第一章 二話 天水
劉備たちから離れた一刀は少し困っていた。
一刀(この子いったい誰なんだ?・・・・・・・・・・でも持っている武器は見覚えあるしな~~どうすっかな)
そんなことを考えていると女の子が止まった
??「着いた・・・・・・・」
そう言ってその子はつかんでいた手を放した
周りを見るとこの子のだろう馬が木に繋いであり草を食べていた
一刀「君はいったい誰だい、君が持っている武器は方天画戟だろ・・・なぜ君がそれを?」
??「恋の名は、呂布奉先・・真名を恋ていう。・・・・・・ずっと待ってた。恋の家、御主人様戻ってくるの・・・ずっと・・待ってた」
そう言って恋は一刀に抱き付き頬ずりを始めた
すりすり・・すりすり・・すりすり・・・・・・・・・
一刀(長いな!!・・・・しかし、呂布か、天下の飛将軍だったよな。・・・でもさっき家といったよな・・・・方天画戟・・・・呂布・・・呂・・!!!)
一刀「なあ、呂布「恋・・・(上目づかいの涙目で見上げてくる)」わ、わかった。・・恋もしかして、恋の家は山越にあって先祖は勇・・呂馬童か?」
恋「(コク)そう・・・・だったと・・・思う」
すりすり・・すりすり・・すりすり・・・・・・・・・
一刀「なんか、最後の方は自信なさそうだな・・・そうだ、俺の真名は一刀だ。よろしくな。それより恋これからどうするんだ?」
恋「まだ・・・すりすりする」
一刀「そ、そうか・・・まあ、気がすむまでするといいさ(見た目の年齢的にそんなに離れてないよな~~まあ精神年齢は一回りぐらい違うけどな・・・・・それにしても勇よ、ちゃんと子を生せたんだな・・お兄ちゃんはうれしいぞ)
そんなことを考えながら一時間ぐらいすりすりされ続けた・・・・涼、冬蘭、俺何かに負けそうだったよ
恋「ん・・・もっとしてたいけど・・・帰らないと・・心配する。御主人様も来る」
一刀「やっと終わったか・・・で、恋どこに帰るんだ?」
恋「月の所」
一刀「それは、真名だろ。その子の名前は何ていうの」
恋「たしか・・・董卓?・・」コテ
一刀「いや、聞かれても・・・(やばい、かわいい、抱きしめたい・・・・それより董卓か。史実通りなら暴君なのだろうがこの世界だしな・・・・)」
恋「月いい子・・・恋にいつもご飯くれる。だから恋も・・お返しする」
一刀「そうか、恋はいい子だな」
そう言って一刀は恋の頭を撫でる
恋「//////////////////////////////////////////////////////////////////////////(これ気もちいい。それに胸がポカポカする)」
一刀「さて、それじゃあその董卓の所に行くか」
恋「あ、・・・・」
一刀「どうかしたか、恋?」
恋「もっと、ナデナデしてほしかった」
一刀「ははは、恋もっとしてほしいなら何か頑張らないとナデナデしてやらんぞ」
恋「ん。わかった・・・・恋もっと頑張る」
一刀「ああ、がんばれ。それじゃあ董卓のもとに行きますか」
恋「コク」
その時である後方から
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーー
一刀「は!俺のスタンドが!!・・じゃなくてなんだこの音は?」
??「とう!!食らいやがれなのです。この痴漢野郎!!ちんきゅーーーキッぎゃっ」
ドカ
ゴロゴロ
一刀「なんだ、この小さいのは・・・・」
この時、一刀は背後から何者かに攻撃されそうなのを感じて蹴りでカウンターをしていた
一刀「俺を狙ってきたのだからやり返されてもしょうがないよな・・・」
そう殺気と覇気を出しながら言って止めを刺そうすると
恋「フルフル」
と首を横に振りながら一刀の袖をつかんでいた
一刀「ん、何だ恋?(昔の涼みたいだな)」
恋「その子・・恋の知り合い・・・だから・・助けてあげて」
恋は少し体を震わせながら言った
一刀「そうか、わかったよ恋。怖い思いさせてごめんな」
そう言いながら軽く頭を撫でてやった
一刀「ほら、恋。あの子を起こしてきてあげて」
恋「うん」
恋「ちんきゅ、起きる」
陳宮「う~~呂布殿~まだ眠いのですよ~」
恋「ちんきゅ、しっかりする」
陳宮「は、呂布殿。あの獣は如何なさったんですか・・・もしや呂布殿が・・・さすが呂布殿天下無双です」
恋「違う・・・・あの人・・恋のご主人様」
