No.675780

萌黄色の空を見る

巫夏希さん

自殺しようとした少女のおはなし。 ※他サイトでも掲載してます。

2014-04-02 22:58:20 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:414   閲覧ユーザー数:411

 

【00――プロローグ】

 死のうと思ったことはないだろうか。

 少なくとも、私には一度はある。

 それは、今だ。

 吹き付ける風が私の頬に当たる。この寒さも、最早死んでいく私には心地よくも思えた。

 

「もう、全てを諦めてしまおう」

 

 そう呟いて、私は金網に手をかけ、ゆっくりと登り始める。

 そして、ようやく金網という最後のダンジョンを突破した。

 ここは、学校の屋上だ。五階である。まずここから落ちればひとたまりもないだろう。私をここまで追い詰めた人間に、最後に驚かせてやるのだ。

 

「……あれれ。どうしてこんなところに居るんだろう?」

 

 不意に、声をかけられ、私は振り返った。

 そこには、ひとりの少女が座っていた。頭には白のリストバンドをつけ、肩には文鳥が載っている。さらには彼女が背負っているリュックからはマジックハンドがはみ出ており、しかし彼女はそれを気にせず弁当を頬張っていた。

 

「何しているの……?」

 

 さすがに、驚いた。

 屋上に人がいるだなんて、思いもしなかったからだ。

 だって、この時間は放課後でも昼休みでもない。午前六時、まだ誰もいない時間なのだ。どうしてこの時間に入れるのかと謂えば疑問になるけれど、まあ、その辺は曖昧にしてしまおう。私だけのルートってものがあるのだ。

 けれど、どうして居るのだろう。しかも、食べている感じからすれば私より前にここに居たことになる。どうして?

 

「……どうしてここに居るのかなって思っちゃった?」

「!」

 

 どうして、知っているのだ。

 いや、どうして私の思っていることが解ったのだ。

 私は考えても、考えても、考えても考えられなかった。

 

「私、心が読めちゃうんだ。だから、あなたの思っていることも丸分かりダヨ?」

 

 なんということだ、そいつは困る。

 つまりは私が今からする行為にも、理解しているってことだ。

 

「うん、これから死ぬんでしょ。頑張ってね」

 

 止めないのか。

 

「だって、ここまできたんでしょう。ちゃんと。計画も立てて。だったら止めても意味はないじゃない。さあ、どうぞ。ああ、けれど、私に害のないように死んでもらいたいというか、私も暇じゃないというか」

「だったらさっさとそれを果たしに行けばいいじゃない」

「面倒くさいというか、一人じゃ無理なんだよなあ。ああ、もうひとりくらいいればなあ。せめて同年代の女子がいればなあ」

 

 明らかに私を狙っている。

 ……なんだか、冷めてしまった。

 そう思うと、私は金網を登り、彼女のいる方へ戻ってきた。

 

「あれ。踏みとどまった?」

「やる気が出なくなったよ。また機会のあるときに」

「それが何時だろうなあ」

 

 彼女はずっとニヤニヤしている。正直気持ち悪い。

 

「やだなあ。気持ち悪くも、思わないでよ。ほら、それに『彼女』じゃ呼びづらいでしょ? だから、私は梓生って呼んでくれればいいからさ。ね、とりあえず君も名前を言ってよ」

「どうしてよ」

「うーん……仲良くなるため?」

「今から死ぬ人と?」

「今からは死なないでしょ?」

 

 それもそうだ。

 だけれど、機会があれば死ぬ。私は必ずや死んでやる。

 

「そう言っている人こそ、あまり死なないんだよ」

 

 そうかな。

 とりあえず、楽しいことは見つかった。

 

「協力してくれる?」

「なんだか知らないけれど。協力くらいしてあげるよ。だけど、終わったらその時は」

「わかった。遠慮なく死んでいいよ」

 

 それなら、いいさ。

 

「さあ。握手しようぜ、トモダチ」

「私のことは亜美って呼んでよ」

「わかった、亜美」

 

 そう言って、梓生は手を差し出した。握手、ってことかな。

 

「そうだよ、握手しようや」

 

 そして、私もそれに従った。

 

【01――人間活動】

 私たちの活動に話す前に、梓生という少女について簡単に話す必要があるだろう。梓生はなんというか変わった少女だった。いろいろな噂がある。例えば、死んだ祖母の遺骨を食べたとか、教室にある机を全て一つにまとめてその上で寝ていたとか、周りから見ればそれは変わり者にしか見えない。

