No.675447

超次元ゲイムネプテューヌ 未知なる魔神 プラネテューヌ編

さん

その11

2014-04-01 19:59:13 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:463   閲覧ユーザー数:463

今更であるが、モンスターとは人々の負によって造られる化物である。

人の負によって反映されるその姿は、時に人々の心を打ちキャラとして売れる時がある。それは正に己の負がそのモンスターの元になった負と同じ形なのかもしれない。

さて、モンスターの中で特殊と言うべき『ゼクスプロセッサ・ドラゴニス』は、ゲイムギョウ界の理から無視された存在だ。

空の手によって調整される永久不変の女神の価値観を守るためには、人間にとって絶望を生み出す怪物であり女神とっては討たなければならない存在である。故にモンスターが女神より強いというのは合ってはいけない。無論、それなりに強いモンスターは用意するが、どれも人間なら無理に近く女神なら可能というレベルだ。

 

ここで『ゼクスプロセッサ・ドラゴニス』について説明しよう。

彼の使命はギョウカイ墓場と繋がるモンスター誕生の地である冥獄界との道しるべを守護する者と同時に処刑人だ。この世界の真実を知る者は女神であろうが、人間であろうが、差別せず除去しなければならない。このゲイムギョウ界に住む意志を持つ生物ならば一度は考えそうなモンスターという謎に包まれた生き物を解明してしまう恐れがあるからだ。人がいる限りモンスターが絶滅することはなく、人がもし絶滅しれば女神はその存在を保つことができない。もしそうなってしまえば、この世界は安泰という滅びの道に進むであろう。空の中では非常に遺憾ではあるが、人間も女神も存在してもらわなければならない。故に天秤のバランスを保つ為には時に進化を抑制させたり、加速させるような誰からも忌み嫌われる絶対悪が必要なのだ。

だが、『ゼクスプロセッサ・ドラゴニス』は守るための暴力である。

彼がギョウカイ墓場から許可がなければ出られない最大の理由は、女神より弱いモンスターというコンセプトで造られていない事だ。

 

 

 

 

 

「---ふんっ!!」

 

どこからか取り出した巨大な鉄塊を思わせる大質量の大剣が無造作に振るわれる。たったそれだけの一振りはゼクスの怪力を合わさって激しい突風を生み出し女神達の動きを微かに止めた。その瞬間に巨体を生かした雷光の如き足運びに一気に距離が詰められる。天に向けて構えられた剣が糸を斬る事を命じられた断罪者の如き勢いで振り下ろされた。

爆発する地面、吹き荒れる砂煙、空間すら叩き斬る勢いで振るわれた破壊の斬撃は女神達を確実に捉えた様に見えた。しかし、ゼクスは確信していたこの程度でやられるならば女神という重い存在を背負える程の器でないことを。

 

「クロスコンビネーション!!」

 

「トリコロールオーダー!!」

 

肉薄する紫と黒の閃光。最も使い慣れた最速の連続攻撃をゼクスは鼻で笑いネプテューヌの攻撃を右手にノワールの攻撃を剣で受け止める。

 

「なっ…!?」

 

「甘い、甘いぞ!女神!!」

 

三度打ち倒された事がある今のゼクスは本来のスペックであり、女神の刃を真面に受けようともその鋼のように硬い鱗に浅い傷を残した程度だ。予想内で合ったが、事実としての事にネプテューヌ達は歯噛みしてその場を勢いよく離れた。その瞬間を逃さないと必殺の剛剣が構えられるが、その瞬間、ゼクスを中心にして展開された魔法陣から石の槍が、前方からは後退するネプテューヌ達を援護する魔力の弾丸が容赦なくゼクスに襲い掛かった。

 

「この程度で我を倒す気なのか?」

 

それらの攻撃を一刀の元、切り裂かれる。

後ろに下がっていたベールとブランと肩を並べて額に流れた汗を袖で吹き払うネプテューヌ。ノワールは先ほどの攻防を元に冷静にゼクスを分析する。

 

「図体は大きく、硬くて攻撃も馬鹿げているわ」

 

「あの胸と両肩にある顔も飾りじゃないでしょうね」

 

小さな火花を吹き出し、冷気を吐き、雷電を纏うゼクスの両肩と胸から己を象徴するドラゴンの口。鋼鉄のような剛猛の肉体から繰り出される全ての攻撃が必殺の威力を秘めている。しかも力を力として振るだけではなく、見た目とは裏腹に無駄のない繊細な動きも可能にしている。女神たちが、真っ先に思い出したのは紅夜と共に封印した魂動兵(ソウル・マキナ・ソルジャー)との戦いだ。圧倒的なまでの体格さから生み出される莫大なる怪力と懐に潜り込まれようが直ぐに回避する柔軟な動きはよく似ている。デペアからの動きは空を元にしていると聞かされたていたので、恐らくゼクスに戦闘技術を教えたのが空だということは容易に想像できる。

