No.669260

相双神旗ディネード 二次創作 設定資料

Alcott sugarさん

福島県相双地区を応援しています。二次創作で私に発生する権利は全て放棄し、全人類の共有財産になります。

2014-03-09 11:08:43 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:659   閲覧ユーザー数:651

 
 

相双神旗ディネード 二次創作 設定資料集「(放射能に)負けるんでねーど」

 

□ 星 相馬:さわやかな正義感あふれる好青年。零細農家の跡取り息子。正義のヒーロー・相神ディネードに変身し、自然と心を通わせ、絆を作ることによって、自然の力(桜桃シールドや竜胆アーマー、アイナメスーツ、超能力など)を使うことができるようになる。

 貞観地震(869年7月9日)の時にも同様のことが起こっており、実は3代目。

相双神旗ディネード「除染をさせてほしい。自然を壊すのはこれで最後にするから」

星 相馬「いつか夜ノ森のすぐ傍で桜が見れたらいいな……」

※ 尻込みする人々を見かねて、そのような人々を助けるために、勇気を振り絞ってどんどんと先へ進むが、時折失敗し、「夜ノ森 桜」に助けられることが多い。彼のそれは世の中にとって長所でもあり短所でもあるが、彼のような人物がいなければ世の中が良くならないことも事実である。彼が相神ディネードに選ばれた理由はそこにあるのかもしれない。

 

□ 夜ノ森 桜: しっかり者で美人。「星 相馬」の幼馴染み。漁師の娘。ディネードがピンチに陥ると双神ミネートに変身する。

 貞観地震(869年7月9日)の時にも今回と同様のことが起こっている。貞観地震の時には、「夜ノ森 桜」の祖先にあたる陰陽師「夜ノ森標女」がパートナーとしてディネードを助けた。

※ 「夜ノ森標女」は「よのもりのむすめ」の意味で本名は不明。アダマイ博士が研究中。

 

□ アダマイ博士: 工学博士。歴史から医工学まであらゆることを知っている。福島県の郷土史の研究中に「白眉神」に関する文献を見つけ、「白眉神」と協力して「星 相馬」をディネードにした。街で子供達に会うと声を掛けて貰えるのを嬉しく思っている。

アダマイ博士「家に入る前にやることがあるじゃろ?」「何事もそう簡単ではない。多くの人々が助けてくれるからそこ成り立つのじゃ」

※ 博識であっても常に正しい情報を発信したいと思っており、答えが正しいことかどうか一度自宅に帰って考えてから発言するために返答が遅れることもある。しかし、これは正しいことであり、STAP細胞とiPS細胞の比較などにおいても正しい情報を発信しており、小尻記者から大きな信頼を得ている。

 福島第一原発事故以前から、医師達の間で統計学の知識が不十分である事などを目にしており、この世界の現状に心を痛めていた。この他、貧困の拡大で、2500 g未満の低体重で生まれる低体重児の出生率が、ここ30年で約二倍となり、総数の1割を占めていることにも心を痛めている。バーガー仮説にも憂慮している。

※ 「アダマイ」は福島弁で「頭がいい」の意味。

 

□ 白眉神:外国の猫の神様。ハクビシンの中でも聡明で高い知性を持っていることから神位に就いた。自然との共存(ハクビシンと人間、そして自然との共存)に心を砕いている。人間達が自然を蔑ろにすることに怒った悪美神を涙ながらもこれまでに2度封印した。悪美神とは親友に戻れればと淡い期待を抱いている。だが、確信も無くいつか人間とはわかり合えると信じて人間を助けていることに複雑な思いを抱いている。

 

□ 悪美神: かつては「白眉神」と共に美しい自然と共生し、「明美神」と呼ばれていた。しかし、自然を蔑ろにする人間達に怒り、動物たちのために自然を取り戻そうと奮闘する。東日本大震災により、封印が解かれてこの世に現れた。これまでにも貞観地震の前後で2回封印されている。動物たちを思う心にあふれ、罪もない動物たちが棄てられていたり、苦しい状況に追いやられている現状を見て、死んでいった動物たちの無念を晴らし、汚された自然を『取り戻す』ために人間に牙を剥く。

