No.686255

ビヨンド ア スフィア ~ゴシック・ファントム~

ざわ姐さん

久しぶりの続きの投稿です。今回からずっと悩んでいたタイトルの変更を思い切ってやりました。色々な思惑を詰め込んだタイトルですが、今の所は私にしか意味は分からないと思います。
また、今回、書いていて長くなってしまったので2/3程の所で切って投稿しています。続きはまたいつになることやら・・・・・

ここで物語の中に出てくる用語の補足説明を一つ。実際のニュースなどでも稀に聴かれる軍事用語に「タスクフォース-Task Force」と言う言葉が出てきます(以下、TFと略します)。ニュースなどでは「機動部隊」なんて訳されている事が多いです。間違いじゃないです。直訳すると「(課せられた)職務の部隊」みたいになります。これも間違いじゃないです。では、一体どういう部隊なのか?というと、一言で言うと「直轄混成部隊」と言えると思います。簡単に説明すると上部の采配で4軍の垣根も国の壁も越えて人員を集めて、適材適所で部隊を編成し、決められた任務を遂行する。それがTFです。過去で有名なTFにTF20というイラク戦争で編成された部隊がありました。第一派遣分遣隊(デルタ)をはじめ、空軍のCCTや101空挺師団などから兵を集めてフセイン大統領一家を捜索、捕獲または殺傷を第一目的にイラクで活動していました。

2014-05-12 20:06:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:555   閲覧ユーザー数:555

 

主はとこしえに死を滅ぼし、主なる神はすべての顔から涙をぬぐい、その民のはずかしめを全地の上から除かれる。

 

-イザヤ書二五章八節-

 

「オプティマイザーを引き金に再活動を始めたというの?」「海堂要」は「レオナ・マルグレーテ・リュクスボー」にそう問いただした。「あくまで仮設の一つだけど、80年間ピクリとも動かなかったんだよ?それしか考えられないでしょ?」と、疑問に疑問形で返し、モニターに新たなファイルを投影して言葉を続ける「あの残骸は80年前にロシアのコーカサスで回収されて以来、あらゆる実験を繰り返してあの大きさになったんだけど、その間動きを見せる事は無かったと言われてるよ。」モニターに表示されている奥多摩湖畔で消滅したタイニースターの過去の資料ファイルをスクロールさせながらレオナは話を続ける。「1933年に現れた2番目のタイニースターは当時存在していたオプティマイザーを次々殺害し、そのまま姿を消して消息不明、オプティマイザーは全員殺されたと分析されているよ。もしかしたら今もどこかで鳴りを潜めているのかもしれない。1945年8月9日。何の日だか知ってる?ここでは「原爆の日」と言われているけど、財団じゃ「初めてタイニースターを倒した記念の日」って言われてるんだよ。広島と長崎に投弾したアトミック・ボムは3番目のタイニースターを倒すために投下された決戦兵器だったんだよ。あの爆撃で倒したコードネーム・クレメンタインは回収され、バラバラにして今もペンタゴンの地下に厳重に隔離されているよ。」要にとって、突拍子も無い話だった。「信じられない・・・・・信じろと言う方に無理があるわ・・・・・」デスクに両手を付いてしばらく俯く要だったが、思い立ったかのように顔を上げると「あの娘も狙われる可能性が大きいってこと?」とレオナの目をまっすぐに見つめて問いかける。それに答えるように無言で頷くレオナだった。再び俯き、言葉無くうなだれる要に、レオナは言う。「WITOに指令として入局して、この先、あの子を守ってくれない?もちろん、今のキャリアをただ捨ててとは言わない。その見返りに君の将来を約束してあげるよ。」

 