 

「関係ないわ。相手がどんな存在でも倒すわよ」

 

「当たり前よ。背中は任せたわ」

 

クスッとノワールの一言にネプテューヌ達は面白おかしくて笑った。思い出される女神同士の戦いの中を思い出して、最もプライドが高いノワールとは思えない発言なのだから。ネプテューヌ達の笑みに自分の言ったことを思い返して羞恥心で顔を紅潮させた。なんなのよ!と叫ぶ彼女に女神たちは謝罪の想いが込められていない謝罪の言葉を何度も口にした。

 

「人間はお互いを理解できない。それは人が崇める希望の象徴と同じ女神も同じことだと思っていたが、本当に変わった女神達だな」

 

「簡単な事よ。確かに私たちは人の事に伝えなければ理解できないような不完全な存在よ。けど、だからこそ、過ちに気付いてそれを正そうと努力できるわ」

 

「知れば誰もが望み、いつか誰もが背を向くその正しすぎる力を不完全と語るか、貴様たちは本当に夢に生きている、だからこそ」

 

轟っと、構えられた大剣を覆うように火炎と雷電が混ざり合いながら吹き荒れる。更に冷気がゼクスの周りに霧状となって拡散したと思えば、その体に磁石のように集まっていき剣山の様な禍々しき氷の鎧を構築した。

その魂までも凍るような美しき姿と対象に激しく狂うように踊る炎雷の剣を構えたその姿は、天から遣わされた神々しき天使のようだ。その絶対なる存在感に目を離せず怯むネプテューヌ達にゼクスは静かに語り始める

 

「力でそれを示せ。正義とは勝った者が主張できる特権だ」

 

「そうね、勝たせてもらうわ」

 

地面が陥没する音と共に信念を込めて握りしめた得物を構えた。

 

「私に任せろ!」

 

女神の中で最初に動いたのは最硬を誇るホワイトハートだった。全員を守るように飛び出し、その身の丈を超える戦斧を振り下ろされた炎雷の剣と衝突させる。プロセッサユニットと自身の強化に回すシェアエナジーの消費は莫大な物ではあるが、それを一切考えず感情のままに叩きだされた激烈の一撃はその一帯がまるで太陽が生まれたような激しい光を生み出した。

 

「貴様らは何のために戦う!?」

 

修羅の如き竜騎士は止まらない。鍔迫り合いから強引に魔力を込めてホワイトハートを押し出す。ホワイトハートも必死に力を振り絞るが、ゼクスの怪力の前には意味をなさない。しかしホワイトハートの表情はどこか落ち着きがあり、負けている状態でありながら焦りの色を見せないでいた。

 

「決まっているわ、この人を守るためよ!」

 

「その為にこの世界を破壊させてもらいますわ!」

 

「なんとも矛盾している。…が、それも面白い!!」

 

左右から迫る緑と黒の閃光にゼクスは剣を離す。咄嗟の行動にホワイトハートの斬撃は虚空を切り裂き、全力を込めていた故か大きく態勢を崩した。蒼白い氷鎧に魔力を込めた瞬間、その剣山のようにありとあらゆるように場所から伸びた棘が一切に伸びた。

 

「うっ!?」

 

急造であり薄く脆い物であったが、ブラックハート達の身を切り裂くには十分なほどの殺傷な物であった。美しき氷槍と共に舞う鮮血。左右からの奇襲にも難なく対処した行動を女神達を咄嗟に捉え己の腕などで急所を防いだが、小さくも貫いたその氷槍は彼女達に痛みという隙を作り出していた。ゼクスは両肩と胸に魔力を注ぎ込み、火炎と雷電と氷結の息吹を吹かそうとした足を止めた。それが彼女たちが狙っていた瞬間でもあった。

 

「ネプテューヌ!!」

 

「喰らいなさいーーー32式エクスブレイドォ!!」

 

「!?」

 

女神の呼び声に咄嗟に反応したゼクスであったが、既にシェアエナジーによって構成された巨大な光の剣が目の前に迫っていた。その狙いは人体構造で一番弱いとされる頭。投擲された光剣は一切の躊躇なくゼクスの顔部を捉えた。走る衝撃に女神達を捕らえていた氷槍は砕かれゼクスの身は大きく後退した。女神達の時間稼ぎによって込められたその破壊力は凄まじい物であり巨体をゆっくりと仰向けに倒れた。

 

「……やった?」

 

「私からだと顔面を貫いたように見えたけど…ネプテューヌ?」

 

「さすが…としか言えないわよ。口で受け止められたわ(・・・・・・・・・・)

 