 悪美神も相双神旗ディネードと同じように、自然と心を通わせ、絆を作ることによって、自然の力を使うことができる。

悪美神「人間が汚した海や山を奪い返して何が悪い!」「山を破壊して何をやっている」「人間達が自然を汚すことは動物たちにとって”テロと本質的に変わらない!” テロ行為をしているのは人間の政府だろう! 自らを自らの法で裁け! それが出来ないなら穢れた悪法を棄てて、綺麗な法で生きるべきだ!」

 

□ 出れ助 1号:小太りだがリズミカルな動きを見せる。自分自身で見知って何が正義かを判断している。そのため上司が間違っていれば従わない。怠け者に見えるのは、物事を正確に判断してから慎重に動くため。力を振るうことの意義を常に考えている賢人。人間が海や川や山を汚していることに怒っている。彼は悪美神の思想に賛同して配下になっている。「出れ助 2号」は弟。優しい弟をいつも気遣っている。

出れ助 1号「自分は真実に忠実だろうか……」「放射能で福島の海と山を汚した”空気読めない”政治家って誰だ!」

※ 「でれすけ」とは福島弁で「バカたれ」「ばかもの」の意味。ここでは演劇でのfoolとしての役割を持たせてある。

 

□ 出れ助 2号:スリムな姿をしている。本当の正義を貫こうとする尊敬する兄のために悪美神と手を組んだ。兄と同様、怠け者に見えるのは、物事を正確に判断してから慎重に動くため。医学的知識があり、人間(政府)がSPEEDIの情報を迅速に出さず、政府側が嘘を発信していることに怒っている。実は、人間が人間を苦しめる構図に心を痛めている優しい弟。

出れ助 2号「真実を正確に。何より真実を!」

 

□ 相棒:法治国家のために、悪法の下で権力を行使しなければならないことに心を砕いている優しい警察官の2人組。数年間に一度パートナーが変わる。早くよい世の中になって欲しいと心から願っている。警備部と共に善良な市民の避難誘導に当たる。ピンチに陥ったディネードやミネートを助けてくれる。ディネードと共に町のパトロールにも参加。

右京「カイト君、残念ですがこの国は法治国家です。如何に悪法とも法には従わねばなりません。公僕である我々が逆らうことは許されないのです。国民が支持する政府に、国民が支持する政党に、国民が支持する首相に、国民が支持する”安部ら-”に!!」

カイト「これが凡庸な悪ですか……。まさか、本当に、こんな時代が……。私も正義に討たれるのか……」

 

□ 犬養 信勝

公訴時効の成立したとある事件をいまも追っている老人。真相究明への熱意とは裏腹に高齢により動かなくなった体を見ては悔しさに涙を滲ませている。とある新聞者の記者達もこの事件について協力してくれていた。このまま真実が明らかにならずに死を迎えてしまうのだろうか・・・・・・。それはもう生者には誰も分からないのかもしれない。

 

□ 小尻 知博:記者57歳。正義のために苦労してでも現場に足を運ぶ記者。非暴力主義者であり、人間と悪美神が戦わなければならないことに心を痛めている。全国に真実を伝えて、人間と悪美神が戦わなくてもいい世界が訪れてくれることをいつも心から願っている。新聞記者を目指している助手の「風蘭紅 杏音」とともに活動している。音楽教師を目指す可愛い一人娘がいる。

 

□ 風蘭紅 杏音: 小尻記者を尊敬している。小尻記者の助手。”安部ら-”政権下での市井の人々における記録を綴った『杏音の日記』を執筆中。旧大同工業学校の校舎建て替え時に伊勢湾台風の経験者から話を聞いた経験がある。しかし、まだジャーナリストとしての心構えが出来ていなかったことから、詳細な記録を残しておくことができず、大切な情報の風化を防ぐことが出来なかった苦い思いを常に心の奥底に抱いている。その思いは特に東海豪雨、兵庫県西・北部豪雨、紀州大水害、新潟・福島豪雨を経験して強まっていった。

※ 日本国の非正規労働者は数十年としないうちに死直前の骨と皮だけになっていく。重労働に対して得られる賃金は少ない(前の世代は終身雇用が多く若い頃の労働が評価されて歳を経た後に楽な仕事でも高い賃金を得られたが、次々と職を変えたり非正規雇用として雇われる現代の若者にはそのような恩恵は存在しない)。段々と思考できる時間が短くなり、次第に視野が狭くなっていき、いま生きていくことだけしか見えなくなる。例え傍らに薄汚れた”モノ”があったとしても何も感じなくなっていく。

