No.658139

マブラヴ オルタネイティヴ RETURN OF START 三十三話 挑む者

モアイ像さん

セ●「HDのデータ消えました、すいません」

作者「え?」(°□°;)

作者「とくに小説のデータが消えてる!?」(T△T)

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2014-01-27 19:23:41 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7321   閲覧ユーザー数:6814

マブラヴ オルタネイティヴ RETURN OF START

 

 

三十三話 挑む者

 

 

 

欧州連合 SIDE

 

 

無残にラプターは刈り取られ、米艦隊はレーザーの餌食となる

残っている艦は電磁投射砲へと改修した主砲で機動要塞級を砲撃するが再びレーザーの拡散して形成されたフィールドに阻まれ攻撃を与えられないでいた

各国より凌ぐ物量・性能が簡単に引っくり返され艦長は敗戦一色と知りながらも予備戦力を投入する

それを見ていたモンサンミシェル基地司令部は目の前の事実を受け止めていた

 

「各部隊に連絡、電磁兵器に対応している新種・・・いや機動要塞級は距離をとり回避しながら時間を稼げ!」

 

「了解!」

 

「そして現時刻を持ち、モンサンミシェル基地は破棄を決定する!異論は認めん、明日への糧として撤退をする!」

 

自分たちが踏めるヨーロッパの地を無くすことは誰もが反論の声が上がろうとするが留まれば今までやってきたことが全て水の泡になってしまう

責任追及が免れない司令官の苦渋の決断に理解した全員が司令官に敬礼し、退避通路へと急いだ

基地を制御するシステムが全てオートとなり機械がBETAを攻撃する最中、弾幕を掻い潜った戦車級が硫黄に似た独特の臭気を撒き散らしに襲い掛かろうする

そこに砲弾が戦車級の口に放り込まれ吹き飛ばし、逃げ惑う人達の上空を欧州連合の新型戦術機共同開発計画から撤退したフランスが単独開発した第三世代機ラファールが通り過ぎた

ラファールはガンマウントを前方へと展開させ両手に持つ突撃砲と同時に射撃

闇雲に弾丸をばら撒かず、周囲を把握しながら正確に敵を倒しながら前進する

そのラファールを駆るベルナデット・リヴィエール少尉は僚機に弾倉交換をすると伝え、攻撃を回避しながら後ろに跳躍して跳躍ユニットを細かく吹かせながら機体をバク転

ガンマウントに備え付けられている補助腕(サブアーム)が腰部の予備弾倉を取り出し吸い込まれるように突撃砲へ装填し地面に着地する

 

「・・・落ちなさい」

 

甘美な宣告とともに前方四門同時射撃が始まるとBETA群に穴が開け、ベルナデットの動きに合わせ僚機のラファールがその穴をさらに食い込み、BETA群を寸断

ベルナデットは機動を半減させているレーザー級を倒すと要塞級に狙いを定める

動きが遅い要塞級は尾節の触手を伸ばそうとするが、4発の砲弾が同時に先端を破壊しさらにベルナデットは機体を地面すれすれに仰向けになりながら要塞級を下から攻撃

要塞級は装甲脚を広げながら倒れた

 

『―――ロレーヌ4、こっちも殲滅完了したわ!ついでに新種も倒してこようかしら?』

 

「―――ロレーヌ5、交戦許可は下りてないし止めておいたほうがいいわよ、あの新種(インキチ)は最初からいい手札を持っているのだから・・・」

 

ベルナデットは機動要塞級が確認されてとき、自らが情報収集していた

テュフォーンやタイフーンを調べていくことに機動要塞級と今の機体に差があること理解する

その差を埋めるには軍に電磁兵器を装備させればまともに戦える状態だ

だが明星作戦後に日本から技術提供のされると話題となったが、一向に進んでいない

 

「くっ・・・・・・」

 

苛立ちながらも遠くレーダーに表示された機動要塞級を睨みつつ、次の退避ルート防衛に跳躍ユニットを吹かした

 

 

 

一方、テュフォーンでは・・・

 

「足の遅い艦を優先に脱出させろ!他の部隊は最終防衛ラインを守り、生存者を優先に避難!」

 

「―――了解ッ!」

 

「タカムラ中尉とフォイルナー少尉が帰還しました」

 

唯衣とイルフリーデが敬礼をして状況が説明されていく

 

