緒にしないで貰える!?」

 

 一騎「お、呼び出し成功。って、荀彧の妹なんだね?」

 

 荀攸「そう言う貴方はお姉の事を知ってるようだけど?」

 

 一騎「ああ知ってるよ。彼女とはそれはもう深い仲なんだから。お尻のほくろの位置までばっちりさ。」

 

 荀攸「・・・右のお尻の?」

 

 一騎「三点ほくろ。」

 

 荀攸「!?」

 

 一騎「ふ、どうだい?」

 

 荀攸「あなた・・・何者です?私はお姉とは基本離れた事など無かった。あなたみたいな人が近づいた事すら知らない・・・どうして・・・」

 

 一騎「・・・ん、君には話しておいた方が賢明かな?変な疑いが掛かるよかましだ。黙って色々疑われて手遅れみたいな勘違いされても困る。」

 

 荀攸「のっぴきならない事情なの?ならお茶でも飲みながら話しましょう。」

 

 一騎「そうだな。」

 

 荀攸と一騎はそのまま村唯一のお茶屋、『州多婆』でお茶を飲むことになった。

 

 一騎「スタバっておい・・・」

 

 荀攸「ここの珈琲は美味しいのよ?」

 

 一騎「なんでもありだな、この外史。俺は濃いめで頼む。」

 

 荀攸「それじゃあ、話しましょう。」

 

 その後一騎は別の世界で恋仲だったことを話した。

 

 荀攸「は?それ何処の妄想?」

 

 一騎「ですよね。そう言う反応ですよね。」

 

 荀攸「それを信じる馬鹿は何処に居るのよ。」

 

 一騎「えっと・・・沁、一刀、桃香、星、紫苑、樹、叢雲。」

 

 荀攸「意外と居た!?」

 

 一騎「それと・・・君。」

 

 荀攸「・・・どうしてそう言う判断なのか聞こうかしら?」

 

 一騎「ん~、君はそう言いながら信じかけている。自分の知っている姉のことを知りすぎている俺に疑念を持っていても、敵意を見せていない。嘘だとは思っていない。違う?」

 

 荀攸「・・・なんでかしらね。私はこれでも人を見る目はあるのに・・・あんたは怪しさ全開なのに・・・信じたくなるわ。」

 

 一騎「ん~、お姉さんと違って男だから信用できない!って言わないんだな。」

 

 荀攸「お姉はそこが悪い所なんだけどね。」

 

 一騎「そうそう、男なんて汚らわしい生き物近づくんじゃないわよ!ってね。」

 

 荀攸「そうそう、男なんてこの世から消えてしまえばいいのよ!ってね。」

 

 一騎「・・・ぷ」

 

 荀攸「・・・ぷ」

 

 二人「「あははははは!!」」

 

 二人は周囲の客の目を気にせず大笑いした。

 

 一騎「なるほど、彼女の事はお互いよく知っている同士って事になるのか。」

 

 荀攸「そうみたいね。で?他には何があるの?教えてよ。かなり興味あるわ。」

 

 一騎「それは追々・・・な。どうせついて来る気なんだろう?」

 

 荀攸「お見通しなのね。ふふふ、いいじゃない。本当に気に入ったわ。顔立ちもこの見出し・・・ね。」

 

 一騎「それじゃあま数日中にでも日程は伝えるよ。」

 

 荀攸「うん、わかった。あ、それと。」

 

 一騎「うん?」

 

 一騎が代金を払い店を後にしようとした時、荀攸が一騎を呼びとめた。

 

 荀攸「私の真名、柊よ。」

 

 一騎「一騎、今はそう名乗っている。」

 

 柊「そ、よろしくね。」

 

 一騎「ああ、よろしくな。」

 

 その後、一騎は州多婆を後にした。

 

 

 

 

 柊は一騎と別れた後、璃々ちゃんと遊んでいた。

 

 柊「やっぱ幼女は最高だな。」

 

 一刀「変態が居る。」

 

 柊「はっ!聞かれてた!!冗談だよ。冗談だからね。」

 

 一刀「紫苑に報告しておく。」

 

 柊「本当に勘弁してください、劉北さん。」

 

 綺麗な土下座である。

 

 一刀「ところで・・・荀攸さんは今日は如何したの?一騎と話すって言ってなかった?」

 

 柊「あ、それもう終わった。一騎さんはすごいね~とんでもない人だったね~。」

 

 一刀「あ、真名預かったんだ。」

 

 柊「だよ~。あ、私柊だからよろしく。」

 

 一刀「は!?い、いきなりすぎないか??」

 

 柊の軽い預け方に一刀は戸惑いを隠せないでいたが、柊は我関せずな態度で答えていく。

 

 柊「ん~、だってこれから私も一緒に行動する訳だし、良いんじゃない?」

 

 一刀「改めて真名って重いのか軽いのか分からなくなってきた・・・」

 

 柊「そういえば・・・劉北君って一騎さんとなんか関係あるの?そっくりなんだけど。」

 

 一刀「一刀で良いよ。それと、俺と一騎は何て言ったらいいんだろうな・・・同じなようで違うって言うか・・・」

 

 柊「なんか複雑そうだね。・・・州多婆で珈琲飲みながら話す?」

 

 この期に及んで柊は珈琲を飲もうとしているようだ。

 

 一刀「璃々ちゃん置いて?」

 

 柊「そうだった・・・」

 

 璃々ちゃんと遊んでいる時点柊のもくろみは消えて行った。

 

 一刀「んでさ、柊は何処まで聞いたんだ?一騎の事。」

 

 柊「んと・・・居世界のお姉、荀彧文若を知っているってぐらいかなぁ。」

 

 一刀「王佐の才か。すごいのと知り合いだよな一騎の奴。」

 

 柊「それだけ。」

 

 一刀「・・・それだけ!?」

 

 柊「そ。」

 

 一刀「え・・・と・・・え?」

 

 一刀は混乱している。

 

 柊「どうしてそれだけで?って思ってるけどね。私にとってお姉の情報は人生のほとんどだって言っても良いの。お姉のことを傍で見て来て、お姉の性格も性癖も知り尽くしてるつもり。だからね・・・そんなお姉のことを知り尽くしている一騎さんの話は信じられる。そう思ったの。後好みの顔立ちだから。」

 

 一刀「あれ?なんだろう、最後の方が理由の大半を占めている気がして来たぞ?」

 

 柊「アハハ、マサカー。」

 

 一刀「ソウダヨネー。」

 

 二人「「・・・・・・」」

 

 柊「さ、璃々ちゃんが待ってる。行こうか。」

 

 一刀「そうだな、璃々ちゃん寂しがってるだろうしな。」

 

 二人はそのまま隠れている璃々ちゃんと村の子供たちを探しに行った。一刀は思う、柊の好みって絶対常人には引かれる好みに違い無い、と。

 

 柊「さて・・・可愛い少年は何処に居る?」

 

 一刀「そうか・・・こいつはこう言う奴か。」

 

 柊「可愛い子はいねぇがぁ~~~~!」

 

 一刀「どうしよう・・・この変態。」

 

 

 


 
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