~ 第120話 †劉備さんちの大移動6† ~
目の前で拳と蹴りの応酬が続いてる
しかし、そんなピラピラな腰布じゃ上段蹴りの時危険だな
それにしても二人共決定打がないな、疲れてきて肩で息をし始めてるし
砂煙もおさまりかけてきたな、そろそろ止めるか
「二人共そ「霞(しあ:張遼真名)!!引きなさい!」」
「あちゃ~・・・大将きてもうたか時間切れやな
それにしても華雄(かゆう)っちめっちゃ強なってたやん楽しかったわ!」
「そのようだな残念だ、良い戦いだったぞ霞!」
ほぼおさまった砂煙の向こうから聞こえた曹操(そうそう)の声により戦いが終わる
俺がやるまでもなかったか、それじゃ橋の真ん中まで下がるか
橋の真ん中辺りまで下がる頃には砂煙は完全に無くなり
綾音(あやね)は俺の後ろに、霞の方は曹操の所まで戻っていた
曹操を中心に両隣には夏侯(かこう)姉妹が立っている
夏侯姉妹は俺を睨みつけてる
曹操はと言うと・・・無表情でこちらを見ている
さて、どうでるかなと思案しようとすると
曹操が一人前に出てくる
「白(はく)いいえ、厳白虎(げんはくこ)貴方は劉備の飼い犬にでもなったのかしら?」
無表情のままそう問いかけてくる
そうか、覇王として今は相対してるというわけだな
「俺は義理を果たすために来ただけだ、今回限りさ
それに俺は誰の下にも上にもならん、俺は俺だけのモノだからな」
「それじゃ私が今ここで無理にでも押し通ると言ったら?」
「通すつもりはないな、それにこんな所に居る場合じゃないだろう?
袁紹(えんしょう)との決戦が控えてるのにこれ以上深追いは無理だな」
お互い無言で睨み合う、曹操は無表情を装っているが微妙に泣きそうになってる
はぁ・・・仕方ない、俺も甘いな~
頭をガシガシと掻きながらポツリと言ってやる
「烏巣(うそう)だ」
「え?」
「俺から言えることはそれだけだ、さぁこれ以上は時間がない引き返すんだ」
一瞬呆けた顔してたがすぐに引き締め睨みつけながら踵を返す
「全軍、帰還するわよ!」
その後ろ姿を見ながら、もう一つ呟く
「華琳(かりん:曹操真名)君はきっと袁紹との戦いで得難き者と出会うだろう
それからが本番だ」
その言葉は彼女に届いたか分からないが、その姿はまさに覇王だと感じた
最後に夏侯姉妹がこちらに頭を下げて去っていく
とりあえずはまぁ・・・これで俺の仕事は終わりだな
「綾音、帰ろうか」
「了解です兄上!」
「霞に引き分けたから次は勝てるように特訓だな」
「お、お手柔らかにお願いします・・・」
トボトボと肩を落とす綾音を見ながら俺は暫くのんびりと各国の情勢を静観することに決めた
曹操は袁紹との戦い・孫策(そんさく)は領内平定・劉備は蜀の建国だな
「あ・・・白蓮(ぱいれん:公孫賛真名)を劉備達に渡さないとな」
怪我して治るまで保護していおいた彼女の事を忘れるところだったわ・・・
~あとがきっぽいもの~
ようやく切り替えが終わったので、更新再開します
お待たせして申し訳ないですorz
これで長坂編は終わります。閑話など入れてから各国の様子をチラ見して次へと移る予定です
春なのにすでに桜が色々と散ってる駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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