「―――現在は脱出艦の指揮はテュフォーンに委任され、ツェルベルスは軍港を防衛している、そこでタカムラ中尉はツェルベルスの指揮下に入ってもらいたい」

 

「了解しました・・・ところで桜咲少佐は無事なんですか?」

 

「サクラザキはクラフト、オルランディが避難させこちらに向かっている最中だ」

 

二人が安堵するのもつかの間、海上にも関わらず艦は大きく揺れた

そして次々とアラームが鳴り、レーダーは埋め尽くすばかりにBETAが表示されていく

軍港に三重の防衛ラインを展開していたが第一防衛ラインはBETAの進攻を止める力は無く崩壊され第二防衛ラインの消失は時間の問題だった

 

「避難船は収容が完了しだい随時脱出、残存戦力と第三を組み合わせ新たな防衛ラインを構築!!」

 

「了解!全部隊に通達―――」

 

二人は敬礼をすると自分たちの機体へ走り出し、その様子に艦長は小さくため息をもらす

本来なら安全な場所でタイフーンの改修と後日正式に部隊への配属するはずだった彼らが理不尽にも戦場へ駆り出されている

戦争中だからそれはしょうがないことだと言えばただの逃げているだけと思ってしまう

やるせない気持ちを抑えるように奥歯をかみ締めていると武御雷とタイフーンが発進した

 

「すまない・・・必ず生きて帰って来い・・・」

 

 

 

さらにもう一方・・・

テュフォーンに向かうケニーとシルヴィオそして意識がまだ戻ってないアスカはレーザーが照射されないように海水を浴びながら海面すれすれを飛び、跳躍ユニットをBETAとの戦闘を避けるため常に稼動

シルヴィオはまだ味方が抵抗している砲撃音聞こえる戦場を見ながら口を開いた

 

「これからどうする?」

 

「テュフォーンに戻ったらツェルベルス指揮下に入り「違う」・・・ん?」

 

二人の視線は静かに機動要塞級へ向けられていた

劣化晩とはいえ通常の兵器より上である電磁兵器は防がれ、連携が取れてない軍を圧倒する戦力

だが機動要塞級一体が軸としているため、倒せば勝機が見えてくる

 

「どうすれば機動要塞級(ヤツ)を倒せる?」

 

「んーーー」

 

ケニーは腕を組み首を傾げながら水平線からテュフォーンそして戦場見る

頭に豆電球ではなくLEDライトが点き、自分で納得して頷き、アスカからもらったスマートフォンを操作を始める

 

「なにやっているんだ?」

 

「下準備だ」

 

スマートフォンをアスカの耳に近づけると登録した音声を再生

するとアスカが手足をばたつかせ、両目が開き瞳孔がコレでもかと大きくなり立ち上がり空へ叫んだ

 

「じょょょょょょょょょょそぉぉぉぉぉは、いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ハ・・・!?」( ゚Д゚)

 

「女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ、女装は嫌だ」

 

「ヨシ!」

 

「なんだこれは?」

 

「あーこれは、アスカは深刻なトラウマを持てて、緊急措置のためにユウコちゃんが改造・・・調節したんだ」

 

「はぁ・・・?(四番目は一体何をしているんだ・・・)」

 

 

欧州連合 SIDE END

 

 

アスカ SIDE

 

 

「で、新種が基地を襲撃しているって?」

 

「ああっ」

 

「そうだ」

 

新種の攻撃へ意識が失い目覚めると基地が壊滅状態なんて超展開?

しかもレーザーを拡散させて全体にフィールドを形成するなんてアホな

俺の中にある知識でも難しい

打開策は黄金大使の便器を解体したエクシアの実剣でやればいい話だか、まだ表舞台に出たばかりで使えない

となると新種のレーザーフィールドと硬い装甲を打ち破り、世界に最新と思わせている電磁兵器で倒すしかない

 

「うーん」(´-ω-`;)ゞポリポリ

 

「どうした?」

 

「あるにはあるけどね・・・」

 

「あ・・・そうだよな」

 

ケニーも俺が考えていることが分かり渋っていた

明星作戦後に開発していた試作超長距離狙撃電磁投射砲

元々は宇宙空間から地上のハイヴを狙撃するためのコンセプトだったが、コストやテストで問題があの国の嫌味みたく問題が発生して本気でお蔵入りになろうとした

ヨーロッパに派遣される時に香月博士が稼動データが欲しく渡されてタイフーン改修中に軽く稼動させようしていたが、こんなところで使うなんて・・・

 