陳宮「??呂布殿の・・主?・・何を言っておられるのですか。呂布殿の主は月ではないですか」
恋「(フルフル)違う・・・月は友達・・・御主人様じゃない」
陳宮「何を言ってるのかわかりませんぞーーーー!!」
一刀「そろそろ、話は終わったか恋?」
恋「たぶん・・・終わった?」
陳宮「終わってませんぞーーー!!さては、お前が呂布殿をたぶらかしたのですな」
一刀「なあ、恋(コテ)もうめんどくさいから気絶させていい?」
恋「(コク)恋も・・めんどくさくなった」
一刀「わかった。それじゃあ」
陳宮「な、何をするきなのですか・・呂布殿おた(トン)う・・」
パタ
一刀「よっと・・・さて行こうか恋」
恋「コク」
そして、騅と黒兎と騅が侍らした馬は疲れることなく天水まで走って行った
一刀(すごいなこの馬・・・もしかして、騅との子はすごい馬が生まれたりして・・・)
天水について恋に連れられて城まで行くと
詠「やっと帰って来たのね恋。月やみんなも心配したんだからね・・・あら、何で陳宮は寝てるの?」
恋「いろいろ・・・あった」
詠「そう。で、後ろにいるやつは誰。かなり怪しいのだけれど」
恋「そんなこと言っちゃだめ・・・・恋の・・御主人様/////////」
詠「恋の御主人様!?・・どういうこと?恋は月に・・・・・・そうか客将だったわね。つまり恋は主を見つけたという事ね」
恋「コク」
詠「そう・・・か。でも、まだいてくれるわよね恋?まだ探し物があるんでしょ?」
恋「(フルフル)もう見つけた。・・・・・恋たちの・・とても大切なもの」
詠(これから忙しくなっていくのに恋が抜ける・・・やばいはね・・・うちの軍は結構恋に頼っているとこあるし・・・・・)
一刀「おい、少しいいか」
詠「ブツブツブツ・・・「だからおーいてば」あーも、五月蠅いはねさっきから。今大事な考えしているところなんだから邪魔しないでよ」
一刀「はーーもういい、お前には頼まん。恋、俺を董卓の所まで連れて行ってくれ」
恋「わかった・・・ついてくる」
詠「な!!!あんた急に何言ってるのよ!!あなたみたいな素性がわからないやつを月にあわせるわけないでしょうが!!」
一刀「そんなのは知らん。第一こちらの話を聞こうとしなかったお前が悪い。俺はちゃんとお前に呼びかけたぞ、それを無視したのはお前だからな。では先を通らせてもらう」
詠「う、でも・・・あーもう衛兵あの男を捕まえろ」
一刀「恋は手出さなくてもいいよ。恋はまだ相手を怪我させるかもしれないからね」
そう言ってやってきた十人の衛兵を瞬く間に気絶させた
一刀「さ、行こうか」
詠「うそでしょ・・・・十人をこんなにあっさり・・しかも傷一つつけてないなんて・・・・はっ誰か霞と華雄を呼んできてあいつを止めさせて」
一刀「何だかめんどくさくなったな・・・・ただ、董卓と会って話したいだけなのに」
恋「御主人様大変・・・♪」
一刀(なぜか恋は俺の腕に抱き付いて離さないし・・しかもなんか機嫌よさそう)
そんな感じで歩いていくと目の前に二人の女性が現れた
霞「ちょっと待ちい。これから先には行かせんで~・・・・・て、恋あんた何してんの?」
恋「恋・・ひっついてる」
霞「いや、見てわかるけど・・・何で恋が賊に引っ付いてるんかきいとんのや」
恋「・・恋の御主人様だから・・・」
霞「は?・・・御主人様?」
華雄「何を訳の分からんことを!!!!」
そう言って華雄は自分の武器を振りかぶりながら迫ってきた
一刀「恋少し下がってて」
恋「コク」
頷いた恋は腕を離して少しだけ後方に下がった
一刀は華雄の一撃を軽々とかわして叩きつけられた斧に足を載せ持ち上げられなくする
華雄「なに!持ち上がらないだと!!!」
一刀「歯くいしばっとけよ」
そう言って華雄の体を見て
一刀「一応女か・・・なら腹にしとくか・・はああっ」
ドッゴン
華雄「ケフ」
ズザアアアアアア
華雄は吹き飛ばされて地面を滑って行った
一刀「さて、そちらもやるのかい」
そう言って少しだけ一刀は闘気を出した
霞「う、あたりまえや。この張文遠が偃月刀受けてみい」
一刀「ほう、張遼か面白いならお前の武に敬意をこめて俺も武器を使おう」
そう言って一刀は戟『混沌』を出した
恋「すごい・・・・恋のと・・・全然・・違う」
霞「何でうちの名前を知ってるのか聞きたいんけどそれよりもその武器のことが聞きたいわ」
一刀「これは『混沌』と言ってね恋が使ってる方天画戟と同じ作りだよ」