その頃「森永未来」は、人間ドック以上の過酷な検査を要求され、それに嫌々応えていくしか選択肢がなかった。下着姿にされて全身に何かを塗りたくられて電極を着けられたかと思えば、水着に着替えさせられて、水槽の中に頭を出した状態で吊るされたりしていた。極めつけはまっ裸でスリーサイズを測られたこと。せめてもの救いは、測定したのが女性職員であった事だ・・・設備が点々としている所為でしょっちゅう移動を強いられているのも苦痛だった。その途中、廊下を歩いていく見覚えのある、要とレオナを見つけるがこちらに気づく様子は無かった。「帰りたい・・・・・」そんなことを考えつつ、仕方無しに職員に従って後を着いていく未来だったが、未来が病棟内あちらこちらへと移動するたび、「サム・イーノス」が護衛と監視を兼ねて着いて回っていた。そんな折、聴力検査をする為に検査室を移動する際、サムは未来にロリポップを差し出しポツリと話しかけてきた「疲れたかい?食いなよ。毒は入ってないぜ。」そりゃ毒なんか入ってる飴なんてないでしょ・・・・・・無いよね?などと思いながら、差し出されたロリポップを受け取り一言「ありがとう」と礼を言い、包み紙を開けて中を取り出し口に含む。未来は、サムをじっと見て、視線を肩から下げているカービンに移した所で「その鉄砲、弾入ってるんですか?」と尋ねる。サムは「もちろん。入ってなかったら持ち歩いててもしょうがないからな。」と答えて、未来に見えるように「SIG516」をスリングを滑らし、背中からくるりと回転させて胸の前に持ち替え、「持ってみるか?」と聞いてきた。思わぬ回答が帰ってきた未来だったので、どうするか考えあぐねていると、サムは慣れた手つきで516のマガジンをリリース、チャージング・ハンドルを引き、ボルトをホールドオープン状態で固定してチャンバー内から30口径の専用弾を取り出し、スリングの三角鐶を外し、未来に預けるように手渡す。押し付けられた形で渡された銃は、思っていたよりも軽かったのだが、しばらく持っているとだんだん重く感じてくるという、不思議な感触の物だった。その重さに耐えかねている姿を見て、サムは未来から銃を取り上げるように軽々と掴み取る。「$3000するんだ。落とされでもしたら困るからな」と言って、再びマガジンを装填する。それを見ながら未来は「よくそんな重いモノずっと持っていられますね・・・」と取り上げられた事に対する反発心から、ちょっと嫌味っぽく言うと、「仕事だからな」と素っ気なく答えて口元に笑みを浮かべるサム。そんなやり取りをしていたところに看護士が来て「準備できたから隣の部屋に入ってね。」と言われ、それに素直に従う未来だった。

 

レオナは要に「見せたいものがある」と発令所から格納庫へ案内していた。そこで要に見せたものは、先ほど奥多摩で見た様な、2Mほどの高さで米海軍色のグレーに塗装された見るからに機械で構成されている人型ロボットだった。「これはさっきの?・・・・・いや・・・違う・・・」よく見ると色だけではなく形も少し違う。「MK5MOD11、通称「レッドアイ」。米海軍の機体だよ。アンマンネッド・コンバット・ランド・ウォーリャー・システム、無人攻撃機の一種としてナティック研究所で開発が進められていたんだけど、遠隔操縦に様々な問題が出て計画が頓挫していたの。その計画に再び脚光を当てたのが、オプティマイズ・システムで、オプティマイザーはすべての問題を解消しUCLSを更に進化させたの。ここにあるのはWITOに所属してるタスクフォースに配備してるものでもあるんだけどね。」と、レオナが説明する。レッドアイは格納庫内にパレット上に立てたまま固定されていて、ずらっと並べられていた。その数ざっと30機ほどはある。「今のWITOの対タイニースター用の主力兵器としてここに保有してるけど、少ししたらここのは西園寺で開発した新型に切り替わる予定なの。計画が進めばオプティマイザーはここにあるすべての機体の「エレメント・コア」にオプティマイズして、オプティマイザー一人で大量のUCLSを制御、コントロールすることになるの。どういう意味かわかる?一人で数百のUCLSを同時に動かすことができるシステムなんだよ。凄いと思わない?」と付け加える。要はそれを聞いて「・・・・・・・一人で複数の機体を制御するなんて可能なの?」と率直な疑問をぶつける。レオナはMK5に手を掛けていた右手をスーっと要の方に向け、人差し指を立てて振り子を振ると「それが可能なんだな~オプティマイズ・システムは、簡単に一言で言うと「分身をロボットにコピーするシステム」だから。」と答え、一呼吸おいてこう続けた「人間の脳と神経で動作に関連する情報と、それを行動に移す運動に関する情報をそのままソリッド・ディスクにデータ転送して自立して行動できるロボットにする。そこで必要になるのが神経とコアを結ぶ接続ポートマップなんだけど、そのナーブ・コネクターが合致する人間がオプティマイザー(調停器)な訳。」それを聞いた要は周囲の無人機を見渡しながらしばらく考え込むように数歩足を進め、立ち止まると振り返り「ユーロにも?」と聞き返す。レオナは格納庫奥へと歩みを進みながら「もちろん、世界中のWITOに配備しているよ。」と答える。それに対し要は左手を右肘に添えて右手で顎を撫でると「なぜ、奥多摩でこれを対応させなかった?」と再び聞き返した。するとレオナは歩みを止め、振り向き答える「いい質問だね。オプティマイザーがいなかったからだよ」と。その一言が理解できなかった要は「どういうこと?洋上にいたんじゃなかったの?」と返す。レオナは再び格納庫奥へと歩み始め、要に振り向き顎で着いてくるように催促をしながら「正確に言うと、オプティマイザーがオプティマイズできなかった、が正解ね。」と言い、言葉を続ける「さっきも言ったけど、洋上のオプティマイザーはまだ一度も実戦ではオプティマイズした事の無い初陣で、計画当初は洋上のキティホークに配備されていた専用に調整されたMK5MOD12で攻撃する計画だったんだよ。それにここのMK5はまだ専用のコアに換装してない調整前の米軍調達品だし、必要な武装が揃っていなかった。コアを換装する時間が無かったからSAMTでテストで使っていた機体を急遽引っ張って来た訳。」と歩みを進めながら答え、格納庫の奥にある別の格納庫に通じる扉を開く。広い格納庫内に一つだけ、シートが被されたパレットが置かれていた。レオナはそれに近づきシートに手を掛け要に振り返り言う「そしてこれが順次交換が予定されている純国産日本製、SAMT日本支局が総力を挙げて開発した新型、MQI-08/A「ブルーアンジェ」だよ」と言ってシートを引き剥がす。そこには全高165cm程、女性的フォルムを持ち、ブルーがかったグレーのオーバーオールにその身を包まれた、人型ロボットが専用のハンガーに吊るされていた。先ほど見たレッドアイとは違い、より人間的な形に近づけられた外観をもつブルーアンジェには人の顔の様なマスクと、赤い目の様なカメラレンズが付き、その目と額部分を覆うように青いバイザーが、そして後頭部には一際目立つ無線誘導の為のアンテナがまるでベレー帽のように搭載されている。だが、その外観的特長よりも、両腕が肘の上の二の腕の部分から取り外されていて、代わりに「RREMOVE BEFORE FLIGHT」とナイロン生地に印字されたセーフティ・ピンが取り付けられているという特異な外観に自然と目が行く。アンジェを見た要はこう呟く、「かなり人間に近いフォルムに進化してるのね。ペットマンとは別のプロジェクトか・・・腕は・・・・・?」。ペットマンとは、同じ米軍で進められている二足歩行ロボットの開発計画の事であるが、その完成度はいまだ低い状態だ。それを聞いたレオナは「つぎ込んだ予算の桁が違うからね。実験的な開発とは違って、こっちは脅威がはっきりしていて配備を早急に進めなければならない状況の兵器だったし。」と答え、続けて「レッドアイはコアのオプティマイズ・システムにバノダイン・システムという古い規格を使っているんだけど、ブルーアンジェは新たに開発されたゲゼルダイン・システムというコンパクトなシステムを搭載していて、機体そのものの小型軽量化に成功したんだよ。だからこの大きさとフォルムが実現できたの。それと腕の部分は武装として扱われているから常に駐機中は外した状態にしてあるんだよ。」と説明付けた後に「ま、バノダイン・システムで得た教訓の方が大きいんだけどね。」と、最後に意味深な一言を付け足した。要はレオナに目線を送り「教訓?」と言うと、レオナは要を振り返ることもなく「オペレーション・ゴシック・ファントム」とだけ言って言葉を切り、格納庫の搬入口へ歩みを進める。その言葉の意味を説明するために別のところへ案内されるのだろうと感づいた要は黙ってレオナに続いた。