 

□ トニー・アセビード(第70歩兵師団 衛生兵):第二次世界大戦でのバルジの戦いで生き残り、ユダヤ人ではなかったがベルガ収容所に送られた。『トニーの日記』の著者。彼以外にもユダヤ人ではない捕虜になった米軍の多くの人々が姿や名称がユダヤ人に似ていたりしていたことでベルガ収容所に送られた(ユダヤ教であるかも調べられた)。

※ 捕虜になった米軍兵につばを吐きかける人々。戦争によって生じた憎しみは人々の中にも存在しているのだろうか……。収容所周辺のドイツ住民達は何が行われているかを知っていた。そのため周辺住民はホロコーストを容認または支持する形となった。凡庸な悪とは「民衆の中」にあるのかもしれない。

※ ベルガ収容所での生存率は非常に低い。重労働に対して与えられる一日の食事のは400kcalであったと言われる。3ヶ月と経たないうちに死直前の骨と皮だけになっていく……。段々と思考できる時間が短くなり、視野や思考は狭くなっていき、いま生きていくことだけしか見えなくなっていく。例え傍らに死者の山があったとしても何も感じなくなっていく。

 

□ 大阪地検 次席検事

 地検の再捜査により、目撃者等の証言が翻り、犯人否定の新たな客観的証拠が見つかったことで、約3年半に渡り服役していた男性が冤罪であることが明らかになった。

 

□ FMラジオのDJ: DJポリスと仲が良い。善良な市民の避難誘導にも協力している。

 

□ 情報(流通)のスペシャリスト 腐敗の傀儡子(本名、詳細不明):人々の未練や恨みの力を使って人を悪へと導く。彼に憑かれた人間は生者や死者を問わず彼の計画した罪を犯す。ネット上に徘徊しており、多くの情報を取得している。かつては人々に良い情報を齎すことを生きがいとしていたが、人間と人間の政府の余りの腐敗振りと滑稽な政策により、徐々に精神が狂い、希望を失って世を嘲笑うようになった。表では政府の側に就き(これで省益優先や悪法の制定で腐敗が進行するため彼の目的は一部達せられる)、裏では世を嗤う「腐敗の傀儡子」となった。彼は合法的な推理小説という形で犯罪計画を公開する。そこに秘められた暗号を解読できるのは、彼に憑かれた者だけである。

スペシャリスト「例え良い情報を与えても政府は信じない。選挙では国民へ、選挙外ではロビーと密室での空気を読むのが議員の嗜みだ」「インセンティブの設定の仕方が誤っているのだ。そこに人間が気づかないとは、いつまで経っても進歩しないな。人間は進化しない生き物だ。ローマのようにいつか消える技術だけが進歩する」「公僕は事態が起きてから対処する。それが莫大な税金を使うことになろうとも」「政府は、正確な情報収集と公開、分析が出来ない。対処療法的になるのも無理はない。それが人間と人間の政府の限界だ。そこに悲劇が生じる原因がある」

 

安部進三: 日本国の首相。日本自由民主党総裁。「私を右翼の軍国主義と呼びたいなら、どうぞ」

麻生薔薇: 日本国の副首相。「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」

日本自由民主党の賛同者:「私は安部首相を信じている」「ハイル・安部ら-、ハイル・安部ら-」

日本公共放送協会: 記者による高精度の得票数予測を某政党に流していると噂される。プロジェクトのXでは何故か番組に取り上げられる側が貴協会に金品を提供するという事態が噂される。現会長がこれらをどう考えているのかは不明。会長は放送法に従って、と国会で語っている。有言実行が期待される。透明性の高い協会とするために理事に辞表を求めたならばまだ良かったが、会長はそう発言していない。

※ ドイツのワイマール憲法はそのまま残っていた。しかし、歴史は最悪の事態へと進んだ。

※ 日本自由民主党は「民政の安定」を設立趣旨の一つに挙げていたが、現在では、民政は間接的であり、直接的には政財界との結びつきが強い。つまり「政財界の安定」が事実上の設立趣旨である。「政財界の安定」が否定されるのであれば脱原発は積極的に進んでいるはずである。総括原価方式で考えるならば、多くの費用が掛かる再生可能エネルギーの方が喜ばれるだろうが、そうならないのは不思議である。さらに、近年は右極化が進み、積極的平和主義の動きが強くなっている。