 変わり者である理由も、どことなく解ったような気がする。

 心が読める――それは普通ではない。それは確かだ。間違っていない。間違っているのは、私ではなく、梓生ではなく、それ以外の人間なのかもしれない。

 私が私である所以も、梓生が梓生である所以もまた、誰にだって解らない。自分にしか解らない、だなんてことは嘘だ。自分しか解らない事だってあるんだ。なのに、それを解っていないと解らないから、解ろうとしないから、私は私として生きていられるのだろう。もし、私が私である所以を知ってしまったのならば、私は私で居られなくなるかもしれない。

 梓生という存在と、私という存在は乖離していて、全くの別人なのだけど、けれどもそれは嘘なのではないかと思うことすらある。梓生という少女が天才と表現出来るなら、私は馬鹿だ。ただの馬鹿。

 

「ただの馬鹿、とか自らを悲観するのは構わないけれど、作業を進めるなら進めてもらいたいものだね」

「私はちゃんと進めていたじゃない。それの、どこが?」

「私は心が読めるの。それくらいは、覚えていて欲しかった」

 

 そう言われると仕方ないので、私は作業を再開する。

 なんの作業をしているのかと謂えば、折り紙を折っている。

 目標は鶴、千羽。

 所謂、千羽鶴ってやつを二人で作るのだ。途方もない。ひとりノルマが五百羽。普通ならもう少し人員を追加するものだけれど、私たちはしょうがなくでも仕方なくでもなく、とりあえず二人だけでやっている。今私たちがいる教室はたまに授業をサボりたがる低偏差値の学生が入ってくる空き教室なのだけれど、偶に私たちを見ても無視するか見ないふりをするかのどちらかだ。

 そういえば、何故千羽鶴をつくるようになったかといえば、私にだって解りはしない。「暇なら、やって」とぶっきらぼうに言われたからやっているというだけだ。なんというか、つまらないというか。これなら死んでいたほうが良かったのではないかと思うほどだ。

 

「死んでいたほうがマシとか思ったでしょう。残念ね、今は死なせないから」

 

 心を読み取った梓生の声が聞こえて、私は現実へ引き戻された。

 

「もし、私がそれを振り切ったとしたら?」

「そりゃ、もう。『生き返らせよう』かしら。それも、永遠に痛みを感じるほど。私との約束を破ったことを、ひどく後悔させるほどにね……」

 

 その言葉を聞いて、私は背中に寒気を感じた。ああ、彼女は本気だ。思った。

 恐らく、私が今死ねば彼女は本気で私を生き返らせるのだろう。それくらいの『異能』ってやつがあるのかもしれない。解らないけれど。

 

「冗談。だから、さっさと鶴を折ってよ」

「いいけど……どうして鶴を折らなくちゃいけないの? せめて、理由を聞かせてよ」

「理由?」

 

 そう、理由だ。

 どうして私を、死ぬ直前だった私を、呼んでまでこれをするのか。

 

「――じゃあ、逆に理由がなかったら、何もしないの。亜美は」

「……え?」

 

 梓生の解答は予想外のものだった。

 

「そ、それは……」

 

 言えなかった。言えるわけがなかった。

 だって、そんなこと考えたことがないんだもの。

 

「逆に、梓生は考えたことがあるの?」

「考えたことを考えることは非常に難しいことだと思うの」

「何を言っているかわからないから、もうすこし日本語で喋って欲しいんだけど」

「これも、日本語だよ。スワヒリ語がいい? それとも、ドイツ語?」

「だから、日本語で話してって……」

 

 ああ、全く折り鶴製作が進まない。

 

「……冗談よ。ともかく、私の持論を言うならば、それは間違ってはいないかな。考えずに、行動することこそが正しいという人もいれば、その逆だって勿論のこといる。人の考え方はそれぞれで、それを批判することは出来ても、弾圧することだなんて出来ないのだから」

「なんだか解らないけれど、要するに『みんな違って、みんないい』ってことだね?」

 

 梓生は頷く。よく解らないけれど、つまりはそういうことらしい。

 

「――さあ、このままじゃ、いつになっても折り鶴が終わらない。さっさと折らなくちゃ」

「というか、理由は何なの」

 

 そう。

 まったくもって、話が進んでいないのだ。そして、私の鶴を折る手も進んでいないのだった。

 というか。

 いつになれば、この折り鶴は終わるのだろうか。二人で千羽……さっきも言ったけれど、つまりはあと一人四百八十羽折らなくてはならない。これはある意味精神的苦痛を伴う。だったら、死んだほうがマシだったかもしれない。

 ならば、なぜ、生きたのか。

 死ぬのを躊躇ったのか。

 理由も解らないけれど、なぜだろう。

 そこに、彼女が居たからかもしれない。

 

「……なんとなく、君の考えは卒塔婆が卒倒しそうだね」

「え!? 私、何か考えちゃまずいこと言ったっけ!?」

 

 どうしてさっきのことを、仮に聞いていたとしても、卒塔婆が卒倒するくらいだろうか。

 解らない。

 解りたくても、解るだけの知識が足りない。

 解ろうと思う努力が足りない。

 解る。

 のか?