霞「な!!恋の武器は大昔の武器で作り方も伝わってないはずや。何で同じ作りていえんねん」
一刀「それは、この二つの武器を俺ともう一人で作ったからだよ・・・さて、無駄話はやめて始めますか・・・はっ」
あっという間に霞の懐に入った一刀は斜めに斬ろうとしたが霞は何とかかわして後ろに下がっていた
霞「なんちゅう速さなんやあんたは」
一刀「今のでぎりぎりみたいだな・・・少し期待が外れだな・・・ただまだ伸びしろは有るな、これからの鍛錬次第だな」
そう言って一刀は混沌を直しさっきよりかなり速い速さで霞の後ろに回り込み気絶させた
一刀「恋~~行くぞ~~」
恋はまた腕を組んで一刀を連れて行った
そして董卓の部屋に入ると
董卓は頭を下げていた
月「どなたか存じませんが、どうか私の命だけ奪って他の方を許してはもらえませんでしょうか」
一刀「は?何を言ってんの?」
月「ですから私はどうなってもいいので他のみなさんの命は取らないでください」
一刀「・・・・・ぽん(手と手を合わせた音)ああそういう事か。勘違いをしてるぞ董卓。俺はお前と話に来ただけだ。それにまだ、だれも殺してはいない」
そう言われても信じきれない月は恋を見ると
恋「コク」
と頷いてくれた
月「へう~~~~よかったです。誰も死んでないんですね」
一刀「ああ、一人だけ少し心配なのがいるが大丈夫だろ」
恋「大丈夫。華雄あれくらいで死なない・・・・と思う」
少し心配になった一刀と月だった
これから話し出そうとそうとしたとき
ドーーーーーーーン
扉が勢いよく相手詠が入ってきた
詠「月大丈夫、怪我はない?」
一刀「またか、・・・・・話を始めたいがいいか?」
詠「なに勝手なこと言ってくれてんのよ!!元はと・・・・い・・え・・ば」
詠は言い切ることができなかった。今まで感じたことのない濃密なそしてとてつもなく冷たい殺気と覇気を浴びたからだ
一刀「取りあえず、話に入る。次は、邪魔してくれるなよ」
詠は言葉を発することができなかったので首を縦に振った
一刀「ではまず、自己紹介からだな。俺は項羽北郷という。よろしくな董卓」
月「はい、私は董卓中穎と言います。・・・・・・・え!!項北郷ですか!?・・・でもその人は何百年も前に・・・・え?え?・・へう~~~~~」
一刀「(なんかかわいいなこの子)その話はいつかする。それよりもお前のことについて知りたい」
月「え、私のことですか?/////////////////////へう~~」
恋(なんか胸がもやもやする)
そう思った恋は長椅子に座っている一刀の横に行き腕を組んだ
一刀「コラ恋今大事な話中だぞ」
恋は一刀のことを下から覗き込むように目を潤ませながら目でダメ?と聞いてるように一刀を見た
一刀「うう、邪魔はするなよ恋」
恋「コクコクコク」
一刀「それで、董卓お前の目指す未来つまり世界は何だ?」
月「皆の笑顔と言いたいですけど今の世ではそんなことは言えません。ですが、それでも手の届く場所は守り戦いたいと思います」
一刀「それで、自分の仲間が死ぬことになってもか?」
月「はい。ですが、その様なことができるだけないようにしていきたいと思います」
一刀「(このこは、どこかの馬鹿みたいに表面の事だけでなくしっかりと中のことも考えているな)そうか、なら少しの間だけだがお前たちに手助けしよう」
月「どういうことですか?」
一刀「なに、ただの気まぐれと董卓お前のことが気に入っただけさ。それに恋のお礼も兼ねてな」
月「へう~~~~~~~~どうしよう詠ちゃん」
詠「私に言われても」
そう言いながら詠は一刀と目線が合う
詠「ヒッ・・・ただ、今後のことを考えると項羽さん・・様の戦力は必ずいると思うわ。今、世を騒がせてる黄巾党の戦いにね・・・・すみません、生意気言ってすみません。必要なのでいてください」
一刀「何でこんなに怖がられてるの俺」
その頃恋は一刀の腕に引っ付いて幸せそうに寝てました
あとがき??
すみません
子孫は恋としか会えませんでした
次回は必ずあの方を出します
あと詠と華雄のキャラどうした方がいいと思いますか?
とくに詠・・・・このまま純情子に仕込むか、原作通りにツンデレ迷うな
取りあえず次回嫁争奪戦・・・書けるといいな
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