No.728274

くろすお〜ば〜ハウス 第四回

D.C.D.さん

仮面ライダー鎧武、終わってしまって少し寂しいです。
ですが、新仮面ライダードライブ、個人的には中々期待できそうです。
みんなで応援しましょう!

以下、新入りプロフィールです

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2014-10-06 07:14:16 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:622   閲覧ユーザー数:617

 

 

 

 

 

 

 

阿木斗

「新人さん、いらっしゃ〜い」

 

マークII

「この小説、いつからお茶の間番組になったの⁉︎」

 

 

 

 

早速ですが、新入り登場です。

 

 

 

 

希刃

「…ど、どうも…」

 

 

 

 

入ってきたのは、バイオリンを抱えた青年。

 

ビクビクとしており、弱気な感じがする。

 

 

 

 

阿木斗

「彼の名前は希刃 渡。またの名を仮面ライダーキバ!」

 

希刃

「そ、そんな大層なものじゃ…」

 

阿木斗

「ちなみに特技はバイオリン。最近はバイオリン作りにも力を入れてるそうだよ」

 

希刃

「はぅ…」

 

マークII

「おい、なんか消え入りそうになってるぞ、こいつ」

 

阿木斗

「彼は極度の人見知りなんだ。まぁ、仲良くしてあげてよ」

 

 

 

 

こうしてまた一人、新しい仲間が増えた。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンにて…

 

 

 

阿木斗

「暇だなぁ…お菓子でも作るか」

 

灰頭

「暇だから作るものなのか?」

 

阿木斗

「美味しければいいんだよ。みんなの分も作るから。たっくん楽しみにしててよ」

 

灰頭

「たっくん言うな!」

 

阿木斗

「ん?」

 

 

 

キッチンに入ると、ゴミ箱の辺りで人影が動いていた。

 

コッソリと近づいたが気配を感じたらしく、その人影は勝手口から逃げ出した。

 

 

 

 

灰頭

「あ、待ちやが…」

 

阿木斗

「…逃がさない…」

 

 

 

 

灰頭が後を追おうとしたが、それよりも早く阿木斗が動いた。

 

一瞬だが、阿木斗の腰に変身ベルト『オルタリング』が現れた気がする。

 

 

 

 

灰頭

「………」

 

 

 

 

灰頭は無言でファイズギアを腰に巻き、ファイズフォンを握って外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

近所の竹林にて…

 

 

 

希刃

「はぁ、はぁ…見つかっちゃった…でも、ここまで来れば…」

 

 

 

 

ザクッ!

 

 

 

 

安心しきっていた希刃が持たれかかっていた竹に、一本の剣が突き刺さった。

 

アギトのフレイムセイバーだ。

 

 

 

希刃

「ひっ⁉︎」

 

アギト

「…俺のキッチンを荒らすやつは…絶対に逃がさないよ?」

 

 

 

 

投げられた方角を見ると、そこにはフレイムフォームのアギトが立っていた。

 

 

 

 

アギト

「希刃くん、俺に断りもなくキッチンで何してたのかな?」

 

 

 

 

ジリジリと迫り来るアギト。

 

命の危機を感じた希刃は、変身して走り去った。

 

 

 

 

アギト

「逃がさないよ」

 

 

 

 

グランドフォームに戻り、走って追いかける。

 

 

 

 

ガンダム

「……2人の変身シーン、省略しすぎじゃない?」←近くを散歩してたヒト

 

灰頭

「てか助けてやれよ!」←オートバジンに乗って追いかけてきたヒト

 

 

 

 

その後、アギトに捕まって殺されかけたキバをファイズが助け、ガンダム、マークII、灰頭で事情を聞くことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングにて…

 

 

 

 

マークII

「つまり、バイオリン作りのために魚の骨が必要だったと?」

 

希刃

「は、はい…」

 

灰頭

「何だ…そうならそうと言えばよかったのに」

 

ガンダム

「阿木斗だって、そうと知ってれば魚の骨くらいくれるよ」

 

阿木斗

「そうだよ。本来捨てる物を利用できるなら、喜んであげるよ。それが食材なら尚更だよ!」

 

 

 

 

阿木斗は笑顔でそう言った。

 

 

 

 

ガンダム

「(すごくいいこと言ってるけど…)」

 

灰頭

「(さっき希刃を殺そうとしてたよな?)」

 

マークII

「(人の命より食材なのか?)」

 

 

 

 

何はともあれ、阿木斗の怒りを鎮めることはできた。

 

そして今回、彼等が学んだこと。それは…

 

