ここは某鎮守府のとある艦娘の部屋、そこでは・・・
「あーもう当たれぇ!!」
夕張がゲームをしていたのだが・・・
「嘘!?そこではずしちゃうの!?」
だいぶ劣勢なようで
「う~ん、今日はここまでにしておこうかな。せっかくいい天気だし外でも歩こう」
そういって夕張は外へと向かった
「今日は調子悪いわねぇ・・・どうしてかしら・・・」
「まぁたまにはこういう日があってもいいわよね、こう見えても負けず嫌いな私だけど・・・」
夕張は外を歩きながら考えていた
「う~ん、あ・・・提督」
歩いていると提督が座っていた、どうやら海を見ているようだ
「ん?夕張じゃないか、どうしたんだ?」
「提督こそどうしたんですか?海なんか見て」
「ただ単に気分転換さ、夕張は?」
「私はゲームであんまりよくできなくて気分転換です」
「ゲームもほどほどにな?」
提督は苦笑いしながら夕張に言った
「もちろんわかってます・・よ?」
「どうしてそこで疑問系なんだ・・・」
「あはは・・・」
二人は苦笑いしながら会話を続けた
「ところでどんなゲームをやってるんだ?」
「いろいろやってますよ、FPSとか」
「ほう、そうなのか」
「もしかして提督もやってるんですか!?」
「やってるっちゃやってるが・・・」
「一緒にやりましょうよ!!」
「あんまりうまくないぞ?」
「それでもいいです、やりましょう!!」
夕張がキラキラと目を輝かせて提督をみる
「夜でいいか?」
「はい!スカイプありますよね?」
「あぁ、スカイプあるぞ」
「それじゃ今日の夜は一緒にやりましょう!!」
「了解した、それじゃ夜にな」
「はーい」
二人は夜にゲームする約束をして別れた
「提督がどのくらい強いのか気になるなぁ~」
「ふふっ、夜がすごい楽しみね~」
夕張は楽しみにしつつ散歩を続けた
夜になって提督と夕張は通話をしていた
「それじゃ提督よろしくお願いしますね」
「あいわかった、んでどれやるんだ?」
「BFをやりましょう!!通話してるからチームプレイしながらやりたいですしね。」
「BFか、わかった、とりあえずサーバーに入ったら番号を教えてくれ、後追いする」
「はーいわかりました~」
(提督がどのくらいつよいのか見てみたいし)
「はいりましたよ、番号は~です」
「はいったぞ、さて、敵か味方かどっちだろうな」
こうして長い夜がはじまった?のである
「夕張はどちら側だ?」
「私はUSですね」
「ということは敵だな」
「えーっと提督は・・・!?」
(え、ちょっとまって・・・提督の階級私より高い!?)
「ん?どうした?」
「い、いえなんでもないです、それじゃ楽しんでやりましょう!」
「あぁ、とりあえず俺のアカウントはわかったか?」
「はい、まさか提督が私より上だったなんて・・・」
「なに、俺もゲームが好きだからな」
提督は笑いながらしゃべっていた
夕張もそれにつられて笑った
「でも提督私より階級上じゃないですか~」
「階級だけだよ、腕はないから安心しろ」
「ほんとですか?信じられないなぁ」
「まぁいいさ、さて始まるぞ」
「はーい、手加減はしませんからね?」
「おう、全力でかかってこい!!」
試合が始まって数分後・・・
「提督のスコアは・・・えっ!?」
「ん?どした?」
「提督すごく強いじゃないですか!!なんですか10k/0dって!」
「たまたまだって、それに夕張も強いじゃないか。」
「私だって伊達にやってないですからね」
「そうか、それじゃこのままやるか」
「提督に絶対に勝つんだから!!」
試合終了後・・・
「提督に負けた・・・」
「あぶねぇ・・・ぎりぎりだったか、ここまで接戦ならほんと楽しいな」
「そうですね、でも悔しいなぁ・・・結局提督に1回も撃ち勝てなかったし」
「まぁそれこそ練習あるのみだ」
「そうですね、でも目標ができたからまたやる気が出ました!!」
「そうか、まぁ目標ができたなら頑張ってそれを・・・ちなみに目標はなんだ?」
提督が夕張に目標を聞くと
「少しお話しませんか?今から提督の部屋に行くので」
「わかった、待ってるよ」
そうして通話を終え、夕張は急いで提督の部屋に向かった
コンコンとドアをならす
「夕張です、入ってもいいですか?」
「あぁ、いいぞ」
「失礼します」
「提督には全然勝てませんでした、完敗です」
「まぁ、そこはさっきも言ったとおり練習あるのみだ」
「はい、それで目標なんですけど」
「あーそうだったな、それで夕張、お前の目標は?」
提督が夕張に問いかけると夕張は
「私の目標は提督に勝つこと、ううん・・・」
(そうじゃない、私の本当の目標は・・・)
「提督と一緒に立てるようになること!!」
夕張はこちらを向いて
「だから、これからも頑張るね、ゲームも恋も!!」
「あぁ、俺を振り向かせてみろ!!」
(まぁ夕張のこと好きなんだけどな・・・)
「よーし頑張るぞー!!」
夕張は新しい目標を見つけると同時に自分の想いを再確認したのであった
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