パープルハートの言葉に目を白黒させたブラックハート達。

そしてゼクスの顔を貫通して地面に突き刺さっているように見えた32式エクスブレイドの刃に亀裂が走り粉々に砕けた。驚愕するブラックハート達を余所に立ち上がる巨体。顔を覆っていた鎧が破壊され、その部品が粉々になって地面に落ちている。見えたのは目を充血させた鬼の顔。全ての歯がまるで狂気のように鋭い刃となっているその口に全員の背中が凍りつく。

 

「さて、今度はこちらからだ」

 

「ッ、散開よ!」

 

猫背に見せる姿勢からゼクスの姿が一瞬、掠れた。

その次の瞬間には地面に落ちていた大剣を手に再び炎雷を纏わせた剣撃が振り下ろされる。パープルハートが咄嗟に指示を出すが、一瞬でもゼクスに恐怖心を抱いた女神の動きは遅れた。

体は既に動いているものの既に刀身は視線を覆っている。その次の瞬間に見えるのは斬死か良くて炎雷による熱量による死か、女神達には対処の手はない。

 

「コンパ!」

 

「はいでぅ!」

 

---しかし、この場にいるのは女神だけではなかった。

アイエフの指示を出してコンパと共に射撃したその場所は、生物が露出して最も弱いとされる瞳だった。

銃撃と液体を濃縮した弾丸はゼクスの右目と右目下に直撃した。

 

「!?」

 

迂闊とゼクスは心で叫んだ。右目を潰され斬撃が鈍った。

最も威力を出す為に縦に振り落された剣は女神達から微かにずれた。衝撃が走り爆発する光の中でその身に焼かれ小さな煙が上がった女神達は撥ねられたように後方に、アイエフやコンパの方に向けて吹き飛んだ。

 

「いっったぁ……けどセーフ!」

 

「直撃していたらゲームオーバーでしたわ…!」

 

人間的に見れば重症に見えても女神と言う人智を超えた彼女達にとっては大きな傷程度でよろよろになりながら自立するほどの傷であった。

 

「…やるわね」

 

「自慢の仲間よ」

 

痛みに堪えながら立ち上がるブラックハートはふと思い出したことがあった。ラステイションでパープルハート達を襲った時に逆に撃退を余儀なくされたことを。

 

「(仲間…か)」

 

女神化が出来てもの、女神としての自覚を忘却していたパープルハートは神界にいた時より弱体化していたのに負けたのは本来守る筈の人間と共に組んでいたのが敗因だったことを思い出し、今の状況に微かに笑った。

 

「ノワール可笑しいわよ」

 

「は?なにがよ」

 

「そんな羨ましい目じゃなくて、貴方も私達の仲間よ」

 

「…………」

 

「ふふ、ネプテューヌも中々言うようになりましたわね」

 

「鳩が豆鉄砲を食ったようになってんぞ、ノワール」

 

頭をブンブンと降って直ぐに正気を取り戻すノワール。

顔を真っ赤にしているのは本人しか分かっていない。

 

「こうやって肩を並べて戦う、今日は本当に記念日ですわ」

 

「……そうだな。私達の間で結んだ同盟」

 

「そして過去の因果を断ち切るこの日、革新が始まる今日」

 

「そうね、まだ敵同士ではあるけれど、私達はもう仲間……になったのね」

 

神界に来る前に彼女たちは同盟を結ぶことを決めた。

武力によるシェアの奪い合いは結局、誰の為にもならないことを学んだ。もっと信仰は自由であるべきだと彼女たちは人間の負を見て、そう思わせた。お互いが結ぶことに対しては異存はないが、これは世界を変える新しき願い。それが理解できない人々もいることは承知の上で彼女たちは決めたのだ。

 

「夢、それが貴様たちの強さか」

 

「後を見ながら進む過去から来る明日は変わらないわ。壁にぶつかればまた同じ位置の繰り返しという未来はここで終わりよ」

 

「恐くても辛くても、紅夜は前に進みましたわ。それは私達が本来にするべきこと、守るだけではなく導くことがそれが守護女神(ハード)

 

「そんな簡単な事に気づけなかったのはとても悔しいわね。……だけど、それならここから変えていけばいい」

 

「最初は少し私を信仰してくれている奴らに迷惑を掛けるかもしれねが、それがこれからの世界に必要なことだと、これは正しいことだと胸を張って言える為に私達はここにいるんだよ」

 

爆発して舞い上がる砂煙から出てくるゼクス。右目から血が流れるが、この程度は直ぐに回復するだろう。

女神達は顔を合わせる。お互いにかなり疲労して次全力で動けば、暫くの間は確実にシェアエナジー不足で動けなくなるだろう。

客観的に見れば絶望的な状況だ。女神達がかなりのダメージと疲労を負っているにも関わらず、ゼクスは右目以外は無傷だと言ってもいい、しかも氷鎧を纏っている状態ではかなりの防御も上がっている。迂闊に近づければ今度は容赦ない氷槍が襲い掛かってくるだろう。攻防一体のあれをどうにかするためには速さしかない。女神達もあれは奇襲だからこそ避けきれなかったが、来ることが分かっていればある程度は回避可能だ。正し、攻撃出来る程の余裕はない。