 

 

 

ガンダム・マークII・灰頭・希刃

「(この人を怒らせちゃいけない!)」

 

阿木斗

「食材は大切に♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングにて…

 

 

 

龍輝

「うまいか?おー、よしよし」

 

マークII

「鏡の前で何やってんだ?」

 

龍輝

「ん、餌やりだけど?」

 

マークII

「餌やり⁉︎」

 

龍輝

「ほら」

 

 

 

 

龍輝の覗いていた鏡を見てみる。

 

 

 

 

 

マークII

「…何も見えねぇぞ?」

 

龍輝

「あ、ミラーワールドは他の人には見えないんだったな。おーい、ドラグレッダー!出てこーい!」

 

 

 

 

龍輝が呼びかけると鏡の表面が揺らめき、何かが飛び出して来た。

 

 

 

 

マークII

「うおっ!」

 

 

 

 

飛び出して来たのは、赤い龍の頭だった。

 

 

 

 

ドラグレッダー

「グルルルゥ…」

 

龍輝

「おーよしよし。まだ食べたりないのか?」

 

マークII

「びっくりしたぁ…で、何を食べさせてるんだ?」

 

龍輝

「ドッグフード」

 

マークII

「ドッグフードかい!ドラゴンって肉食じゃねぇのか⁉︎」

 

龍輝

「肉は高いしなぁ…ってか、こいつ雑食だし、ドッグフードでいいでしょ?」

 

マークII

「雑食かよ!お前はドラゴンとしてそれでいいのか⁉︎」

 

ドラグレッダー

「わう?」

 

マークII

「そんな可愛らしい鳴き声をすなーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭にて…

 

 

 

 

アレックス

「五代さ〜ん、お手紙届いてますよ〜」

 

空我

「ありがと〜。なになに…『特徴が無くて、扱いに困ります。D.C.D.より』…誰だろ、この人?」

 

アレックス

「どうかされました?」

 

空我

「あぁ、何でもないよ」

 

アレックス

「そうですか。じゃあ、私はこれで」

 

 

 

 

アレックスは再び家事へと戻った。

 

 

 

 

空我

「う〜ん…何か目立つ事をしろ、ってことを言われてるのかな?」

 

 

 

 

考えること、10分…

 

 

 

 

空我

「冒険家(実はそういう設定)らしく、珍しい虫を捕まえよう!」

 

 

 

 

空我は虫網と虫カゴを持って、くろすお〜ば〜ハウスを出て行った。

 

 

 

 

マークII

「…冒険家らしく?」←草むしりしてたヒト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後のリビングにて…

 

 

 

 

マークII

「〜〜〜というわけで、空我が虫取りに行ったんだけど」

 

龍輝

「すげぇ!伝説の昆虫とか捕まえてくんのかな⁉︎」

 

希刃

「…何かの幼虫とか…バイオリンの材料にいいかも…」

 

マークII

「(こいつらに話振った俺がバカだった…)」

 

空我

「ただいま〜」

 

龍輝

「あ、おかえり!何か取れた⁉︎」

 

空我

「うん、すっごい大きなクワガタムシ捕まえた。ほら」

 

 

 

 

空我の後ろには全長二メートル程の、金と黒の皮膚を持ったクワガタムシがフワフワと浮かんでいた。

 

 

 

 

マークII

「ちょっと待てぇ!虫なのか、それ⁉︎」

 

龍輝

「でけぇ!オオクワガタよりでけぇ!」

 

希刃

「…綺麗な艶…バイオリンの材料に良さそう…」

 

マークII

「(やっぱ、この2人ちょっとズレてる…!)」

 

空我

「あれ、マークII、虫大丈夫なの?」

 

龍輝

「そういえば。虫嫌いなのに」

 

マークII

「いや、これを虫と思えって方が難しいわ!」

 

空我

「まぁ、大丈夫ならいいや」

 

龍輝

「ところで、何ていう虫なの?」

 

空我

「わかんないから、名前付けてあげた。『ゴウラム』って、どう?」

 

龍輝

「いいねぇ。カッコイイじゃん。希刃はどう?」

 

希刃

「…いいと…思う…」

 

空我

「よし、決まり!じゃあ、よろしくな、ゴウラム」

 

マークII

「(もう、どうにでもなれ…)」

 

 

 

 

 

 

〜see you next time〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿木斗

「次回も空我の出番があるね」

 

空我

「何しよっかな〜」

 

エクシア

「当然、新入りも入るからな」

 

希刃

「お…お楽しみに…」

 

 

 

 

 


 
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