 

オペレーション・ゴシック・ファントム、1999年にNATOが介入したコソボ紛争、「アライド・フォース作戦」の最中、米軍が計画した秘密作戦のうちの一つである。当時、NATO軍はユーゴ軍のローテクに対する意外な戦術効果に費用面で悩まされていた。というのも、ユーゴ軍が低予算低レベルのおとり目標を使用していてそれがおとりと判っていても、NATO軍には明らかに戦術目標として価値が無いと判断出来なければ攻撃せざろうえない状況に誘導されていた。いわゆる「クリーン・ウォー」を意識的に行わなければならない世論対策の一つが足枷となった。簡単に説明すると、ホームセンターで買えるような材料と廃材を組み合わせて作られた戦車の張りぼてに、地上軍を侵攻させられないという理由から、1発400万円~6000万円する爆弾や巡航ミサイルを投下しなければならないという状況に立たされていた訳だ。これは後のエンデューリング・フリーダム作戦(2001年アフガニスタン紛争)でも同様のジレンマとなる。それと同時に低空から中空を低速で回遊するように飛ぶハイテクの塊りであるUAV(無人航空偵察機)が、WWⅡで使用されていたようなローテクの対空機関砲を使用して効果的に攻撃されていた。この事態を重く見ていたのが当時その存在感が急激に高まっていたCENTCOM、米中央軍だった。時の司令官アンソニー・ジニ海兵大将は隷下の部隊に号令をかけ、その対策を講じたのが当時の第7特殊作戦群に所属していた第515実験機甲化部隊、後の第121特殊作戦部隊となる「タスクフォース121」という部隊だった。第515実験機甲化部隊(515thTMF)はノースロップの開発していたMK5MOD11の試作機を実験運用していた。515thTMFは陸軍での対タイニースター兵器を実験運用していた部隊であったが、ここに至って人的被害を抑え地上侵攻を可能にする足がかりになると期待されるようになった、そしてこの当時先進的にオプティマイズ・システムを実験導入した直後の出来事でもあった。ゴシック・ファントムで初の実戦投入を迎えたMK5は作戦当初こそ問題無く動作していたものの、長時間の活動に限界を生じる事がこの作戦中に露呈するのだった。