「ケニー、撃ったことがない武器で一発で仕留められる?」

 

「さすがオレでもムリってものがあるぜ」

 

「だよねー」

 

「すまない、説明してくれ」

 

「新種に対抗する兵器があるけど、問題が多い試作で一発撃てるかどうかで、撃った反動や弾がどんな風に飛ぶか分からない兵器なんだよね」

 

「はぁ?」

 

「つまり俺たちは分の悪い博打をしようとしているわけ」

 

もっと悪く言えばトリガーを引いた瞬間、自爆するということもある

コアとして使っている物質がアレだからな・・・

 

「なぁ、レーザー測定器2台使わないか?」

 

「二点からの測定で予測される射線のブレを無くすのか・・・・・・そうなれば高い操縦技術がもう一人必要になるな」

 

ケニーと撃って当てる方法を話しているとシルヴィオは何かを決意した目をしていた

 

 

アスカ SIDE END

 

 

シルヴィオ SIDE

 

 

「つまり俺たちは分の悪い博打をしようとしているわけ」

 

サクラザキとクラフトは絶望を目の当たりしながらも平然して目には闘志が消えておらずなぜか笑っていた

周りから見れば狂ったと思われるが、表情や声はいつも通りであえて言うならば・・・・・・

 

―――――こいつらは本当のバカだ

 

と思えるこそ単独でハイヴ内で生き残れたんだろう

 

「そうなれば高い操縦技術がもう一人必要になるな」

 

「・・・・・・サクラザキ、オレがその役をしてもいいか?」

 

「助かるけど、あとで本部から言われるよ」

 

「本部と連絡が取れない以上、独自に行動することは決められている」

 

「自由だね」

 

「あとで辞典のサイズくらいは始末書は書くさ」

 

「お気の毒に・・・・・・それじゃあ、始めるか」と言いつつサクラザキはテュフォーンに連絡を取り作戦内容を伝えていく

通信越しにテュフォーンで驚きの声が上がるがサクラザキがなにかを喋ると呆気なく了承された

なにを喋ったのか本人に聞くと「欧州連合に損はないことを喋っただけ」と言われた

一体何を喋ったのか?

 

 

シルヴィオ SIDE END

 

 

ツェルベルス SIDE

 

 

戦車級が切り刻まれ黒きタイフーンはBETAの体液に染め上げられ、後方にいた真紅のタイフーンは乗り手の名の如く次々と打ち倒す

ほかのタイフーンはBETA群を食い破る勢いで殲滅していく

 

『HQよりツェルベルスへ!これより新種・機動要塞級に対し作戦を始める!繰り返す――――』

 

『おいおい、アメリカならまだしも俺たちの武器が通用しないはずだぞ、上は何を考えているんだ?』

 

『私たちが交戦してるから対処している間、上は逃げるんじゃないの?』

 

『ありえるー』

 

『各機、私語を慎みなさい・・・・・・少佐、この作戦は?』

 

テュフォーンから作戦内容が詳細に送られジークリンデは不思議にならなかった

作戦内容が機動要塞級のけん制、二機の護衛という指示

戦艦の砲撃で倒そうとするならば、前回の戦闘で知っているはずだ

しかもテュフォーンの周囲には避難船とレーダー照射範囲外から届く護衛艦はいない

そして二機の護衛、マップにはある程度の高い丘で護衛対象が待機すると表示され撃ってください言われるほどの的だ

上層部が何を考えているのか分からない最中、ツェルベルスだけに秘匿通信が入る

 

『あーテステス、ツェルベルスのみんな聞こえる?・・・って、この周波数で大丈夫かな?』

 

『桜咲少佐!?』

 

『お、合ってるな、まず大雑把な内容だけ伝えてごめんなさい』

 

『それより体のほうは大丈夫ですか?』

 

『あー身体は大丈夫だけどね・・・それは置いといて今から詳細を伝えます』

 

『オイ、アスカ今ある武器で機動要塞級は倒せないはずだろ?どうするんだよ?』

 

『こんなこともあろかと・・・・・・て言いたいけどそれなりに作ってるよブラウアー』

 

『すげぇーご都合主義だな、そのうちレーザーでも作り出せそうだな』

 