 

「これを誇りと言うのか、これを信念と言うのか、本当に愉しいぞ女神達!」

 

がはははと豪快に笑うゼクス。高まっていく威圧感に冷や汗を隠せない女神達であったが、その傷を癒すような光と共に体の傷が治っていく。振り向くと魔法陣の上に乗っているアイエフの姿が合った。

 

「ルウィー出身だから魔法が使えるわ。回復と補助魔法……焼石に水かもしれないけど、行ってきなさいネプ子!」

 

「未来を掴み取るです!」

 

「---ええ、分かったわ」

 

記憶喪失だった時に真剣に話を聞き、何度も修羅場を体験しても付いてきてくれた最高の仲間達に感謝の気持ちを込めて頭を下げて、背中を向けた。

パープルハートは大きくを息を吸い込んで吐き出す。

隣にいるかつて争い合った女神の名前を口を呼んでいくと、それに答えるように力強く武器を構える。

 

「---行くわよ」

 

短く呟きながら、それには全てが込められていた。

女神達が動き出すと同時に大降りに大剣を振るい地面にクレーターが出来る程の強さで踏み込んだゼクスの大剣がその巨体とリーチ差ゆえに先行を取った。だが、それは今までの戦いで既に理解している女神達。

前を飛んでいたブラックハートとグリーンハートがお互いが弾かれたように左右に分かれた。

 

「(また左右からか!?)」

 

しかし、前にはホワイトハートがいる。前を出ない事に不快を抱くが、ゼクスを中心に螺旋を描く様に飛ぶブラックハートとグリーンハートからも目が離せない。右が暗黒になっている状態で更に左目を狙っているかもしれないアイエフとコンパは遥か後方にいて、どちらを狙えばどちらかが牙を剥くだろう。

故にゼクスが選んだのは先ほどと一緒で氷鎧から氷槍を出して針達磨状況になることで迂闊に接近する事を回避させようとしたが、女神はそれを全て回避した。いな、消えた様に見えた。

 

「(ーーやられた!)」

 

そう、ある一定の速さから一気に速さを上げたことにより目が追いつけなり女神は消えた様に見えてしまった。それに気づいたときに氷鎧に斬撃が刻まれた。だが、ブラックハートならともかくグリーンハートは速さに特化した故に力には劣る。故に防御を貫くほどの攻撃は与えられない。

だが、その速さを利用して左目の資格を動き回し錯乱してからの見えない場所からのブラックハートの強烈な攻撃にゼクスに焦りが溜まっていく。

 

「く、おぉぉぉおおぉ!!」

 

「ベール!」

 

「えぇ!!」

 

六対の翼を忙しく動かし龍の口からブレスをまき散らしながら上空に逃げること手段を取ったゼクスだったが、既にブラックハートとグリーンハート、更にアイエフとコンパを意識しすぎた故に途中まで前にいたホワイトハートの姿を見失っていた。

 

「これで、砕けやがれぇぇぇ!!!」

 

「ぐぅぅ!?」

 

上空から加速を込めて腹部目掛けて振り下ろされる一撃、戦斧の刃と女神達が与えたダメージに腹部部分を防御していた氷鎧は粉々に破壊された。ぱらぱらと光を反射する氷の反射から、ゼクスは目を疑う。

更に上空では『32式エクスブレイド』の剣先を向けながらこちらに突進してくるパープルハートの姿。

驚くべきは『32式エクスブレイド』が徐々に小さくなっていること、否凝縮(・・)されているのだ。コンパの武器である注射器の小さな針から出される弾丸のように全力で作り出した『32式エクスブレイド』を凝縮して己の長太刀に纏わせる荒技。ゼクスは身の危険を感じて無理な態勢から大剣を振るう。

天から落ちる紫色の彗星を打ち砕かんと炎と雷を纏う大剣が向かい撃つ。

 

「はあぁぁぁぁぁ!!!」

 

だが、それは敗けと判断するほどには十分すぎる程、互いの力は離れていた。

気が付く、これはパープルハートだけの力ではないと。

アイエフやコンパ、彼女の勝利を願う女神達から生み出される|想いの力《シェアエナジー》がこの世界の理を無視して造られたモンスターの獲物を砕き、その身を貫いた。

 

「――――見事、なり」

 

風穴が空いた体の感触を感じながら血を吐き女神達を讃えるゼクスの穏やかで満足げだった。

地面に降り立った女神は青空を連想させる双眸をそっと閉じながら呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが、私達の―――守護女神の力(ガーディアンフォース)よ」

 

その言葉が、この戦いの終末を飾った。

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択