No.691654

【獣機特警K-9ⅡG】アードとミウとテムナ【交流】

古淵工機さん

突っ走り気味なところは若さゆえか。

■出演
アード:http://www.tinami.com/view/691435
ミウ:http://www.tinami.com/view/610063

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2014-06-05 00:20:05 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:857   閲覧ユーザー数:778

ラミナ警察署・生活警備課…。

ミウとテムナのコンビが、新たにこの課に配属となったアードを出迎えていた。

 

「いやぁ、まさかアードが来てくれるとはなぁ、ははは!」

「本庁でも一緒だったけど、またこれからもよろしく!」

「いやぁ、また一緒に働けるなんて思ってもなかったからさ…正直寂しかったよw」

 

テーブルを囲み、コーヒーを飲みながら再会を喜び合う三人。

彼女たちは幼い頃から一緒で、よく一緒に遊んだりケンカしたりしたそうである。

「それにしてもアードさぁ…」

「ん?」

「随分丸くなったよね、あの頃は事あるごとにあたしに突っかかってきたのに」

「ま…いろいろあるんだよ。いろいろ、ね……」

と、少し寂しそうな表情を浮かべるアードだったが、すぐに笑顔を浮かべて答えた。

「ともあれこうして再会できたんだ。何かの役に立てれば嬉しいなって」

「そらまぁ、かめへんけどもー…あんまり突っ走らんといてな」

「うっ!?あ、あたしってそんな突っ走ってるか…?」

「「突っ走ってるね」」

「そこハモるとこなの!?…って、どうも思い当たる節が…」

…2日前。

「いよいよラミナ署の生活警備課に配属だ。さぁー気合入れるぞ!!」

と、署に近いワンルームアパートに引っ越してきたアードの耳に、女性の声が響いた。

「誰かー!ひったくりよー!!」

叫び声の聴こえた方を見ると、ナイフを右手に、バッグを左脇に抱えたワニ形レプターの男が走っていた。

「オラオラ!そこをどきやがれーっ!!」

「うわっ!あぶねっ!!」

「オイ!緊急通報だ!!」

その様子を見ていたアードは、いてもたってもいられなくなり一目散に飛び出していった。

 

「警察だ!そこの引ったくり野郎!おとなしく…」

アードが引ったくり犯の前に立ちはだかる。

「なんだコラ!どかねえとコイツを食らわすぞ!!」

男はナイフを手に飛び掛るが、アードは素早くかわすと、そのまま返す手刀でナイフを弾き飛ばす。

「さぁ、大人しくそのバッグを元の持ち主に返してお縄につきな!さもないとイタい目見るぜ!!」

「イタい目だぁ?上等じゃねえか!後悔すんじゃねえサツ公がぁ!!」

男は拳を握り、アードに殴りかかろうと迫る。だが…。

「ぎゃっ!?うわ、ちょ、ちょっと…なんでこんなとこに空き缶が…」

男は突然、道に落ちていた空き缶を踏みつけてバランスを崩し転倒した。

「うおっ!?」

「ぎゃあ!?」

その目の前にアードがいたため、男はアードに覆いかぶさるような格好で倒れてしまったのである。

しかもさらに最悪なことに、男が踏ん張ろうとして出した手が、アードの右胸をしっかり掴んでいたのだ…。

 

「て…っ…めえ…よくも乙女の…よくも乙女の胸を…」

顔を赤らめ、目には涙を溜めながら立ち上がるアードの怒りは最高潮。

「え、あ、ちょ、その、これはだな…」

「許さあぁぁぁぁぁぁん!!このっ!このっ!!このぉぉぉぉっ!!!!」

後ずさる男の顔面にパンチ一発、後ろに倒してから馬乗りになり何度も何度も殴りつける!

痛みのあまり身悶えるワニ男。アードはその腹を二、三発踏みつけたうえに尻尾を掴んで引きずり回し…。

 

「引ったくり犯はここか…って、一体どうなってるんだ!!」

「た、た、た、助けてくれええぇぇぇ…」

「逃がすかよっ!!」

「ひいっ!!」

「おいやめろ!いくらなんでもやりすぎだ!」

「離せー!こいつバッグをひったくっただけならいざ知らず、あたしの胸触りやがったんだ!離せーっ!!」

 

…結局、ひったくられたバッグはどうにか持ち主の元に戻ったのだが、

アードにボコボコにされた男はとても取調べができる状態ではなく、とりあえずいったん病院へ搬送される羽目になってしまい、

署にたどり着いたアードはさっそくエルザ署長からお目玉をくらったということだ…。

生活警備課。

「…うん。そらアード、アンタが悪いな」

「だ、だって胸触られたんだよ?胸だよ胸!」

「その気持ちはわからないでもないけど…半殺しにしちゃったら警官として問題だよ」

「それはそうだけどさ…うっ、うう…」

ミウとテムナにやり込められ、泣きそうなアード。

 

「しゃあないな…なぁミウ、どないする?」

テムナの問いに、ミウはひとつため息をこぼすと、ゆっくり立ち上がりながら答える。

「そうだねー、じゃあ…その悔しさをあたしにぶつけるってのはどう?」

「で、でも……」

「スパーリング。今日は定時で仕事も終わるつもりだし、河原で思いっきりその悔しさをぶつけりゃいいよ!」

「うっ…うわーーーーん、ミウーーーーーっ!!!」

自分を思いやるミウの優しさに、思わず泣き出してしまったアード。

ミウはそんなアードをそっと抱きしめるのだった…。

 

ラミナ警察署の新しい仲間、アード・レポル。

まだまだ不安は多いけれど、彼女もきっと一人前の警官に育ってくれるに違いない…。


 
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