「最初にオプティマイザーが気づいたんだよ」エレベーター内で階数の明滅を見つめながらレオナは言った。「オプティマイザーは機体と一心同体だからね。機体の異常には敏感になってる。この頃の機体はフィードバックもかなりダイレクトだったと聞いてるよ」そこまで言うとエレベーターのドアが開き、発令所のある階に歩を進める。「動作にタイムギャップが現れ始めて、その時はハードウエアーの熱暴走ではないかとさして気にも留めていなかったらしいんだけど、長時間稼動の後、後退戦闘が長引いて、」そこでレオナは話を切ったまま続きを話さなかった。要が「それで?」と尋ねると、レオナはニヤニヤしながら「周囲300Mを巻き込んで突然爆発、蒸発しちゃったw」と。言葉を失う要にレオナは続けて話す「しかも爆発のフィードバックを受けたオプティマイザーも巻き添えで廃人にしちゃったんだよね。」と、重大な欠陥を大した事じゃないとばかりにあっけらかんと言って済ませようとした。「現行の機体は当然対策済みなんでしょう?」察しの良い要は聞き返す。レオナは要をチラリと見て「まあね。」と言う。そこでレオナの携帯が着信を知らせる。ポケットからスマートフォンを取り出しモニターを見てこう言った「珍しい子からかかってきたわ」

 

DDG-85マックキャンプベル艦橋内、両手で抱えるように衛星電話を持ち険しい表情でじっとそれを見つめている少女「西園寺なな」は迷っていた。かけるべきか、またはかけないべきか。電話を掛けようとしている相手は自身の一番苦手な相手、レオナ・リュクスボーだ。洋上にいる彼女の元に届く断片的な戦果報告がいま一つ納得いかなかったななは、恐らくすべての情報を掌握しているであろうレオナの元へ連絡を取ることが最善の情報収集だと結論付けた。ゆえに、連絡を取るかを考えあぐねていた訳だ。意を決して電話の短縮ボタンを押す。しかしそれをキャンセル。先ほどから何度もその繰り返しをしていた。そこへファーリントン少佐が両手にマグカップを持ってやって来た「紅茶は無いが、特製のパシフィックブレンドだよ」と言って左手に持ったマグカップをななに差し出した。マグカップとファーリントンの顔を交互に見て「聞いたことの無いブレンドですね」と言い、マグカップを受け取るなな。ファーリントンはマグカップから口を離し「今思い付いたんだ」と言った。ななは苦手な愛想笑いの笑みを口元に浮かべ「有難うございます」と言ってカップを目の前に掲げた。ファーリントンは手に持ったカップを近くの羅針盤の上に置き「横須賀に着くのは明朝になるだろう。時間はたっぷりある。」と言ってななの持っていた電話機を指差す。今までの行動を見られていたかと思うと少し気恥ずかしいが、そんな些細な事を一々気にする程、ななは矮小な人間ではなかった。ななはもう一度「有難う」と言って衛星電話の短縮を押しそのままコールする。

 

「君にとっては残念な知らせかもしれないけど、新たにオプティマイザーの可能性を持った少女が現れたよ。」

 

挨拶も無し、通話の開通と同時に耳元に飛び込んできた言葉がそれだった。まるで新しいおもちゃを手に入れた子供が自慢げに見せびらかす、通話先の声はそんな風に聞こえた。そしてその言葉でななの疑問もすべて氷解した。「その結論しか思い浮かばなかったけど、確認が取れて良かったわ。明朝に横須賀に着く予定だから、着いたらすぐ本部に行く。」とレオナに返答すると、「午後にはその娘に会えるように手配しておくよ。結果が出次第、はづみちゃんと同じ学校に編入手続きする予定だからね。」と返事が返ってきた。続けて「ま、結果はもうほぼ判ってるんだけどね」と付け加えられた後「ところで、何か用事?」と聞かれた。ななは艦橋の天井を仰ぎ無意識のうちに左手で前髪をかき上げて「知りたい事は判ったから。結果が出たら知らせて。」と言って通話を切った。あまり長く話しをしていたい人では無い。それがななの中のレオナ・リュクスボーという人物像だった。

 

回線の切断されたスマフォを見てレオナは「私からしか掛けないんだけど。流石に今回は気になってしょうがなかったかw」と独り言を言った。

 

ホープレス・アゲートに続く


 
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