『・・・・・・』

 

『出来るの!?』

 

『いや1から作りたせないといけないし、出力の問題や威力に耐え切れる素材とか予算とか・・・・・・』

 

『オイオイ・・・』

 

『そこ作戦に関係ない私語を慎め!!』

 

『『すいませんでした!!』』

 

アスカとブラウアーの漫才に痺れを切らしたブリギッテは怒鳴り声を上げ、二人の敬礼姿を見て部隊に笑いが起きる

和んだ空気をアスカが咳払いをして話を戻すと作戦の詳細を伝えていく

それを聞いたツェルベルスは内容が理解できていないものが多く静寂に包まれ、ヴィルフリートが口を開いた

 

『ではサクラザキ、この作戦でヤツを倒せるのか?』

 

『倒せるかどうかは分かりません、ですが勝てない勝負するつもりはありませんし勝てる勝負をするつもりです―――それにやられたらやり返さないと気がすまないです』

 

アスカがにやけるとしばらく時間が流れ『フ・・・』とヴィルフリートは鼻で笑い、次々と指示を飛ばす

そして本来なら衛星軌道からばら撒かれる補給コンテナがテュフォーンからミサイルに取り付け周囲に落下し、周囲を警戒しながら部隊の補給が始まっていく

 

『周囲を警戒し各隊は補給が済み次第作戦を始める、いつもの如くやれ、そしていつもの如く帰還せよ、祖国と人類のために尽くせ―――以上だ』

 

『『『了解ッ!』』』

 

 

ツェルベルス SIDE END

 

 

アスカ SIDE

 

 

テュフォーンの甲板に自分で言うものは変だが異形な機体が姿を現した

上半身だけをサンダーボルトⅡの名残があるが、脚部はアメンボの足のようだが扱うモノに耐え切れるように設計がされ右腕はマニピュレータではなく工場とか出てできそうなロボットアーム

重装備でありながらも武装は全て外され、甲板に戦艦の主砲と思わせる巨大なライフルが機体の前に運ばれた

そのライフルの砲身は戦術機の脚部サイズのバイポッドに支えられ近くから8重ものパイプが海に入れられ冷却が始まる

 

「4機のポンプ正常稼動確認、電圧は正常に安定中、ケニーそっちはどう?」

 

『大西洋の波は荒い以外はいつでもOKだぜ』

 

「それじゃあ、俺も行くから頼む」

 

『OK』

 

骨折した右腕を動きを良くする為、包帯とパイプ括り付け強化装備を着用せずマインドシーカーに乗り込もうとすると巨大なライフルを見上げるシルヴィオがいた

 

「シルヴィオ、そろそろ時間だ」

 

「ああ、すまない」

 

「あと、貸したファントムは遠慮なく動かしてもいいから」

 

「あれか・・・」

 

視線の先には、ファントムとマインドシーカーの担架システムが外されレーダーサイトが取り付けられていた

妨害電波でも正確なデータを送るため電子機器が弾倉を占めて突撃砲は測定器に改修されてる

 

「四番目はかなりの進歩をしているな・・・こんな機体使ってもいいのか?」

 

「形振り構っている暇もないし生き残るためならとことんやったほうがマシだ」

 

なにか気に障ったのか、一瞬だけシルヴィオは下を向いてしまった

誰にだって暗いことはあるが今は目の前のことに集中しないと

 

『オーイ、二人とも時間だぜ』

 

「ああ・・・始めるか」

 

マインドシーカーに乗り込むとなぜか落ち着いた

操縦桿を握ると気持ちが高ぶる

目の前に立ちはだかる壁を何度でも立ち向かえるような気持ちだ

 

「HQへ、これより作戦を開始します」

 

『HQより・・・サクラザキ少佐、コールサインはどうします?』

 

「あ、コールサインは機体名でお願いします」

 

元々裏方で動くからコールサインはないんだよな・・・

 

『では、マインドシーカー、サンダーボルトⅡと命名します、カタパルトのコントロールを譲歩します』

 

「了解ッ!」

 

機体をカタパルトに乗せると全ての通信を切っていることを確認して高らかに宣言する

前の世界だと中二病と思われがちだが、そうでもしないと自分が最高のベストの状態にならない

これもガンダムにふれてきた宿命なのか・・・?

