―――――――――――旅団本部（楽園）のとある一室にて――――――――――

二人の男が何やら準備を行っていた。

？？？「ロキ、準備はいいか？」

ロキと呼ばれた男が声の主に返答を返す。

ロキ「ああ、でもよく団長が許可したよなこれ」

『扱うのは武装中心だからな、旅団にとっても益があると判断したんだろう』

唐突に通信機器から新たな声が響く。

ロキ「おっUnknownもう着いたのか？」

Unknown（以下アン娘）『うむ、現在射撃試験場で最終チェックを行っているところだ。しかし今回は実弾兵器か・・・私としてはコジマ兵器の方が好みなのだが・・・』

？？？「今後は扱うかもしれんからそれまでは我慢だ」

アン娘『むぅ・・・絶対だぞ？』

？？？「こっちの開発陣次第だがな・・・さてそろそろ時間だ諸君――――――

―――――――――――派手に行こう」

okaka＆ロキ＆アン娘「「『全ては我らの趣味とロマンと懐事情のために！！』」」

―――――――お昼時、皆が食事や談笑をする中でそれは始まった――――――

テレビから急に見慣れない放送が流れ始め、その場にいた全員がテレビに注目する。

～♪（ジャパ◯ットのBGM）

okaka『さぁ始まりましたジャパネッ◯okaka！私グランダーI.GのCEOであるokakaが皆様に素敵な装備や商品をお安くお得に紹介する通販番組で御座います！本日のスタジオアシスタントはこの方！』

ロキ『どーも！スタジオアシスタントのロキです！それでは社長！早速本日の商品をお願い致します！』

okaka『はい！本日の商品はこちら！【多目的巡航ミサイル・ギガントマークⅡ】！G4システムの装備であるギガントの改良機種で御座います！』

ロキ『ギガントと言うとG4専用の武装ですよね？ケーブルでの接続が必要じゃあ使い所が少ないのでは？』

okaka『はい、従来のギガントはランチャー本体から伸びたケーブルをベルト右腰のソケットに接続し、ベルト左腰のスイッチをひねることで発射するという非常に面倒なプロセスを必要としていました。しかし、当製品はその欠点を改良！個人でも自由に発射可能な多目的ランチャーへと進化いたしました！』

（スタジオ内に驚きの声）

ロキ『進化ですか！具体的にはどのように？』

okaka『はい、まずはこちら！本体なんですが、従来では外部電源と発射ボタンが必要でしたよね？』

ロキ『ええ、ベルト型のバッテリーとスイッチが必要でしたよね？それを付けるのが面倒で・・・』

okaka『しかし！このマークⅡはそれを本体に内蔵！更に取り回しを重視してピストルグリップを装備いたしました！しかもそれでいて本体重量は現行モデルの約70％！強度を落とさずに軽量化にも成功しているんです！』

（スタジオ内にどよめきが上がる）

ロキ『使いやすくなった上に軽くなったんですか！？これはすごい！』

okaka『それだけではありません！なんと、誘導システムも強化！通常の赤外線やレーダー誘導に加えて、新たにレーザー誘導を搭載いたしました！この先端にある不可視レーザー装置を標的に向け続けるだけで100％直撃させることもできるんです！』

ロキ『100％！？100％ですか！？それはすごい！でも本当に100％当たるんですか？』

okaka『皆様もそこに疑問を持たれる方が多いでしょう、そこで今回はこの方にテストを行っていただきました。射撃試験場のUnknownさーん！』

（射撃試験場の映像に差し替わり、スタジオ映像がワイプに縮小される）

アン娘『はーい！こちら射撃試験場のUnknownです！では早速あの高速で動く無人ノーマルをターゲットにレーザー誘導を試そうと思います！使い方は簡単！サムセイフティを解除、本体下部のレーザースイッチをいれるだけ！後は標的に向け続けながら発砲！』

―――――――――――ドゴオオオオオオオオオン！！

（すさまじい爆音と共にノーマルに直撃、一撃で爆散させる）

アン娘『ね？簡単でしょ？それではスタジオにお返しいたしまーす！』

okaka『はい、Unknownさんありがとう御座いました！どうです？素晴らしい命中精度でしょう？』

ロキ『ほんとにすごいですねぇ！ところでさっきの弾頭は凄まじい威力でしたが、弾頭も改良型で？』

okaka『もちろんです！先程の【装甲貫通弾】に加え、空中で弾けて鋼鉄の矢が降り注ぐ【フレシェット弾】、高濃度の硫酸をぶちまける【硫酸弾】、近接信管により空中で起爆する【榴弾】、着弾周囲を凍結させる【冷凍弾】高濃度ガソリンジェルに白リンで着火、周囲を火の海に変える【焼夷弾】高濃度コジマ粒子を封入した【コジマ弾】デイビーク・ロケットを参考に開発した【戦術核弾頭】他にも様々な弾種をご用意いたしました！』

ロキ『最後の二つがやべぇ！』

アン娘『コジマがあるなんて聞いてないぞ！？それを撃たせろ！』

okaka『さて、これだけ揃っていると気になるのはお値段ですよね？』

二人『『無視しやがった！』』

okaka『今回のランチャー本体に全てのご指定の弾薬を6発づつ、４種類お付けしてなんと、1,000,000auのところなんと！２割引きの800,000auでご提供させていただきます！』

（スタジオ内にすごーい！やすーい！などの歓声が上がる）

okaka『更にそれだけではありません！なんとこのランチャーをネクストの内装武装に改修する専用キットもお付けいたします！そこまでついて、このお値段据え置き800,000au！』

ロキ『更に今回弾薬の定期購入サービスも行っております！詳しいことは電話オペレーターやホームページでご確認ください！』

okaka『分割払いボーナス一括払いもご用意しております。しかも送料、金利手数料は全て当社が負担致します！』

ロキ『電話番号はフリーダイヤル0120－◯◯◯－◯◯◯、0120－◯◯◯－◯◯◯おかけ間違いの無いようにご注意ください！』

三人（アン娘はワイプ）『皆様のお電話、心よりお待ちしております！』

三人のセリフとともに画面が切り替わり、詳しい注文方法が表示される

竜神丸「・・・なんだったんですかねぇ今の」

二百式「俺に聞くな・・・」

支配人「まったくあいつら・・・」

竜神丸「・・・あ、もしもし、このギガントマークⅡってタイラントでも使えます？あ、じゃあ１ダースほど定期購入で弾種は・・・」

二＆支「「買うのかよ！！！」」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く？

あとがき

ノリで書きました。後悔も反省もしていません。時間軸的には竜神丸さんの【九番目の熾天使・外伝　～改～】と同じ時間軸ですので本編に反映されるかは竜神丸さん次第ということでお願いします（ﾁﾗｯ

次回はまだ未定です。