No.727225 【獣機特警K-9ⅡG】妖刀【交流】古淵工機さん 2014-10-02 22:54:31 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:703 閲覧ユーザー数:658 |
ある日の昼下がり。業務スーパーの前にて。
「よう、零じゃねーか!」
ちょうど店に食材を買いに来た零こと作品No.0と出会ったのはオオカミ形ロボットの立会川 緋月。
「おう緋月、今から帰りか?」
「そうなんだよ。今日はなに作ろうかなってなw」
「おいおい、買い過ぎだってそりゃあw」
と、笑っている零の瞳は紫色に光っているが、これは『困惑』あるいは『苦笑』を意味している。
「零はこれから買い物か?」
と、緋月が訪ねると、零の瞳は黄色に変わる。
「そうそう、これから署員全員に食事を作ってやんないとさ。だからここに買いに来たってワケ」
「ここアタシがこんだけ買ってもまだ商品有り余ってるからなーw」
「まったくw」
と、何気ない日常会話を交わしていた緋月だったが、ふと零の懐にある物体に目がついた。
「おい待て」
「ん?」
「そのカタナは何だ?ずいぶん年季が入ってそうだが」
「あー…」
と、零の瞳が再び紫色に変わる。
「これな、名刀『
「いいから貸してみろって、アタシだってカタナ使ってんだ」
「あっ…おいバカ、よせって!?」
と、零の制止も聞かず緋月がカタナを抜き放ったその時だった。
「おー、こりゃ結構いいカタナ…だはっ!?」
突如カタナを持った緋月の腕が勝手に動き、そのまま自分の腹を突き刺してしまった!!
ハイテク技術で作られた超合金製のボディーを持つ緋月だが、その刀身はそんな硬い素材すら貫いていたのだ。
「ガピ…ザザッ…ぐおぉぉ、腕が勝手にィィ…キュイィ…」
カタナが刺さった部分から火花を散らしながら悶え転がる緋月。零の瞳は紫色のままだ。
「あーぁ、だからよせって言ったのに…おーい、誰かロボット専門の医者呼んできてくれー!」
このあと緋月はV.A.テクノサービスに搬送され、修理の末に一命を取り留めたのだった…。
その後、零から聞かされた話によるとこの刀にはある種の妖気が封入されており、
素人が使うと妖気に取り付かれて無意識に人を斬ったり、今回のように自分自身を突き刺してしまうのだそうだ。
呪いのアイテムにはくれぐれもお気をつけて。
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いくらよさそうなカタナだからってむやみやたらに触っちゃダメですよ。
呪われますw
■出演
零:http://www.tinami.com/view/722114
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