 

■ 歴史

 

不明:明美神が人間に戦いを挑む。

 明美神が横暴な人間達から自然を動物たちに『取り戻す』ために立ち上がる。明美神が悪美神と呼ばれるようになる。

 白眉神と相双神旗ディネード(一代目)により明美神(悪美神)を封印する。しかし、この封印は自然の力を利用しているため、人間が自然を蔑ろにするなど、何らかの現象で封印が破れる欠点を持っていた。(伝承)

 

869年7月9日:貞観地震が発生。

 貞観地震により悪美神への封印が解かれる。しかし、白眉神と相双神旗ディネード(二代目)により、海と山の力を借りて悪美神の封印に成功するが、海と山が汚されると封印が解かれる欠点を持っていた。(第一級史料である『更新日記』に記載。作者は夜ノ森標女。悲しみを後世で繰り返さないために記されたが、彼女の願いは千年後でも叶わなかった)

 

2011年3月11日:東日本大震災が発生。

 大地震の影響と共に、海と山が汚されたことにより、悪美神への封印が解かれる。悪美神は、他の軍団とも協力し、那覇で戦いを行う。

 

2012年3月:相双神旗ディネードの活躍が市民に知れ渡る。

 多くの人々の協力によって、相双神旗ディネード(三代目)による活躍が記録され、福島県の図書館などで閲覧できるようになる。活躍が記録されたDVDは地域の福祉施設に無償配布される。

 

■ 国々

 

東方の旧帝国:

巨額の財政赤字を抱え、インフラが寿命を向かえ崩壊しつつある国。

世襲の議員が統治する寡頭制である。彼らに忠誠を誓う者達が暮らしている。

政治に無気力な半数を超える人々は非正規の雇用により日々を生き抜くので精一杯であった。

そんな中、唯一平民が生き残れるのは、宮廷大への入学が許されるほどの努力と才能を持った者だけであった。

雇用において年齢差別を行えるこの国では、一部の例外を除いて正規雇用への道がほぼ一度か存在しない。

ある者は医者となって生き残り、ある者は官僚となって国家の犬となった。

 

学者を含め、誰もがこの国の崩壊を感じていたが何もすることはできなかった。

 

世襲の議員を支持する人々はこの国の3割(実際には国の17%程度の得票数で大多数{2/3に迫る}の議席を獲得した)を占めた。

国の半数の人々は生きることに必死で心の余裕が無い労働環境と生活で心身ともに疲れ果て、貧困率の高くなったディストピアの世界において無気力となった人々であった。

国の2割の人々は希望を棄てていなかったが、焼け石に水であった。そして、その彼らが希望を失って無気力になるのも時間の問題であった。その彼らが力を期待する反御用学者達も高齢を向かえ、さらに平民から知識人階級及び支配階級に登った僅かな者は国家の犬となって、彼らへの力と希望を一層失わせていった。

 

日本国の投票において多くの票数を与える高齢者達は、後世に思いを馳せる余裕も無く、自らの安寧を図る議員に票を投ずるしかなかった。それは戦前・戦中において若者達が特攻という尊い犠牲を払わなければならなかった時代と似ていた。戦中、航空機での特攻の犠牲者となった約4400人のうち、その半数が若者達であった。現在、先人達の作った膨大な赤字と老人達を支えるための社会保障費を背負うのはこれからの未来を担う若者達であった。彼ら若者達の未来の先には『朽ちるインフラ』と絶望しかないのであろうか・・・・・・。

 

本土の特に東京市国を宗主国とし、過疎地にある国に原発を設置している。植民地であるウチナー(つまり、自由民主教の傀儡国家である)に東京市国よりも高い地位に有る亜米利力の軍隊を駐留させている。

 

北陸国の電気料金が安い理由は、原発設置により他国から金品を得られているからだと噂される。

 

再び、戦中の統制社会の足音が東方の旧帝国の人々の後方に忍び寄っていた。

 

国が徐々に壊れていく音が間近に聞こえた頃には多くの人々は諦観するしかなった。

 

参考文献

[1] wikipedia

[2] 中日新聞、2014年3月3日

[3] ジャーナリスト宣言、朝日新聞社

[4] 「ヒトラーの極秘米軍収容所」、ナショナルジオグラフィックチャンネル

[5] 2014年11月18日から19日近辺の新聞記事

 
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択