 果たして、それは正しいのか。

 正しくないのか。

 そもそも卒塔婆が何なのか。

 

「卒塔婆が解らないとなれば、さっきのネタは解りはしないってことだね。要は仏塔のことだ。それ以上でも、それ以下でもない。猫かぶりをするような人間が、急に猫をかぶらなくなったような違いくらいの違いがある。間違ってもいないし、それを知っておけば人生為になるくらいのエネルギーは得られると思う。その程度の知識だ」

「その程度の知識を、そんな長ったらしく言われても」

「その程度の知識だけど、その程度の知識と言ってはいけない。知らなくていい知識は、この世には存在しないんだ。存在しない知識はないだろう? 人間が知っている知識は、人間が『理解しようとしない』知識であって、理解しなくてはならない知識では、ない。人間は人間らしく生きるために必要不可欠な知識はその中でも数少ない何かってやつだ」

「うーん……難しいなあ」

 

 そう言って、私は折った鶴をテーブルに置いた。

 なんというか、梓生の言葉は解らないなあ。

【02――死してなお】

「折れたっと」

 

 梓生のその言葉を聞いて、私はようやくほっとした。私のノルマは既に終わっていたので、幾らか梓生の分を手伝っていたのだけれど、それでも追いつかず、結局は私が八割がた作ってしまったようなものなのだけれど。

 梓生はそれを吊るすよういった。なんだかめんどくさいけれど、手伝って欲しいとは言われたので仕方なくそれに従う。

 吊るすと、梓生が小さく呟いた。

 

「……もう、これでいいと思う」

「え?」

「死んでも、別に悪くはない」

「どういうこと?」

「大丈夫だ。そんなに、悪くないよ。君が死ぬからって、世界は何も変わりゃしない」

「そりゃ、そうだけれどさ」

「だけれど、この世界に必要のない人間なんているわけもない。そうでしょう?」

 

 そうなのかな。

 

「……そうだよ。君は、君なんだ。君が何かをするからこそ、この世界に生まれたとも言える。必要のない人間なら、生まれてくる必要もそれこそないわけだろう? 今ここに生きているということは、だ。生きてもいい、ってことだと思うんだよ」

「……ふうん」

「まあ、別に。私の手伝いが終わったら思う存分何度でも死んでくれたって構わないんだけれどね」

 

 賢者の石でできた人造人間じゃあるまいし、何度も死ねるわけなかろう。

 

「……何か死にたくない的な顔してない? それって正直どうかと思うんだけれど」

「えっ?」

「よくあるじゃない。自殺を考えていた少女が、説得によって心入れ替わる、って」

「うん」

「それって、正直どうかと思わない?」

 

 私は今までどうも思わなかったけど。

 それが普通のようにも思えるけれどなあ。

 

「それを普通と思うなら、あなたは本気で自殺する気がなかったんじゃないかな」

「そんなわけ……」

「ないって、言える?」

 

 そう言って、梓生は私に迫った。

 そう言われると、怪しいものがある。けれど、私は一度自殺すると決心したのだ。

 

「……決心したのは別に構わないんだよ。けれどね、その決心はそんなに固くないものだろう。それくらいは理解しているとは思っていたけれどね。……しかし、つまりそれを感じているということは、君の決心は脆いってことだ」

 

 最後まで笑い声まで追加された。さすがにイラッとくる。

 

「イラっときてもいいんだけどね。つまりは、決心が甘い自殺なんて親が悲しむと思うよ? いや、自殺自身が人々を悲しませるもの、だっていうのは学校で学んだものかもしれないが」

「学んだよ、たしかにね。……一年前に、自殺した人が出たの、知ってる?」

「ああ。知ってるよ、私とは違うクラスだったけど」

「私も違うクラスだったのだけれど。面談が開かれたんだよね。その面談で言ってた先生の言葉がまるで『面倒事を押し付けられた』かのように言っているようにも聞こえるんだよ」

「ああ。なんせそういうのはマスコミの格好の飯の種だからな。そういうのはちゃんと対応してもしなくてもマスコミが軍隊アリよろしく群がってくる。そう思うのも仕方ないだろうね」

 

 そう。

 だから、私は学校で自殺するのはやめようと思っていた。

 

「けれど、ここは学校だよ。学校の屋上。どうせまたマスコミが群がってくる。そこで、君は、自ら命を断とうとした」

「……なんでだろうね。自らが考えていた、立ち決めたことすらも守れない私って、やっぱり生きている意味があるのかな」

「それを考えているうちは、まだ余裕があると思うけれどね」

「……貧乳のくせに」

「今、胸はかんけいないだろう胸は。私だってだな、毎日牛乳二リットルは飲んでいるんだ」

「えーと……骨太?」

「確かに骨太とは健康診断の時言われたが! ええい、そんなことはどうだっていい。亜美が私のことを……その、あれと言わなければ!」

「あれってなによ?」

「いいから鶴を折れ!」

 

