No.657657

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 927

soranoさん

第927話

2014-01-26 00:15:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1251   閲覧ユーザー数:1175

~最果ての道~

 

セリカ達やエステル達、エリィ達を含めた多くの仲間達が見守る中、亜空間へと続く穴が消えると共にキーアを抱き上げたロイドが現れ

「おお……!」

「ロイド……キーアちゃん……!」

「戻って……来てくれた……」

現れた二人を見たランディ達は明るい表情をしたり嬉しそうな表情をし、他の仲間達も安堵や嬉しそうな表情をしていた。

「ふう………―――ただいま、みんな。」

「…………ぅぅ………グス………」

周囲を見回したロイドは安堵の溜息を吐いた後笑顔でエリィ達を見回し、キーアは涙を流していた。

「ロイド……よかった!」

「キーアも……大丈夫ですか……!?」

「どうやら元の姿に戻ったみてぇだが……」

「ああ、もう大丈夫だ。……ほら、キーア。みんなに言う事があるだろう?」

エリィ達に声をかけられたロイドは頷いた後キーアに促した。

「グス………ぅん………ゴメン……なさい……ずっと心配かけて……かってなことばかりして……それから……来てくれてありがとう……」

ロイドに促されたキーアは鼻をすすった後嬉しそうな表情でエリィ達を見回し

「キーアちゃん……」

「お礼なんて必要ないです……」

「ハハ……まあ帰ったらお尻ぺんぺんくらいは覚悟しろよ?」

「……うん……グス……うううっ……」

エリィとティオ、ランディから声をかけられ、再び泣きはじめた。

「ああもう……もう、泣くことはないだろう?」

キーアの様子を見たロイドは苦笑し

「フフ、やれやれ……」

「フッ………」

「本当によかったです……!」

「ええ………」

(……これが……絆………)」

ワジとダドリーは静かな笑みを浮かべ、ノエルとセシルは嬉しそうな表情になり、リーシャは口元に笑みを浮かべてロイド達を見つめた。

「二人とも無事で本当によかったよ~!」

「本当に心配しました……」

「さすがはロイドさんですね………」

「フフ、やるじゃない♪」

シャマーラとエリナ、セティはそれぞれ安堵や優しげな微笑みを浮かべてロイド達を見つめ、カーリアンはウインクをし

「うふふ、最後はやっぱりハッピーエンドが一番ね♪」

レンは口元に笑みを浮かべ

「全く………あんたはこんな時くらい素直に喜べないのかしら?」

「まあまあ……」

レンの言葉を聞いたエステルは呆れた後ジト目でレンを見つめ、ヨシュアは苦笑しながら諌めた。

 

「フフ……でもそれがレンちゃんの良い所かもね……」

「その通りよ!ミントちゃんもわかっているじゃない!」

優しげな微笑みを浮かべて言ったミントの言葉を聞いたエオリアは力強く頷き

「アハハ………」

「ハア………」

「……………?」

エオリアの様子を見たリタは苦笑し、レシェンテは疲れた表情で溜息を吐き、ナベリウスは首を傾げていた。

「さすがはロイドだ!まさに期待を裏切らないお約束通りの展開だったぜ!!」

「クク、やるじゃないか。」

「……よくぞその幼な子を連れ戻した。その点に関しては評価に値するぞ。」

「フフ、さすがは私が”守護”すると決めた”英雄”ね………」

「…………………」

ギレゼルとエルンストは口元に笑みを浮かべてロイドを見つめ、ラグタスは感心し、ルファディエルは微笑み、メヒーシャは静かな表情でロイドを見つめ

「いや~、二人とも無事で本当に良かったな~。」

「うん……これも”奇蹟”と言ってもおかしくない。」

口元に笑みを浮かべて言ったケビンの言葉にリースは静かな笑みを浮かべて頷き

「フッ……これもまた”絆”の力か……」

「ええ………支え合って共に生きる……それが”人”なのですから………」

「そうですわね……そしてその力は時には”神”をも超えるのですから………」

口元に笑みを浮かべて呟いたツァイトの言葉にエイドスとフェミリンスはそれぞれ優しげな微笑みを浮かべて頷いてロイド達を見つめていた。

 

「フフ………また見る事ができたわね………人々の”絆”の優しさや暖かさを………」

「ああ………」

優しげな微笑みを浮かべて言ったサティアの言葉にセリカは頷き

「フッ………」

その様子をハイシェラは静かな笑みを浮かべて見守り

「「セリカ様………」」

エクリアとシュリは優しげな微笑みを浮かべて見つめ

「??よくわからないですけど、みんな無事でよかったです~!」

「ハア……あんたも立派な大人なんだから、少しは成長したらどうかしら?」

首を傾げて言ったサリアの言葉を聞いたマリーニャは呆れた表情で指摘した。

 

「皆さん無事で本当によかったですね……!」

「ああ……!」

「イースよ……ありがとう………」

明るい表情で言ったエレナの言葉にアドルは力強く頷き、フィーナは優しげな微笑みを浮かべて祈り

「人々の”絆”はどの時代でも変わらないようね………」

「うん……だって僕達は”人”なんだから!」

「みんなで協力すればどんなことが起こってもへっちゃらなの!」

優しげな微笑みを浮かべて言ったクレハの言葉にナユタとノイは笑顔で頷いた。

「「………………………」」

ロイド達の様子をサラとヴィクターはそれぞれ静かな笑みを浮かべて見守り

「二人とも無事で本当によかったな……」

「ええ……リフィアにも良い報告や土産話ができますね……」

口元に笑みを浮かべたリィンの言葉にエリゼは笑顔で頷き

「グスッ……本当によかったわ………」

「ええ………」

涙ぐんで呟いたアリサの言葉にエマは優しげな微笑みを浮かべながらロイド達を見つめ

「作戦完了(ミッションコンプリート)……だね。」

「うむ……最後の特別実習は完璧に終える事ができたな……」

フィーは静かな口調で呟き、フィーの言葉にラウラは口元に笑みを浮かべて頷いてロイド達を見つめていた。

「みんな無事で本当によかったね……」

「ああ……これも空の女神(エイドス)のお導きだな……」

安堵の表情のエリオットの言葉にガイウスは静かな笑みを浮かべて頷き

「そうかな~?だってその本人が目の前にいるし。」

「あのな………」

「少しは空気を読め、阿呆。」

首を傾げて呟いたミリアムの言葉を聞いたマキアスは呆れ、ユーシスは目を伏せて指摘した。

 

「いや~、大丈夫だとわかっていてもやっぱりヒヤヒヤしたよな~。」

「……ですね。わかっていてもやっぱり心臓に悪いです。」

「ミントも正直ドキドキしたよ………」

「フフ、でもそれがロイドの良い所じゃない。」

「そうだよね~♪」

苦笑しながら言った未来のランディの言葉に未来のティオと未来のミントは静かな笑みを浮かべて頷き、未来のエリィと未来のキーアは微笑み

「ハハ………」

未来のロイドは苦笑しながらロイド達を見つめ

「―――さてと。ミント、やるべき事も終えたし元の時代に帰ろう。」

すぐに気を取り直して未来のミントを見つめて言った……………

 

 

 


 
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