 

「マインドシーカー、アスカ・サクラザキ、出撃する!!」

 

機体の重さを考え推進力を一気に全力にして飛び出す

多少海水を触れながらも機体の制御に感覚を研ぎ澄ましていると数機のタイフーンが随伴してきた

 

『こちらユーロファイタス国連派遣部隊レインダンス中隊長ヒュー・ウィンストン大尉だ、貴官はサクラザキ少佐だな?』

 

「あ、はい」

 

『今回の作戦で護衛(エスコート)することになった、よろしく頼む』

 

「いえ、こちらこそありがとうございます」

 

『話は変わるが、貴官と一緒に派遣された女性を紹介してくれないか?』

 

はっ!?(°□°;)

おい、ちょっと待てー

今作戦行動中だろ、まだ目的地についてないしBETAの影はなくて安心だけど・・・

紹介したら白いスーツでたばこをくわえた巌谷中佐がカタナと拳銃を持ってきそう・・・・・・(´・ω・`;)

・・・

・・・・・・

国際問題に発展しそう、絶対に阻止しないと・・・

 

 

アスカ SIDE END

 

 

ALL SIDE

 

 

アスカがレインダンスと合流している中、シルヴィオはイルフリーデがいるローテ中隊と合流を始めていた

 

『こちらフェニーチェ1、ローテ中隊を確認』

 

『了解した―――第2中隊の全機(アーレローテン)に告ぐ!これより我々は護衛対象が到着しだい目標ポイントへ突撃を仕掛ける』

 

『『『了解ッ!』』』

 

赤いタイフーンを先頭に各小隊と唯衣が乗る武御雷のあとにシルヴィオが続く

指定のポイントまでのルートはBETAとあまり交戦せずブラウアーが隊員と愚痴を垂れ合いブリギッテの雷が落ちると遠く彼方のほうで上空向かって無数のレーザーが照射された

 

『な、なんだ!?』

 

『初期照射検知ッ!作戦エリアの全てのレーザー級が照射を確認!』

 

『はっ!?このエリアにいるレーザー級が?』

 

彼らが驚く中、シルヴィオはファントムのレーダーを使い無数のレーザーを避けるアスカを捉えていた

BETAはアスカの回避するポイントを的確に狙うが、瞬時に機動を変えさらに回避

紙一重という言葉に当てはまるかもしれない

そこに護衛のレインダンスが攻撃を仕掛けていく

 

『すげぇ・・・一発でも被弾したらアウトなのに回避続けるなんてどんな衛士だろう?』

 

『ヨーロッパにいたのか凄腕な衛士が・・・』

 

『けど、あのままの状態が続けば燃料がなくなりますわ』

 

『・・・諸卿、傍観の時間は終わりである!中隊各機、我輩に続け!』

 

真紅のタイフーンが測定ポイントにBETAを確認すると神速と呼べる機動攻撃で120mmで作り上げられた爆発の中を突き進む

目の前に要塞級が立ちふさがると縫うように脚部に回りこみハルバートで切り刻む

ブリギッテは36mmをけん制させ120mmでおぞましいBETAを吹き飛ばした

唯衣はベルガと組みまだ頼りないイルフリーデとルナの支援砲撃され前衛で長刀を振るう

侍と騎士を思わすような剣舞が始まる

長刀が要撃級を切り刻み、ハルバートの重さを利用した斬撃で両断

小型種が取り付こうとすると36mmの雨が降り注ぎ、レーザー級は支援砲の餌食になる

それを見ていたシルヴィオはツェルベルスの強さを改めて実感し、新人の危なさを思い出しながらファントムの測定器が機動要塞級に向ける

距離、風速、風向き、温度などデータが集められサンダーボルトⅡに送られて中、アスカのほうを見ると・・・

 

マインドシーカーが機動要塞級のレーザーに被弾した・・・・・・

 

 

 

 

あとがきm(_ _;)m

 

まず投稿が遅れてすいません

セ●のHDデータ消去から始まり、PCが復活するまで放置プレイ

申し訳ないです

出来る限り投稿はしますので今後ともよろしくお願いします

 

今回はヨーロッパ派遣組とツェルベルスとレインダンスに機動要塞級に挑むまでの建前?まで書きました

新型の兵器は成功するフラグを立ててると言わないでください、絶対に・・・

そして機体や仙台でたまに登場させていた武器の設定は次の話で書きます

 


 
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