 もう千羽鶴はできているではないか――と思った。

 しかし、

 

「もう一個作るんだよ!」

 

 そんな無茶な。

 だが、彼女のことを裏切るわけにもいかない。

 だから私はボチボチと鶴を折っていくのだった。

 

 

 

【03――活動完了】

「で、きたあ」

 

 二つ目の千羽鶴が完成したのは、それから三時間あまりたったときのことだった。

 ちなみに完成割合は、私が693羽、梓生は307羽だった。頑張れよ、もっととは思ったけれど、そこまでは言わなかった。

 

「……んで、どうする?」

「どうする、って?」

「死ぬ?」

「これまた直球な」

「死ぬの? 死んでも別に構わないよ。もう凡て終わったのだし」

 

 梓生ははっきりと物事を言いすぎである。

 だが、その通りだった。

 もともと、「手伝ってくれ」としか言われていない。そのあとに、助けてもらう権利など、なかった。

 

「そうだ。何でも一つ持って行きなよ。ここにあるのはハサミ、セロテープ、キットカット、『赤ずきん』の絵本、型紙が何十枚か余っているのくらいだけれど」

「キットカットと、赤ずきんの絵本をもらっていくよ」

「そうかい。それじゃ、有意義な死を」

「そうするよ」

 

 そう言って、梓生は敬礼した。

 なんだか、変なことだなあと失笑してしまいそうになったけれど、それをこらえて、私も敬礼を返した。

 

 

 

【04――エンディング、またはハッピーエンド】

 久しぶりに立つ、屋上。

 感じる風は、いつもと同じはずなのに、いつもと違っていた。なんというか、よくわからないけれど、いつもと違っていると感じるのはどうしてだか、私には解らなかった。

 

「……赤ずきん、かあ」

 

 赤ずきんという絵本は、嫌いだった。

 けれど、なぜか持ってきてしまった。ちなみに嫌いだったのは、オオカミが赤ずきんを食べちゃうことだ。それを見て、以後トラウマとなってしまい、私はそれから先を読んでいない。

 つまり、私は『赤ずきん』という絵本の結末を知らなかった。

 ぺらり。私は赤ずきんの絵本を読んでみることにした。

 すらすらと読んでいった。意外とハッピーエンドだったことを知った。

 

「こんな話だったんだなあ……知らなかった」

 

 私はひとり呟くと、梓生からもらったキットカットの袋を開けた。直ぐにチョコのいい香りが広がった。

 澄んだ青空が広がっていた。私が死んでも、誰も気付かないだろう――なんて、ちっぽけなことを考えていた。

 誰かに気付いてもらいたくて自殺するんじゃない、誰にも気付かれずに自殺する。恐らくこの意味は、誰にも解らないと思う。私にだって、解らなかったのだから。

 生きる意味を理解出来ずに、死ぬ。

 それはひどく滑稽なことでもあるし、よくよく見ればそれは自嘲していることにほかならない。

 私だって、生きている理由が知りたかった。意味を知りたかった。

 けれど、誰も教えてくれなかった。訊いても、「それは自分が掴み取るものだ」としか言わなかった。だけど、せめて指標くらいは、目印くらいは欲しかった。見せてもらいたかった。

 生きる、とは何か。

 死ぬ、とは何か。

 人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのか。

 朽ちていくなら、生きる意味はないのではないか。

 哲学じみたことを考える余裕も、なぜか今の私には不思議と出てきた。

 そして私は考える。

 さらに考える。

 考えて、考えて――。

 結局、訳がわからないから。

 

 

 ――ふと、私はなぜここに来たのかを考える。

 

 

 そして、思い出した。そうだった。これをするんだった。

 私はゆっくりと塀をよじ登る。

 登りきって、反対側へと立つ。

 一歩踏み出せば、そこは空中。

 ここは五階だ。落ちれば死ぬ。

 想像に難くないし、解ってる。

 眼下に広がるミニチュア世界。

 そこへ飛び込む私という身体。

 今感じている気持ちは、絶望。

 それとも、今から死ねる希望。

 そのどれかは私には解らない。

 生きていても、意味などない。

 ならば、飛び込んで、消える。

 私の存在など、みんな忘れる。

 私がいなくても、回っていく。

 世界は、それでも、回ってく。

 醜くも脆く、時には必要なく。

 だけれど、世界は回っている。

 私という存在を、必要とせず。

 今更後戻りをする必要はない。

 今すぐそのミニチュア世界へ。

 そして、私は一歩を踏み出し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トン、と――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界が暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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