No.657385

リリカルなのは~翡翠の戦士と七つの才牙~

第十六話放課後

2014-01-25 03:14:04 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3619   閲覧ユーザー数:3382

本日は始業式で確認事項のみだからこれにて解散!

 

しかし、俗に聞く転校生への イベント行事が始まった。

 

女生徒①「何処から来たの?」

 

女生徒②「好きな食べ物は?」

 

男生徒①「お主は我と一緒に剣道の道を歩むために・・・」

 

男生徒②「こんなやつの話はさておき、バスケット部に入らないか?」

 

女生徒③「あなた血液型は?ちなみにわたしは・・・」

 

女生徒④「あなたはどんなタイプが好み?」

 

男生徒③「特技はなんだ?ちなみに俺は一目でスリーサイズが詳細に分かるのが特技だ!」

 

男生徒④「フッ甘いな!俺の特技は一目で下着の色・タイプ・模様が詳細に分かること だ!!」

 

この二人の発言に女子全員冷たい目をしていた

 

女生徒⑤「あ・あの・・・私は・・・//////////////////////」

 

男生徒⑤「さあ、僕と恋愛について語り合おうじゃないか・・・・・・・・・・2人っきりで///」

 

「いや、んな一度に言われても…」

 

特に最後はやな予感が…

 

「(アイ!!助けて!!)」

 

そう思いながらアイを見ると

 

男生徒①「愛華さんと柊君って従兄なんだよね?」

 

男生徒②「同居?同居してるのか!?」

 

女生徒①「あの・・・おねぇ様と呼んで良いですか?///」

 

女生徒②「私も呼んで良いですか?///」

 

女生徒③「あなた血液型は?ちなみにわたしは・・・」

 

女生徒④「あなたはどんなタイプが好み?」

 

男生徒③「特技はなんだ?俺はリンゴの皮を三〇メートル以上の長さまで剥くことだ!」

 

男生徒④「凄いな!!それ!!?」

 

男生徒⑤「あ・あの・・・・・・//////////////////////」

 

女生徒⑤「ねぇ、私と恋愛について語り合わない?・・・・・・・・・・2人っきりで///」

 

……あっちもあっちで大変そうだった

 

てか、ほとんど同じ質問……

 

「はいはい!いきなり大人数で質問したらダメでしょう!ほら1人一列に並ぶ!」

 

助けを求めているとアリサが助けてくれた。

 

「ほら、大丈夫?二人共」

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

「助かった…」

 

アイは疲れきった顔をしていた

 

「さあさあ、二人も落ち着いたことだし質問タイム始めるわよ!!」

 

そして、1時間後解放される三人であった。

 

 

やっとのことで解放されたアリサと転校生の二人

 

「これが、転校生イベント……侮っていた…」

 

「何名か目がヤバかったよ…」

 

剣也と愛華の二人は疲れきった顔をしていた

 

「ふ、二人共…大丈夫?」

 

アリサがさすがに心配していた

 

「へ、平気…」

 

「長引いていたらヤバかったかも…」

 

二人は力なく答えた

 

「にゃはは…」

 

「確かに大変かも…」

 

「せやな…でも」

 

「このクラスだからこそ有難いんだよね」

 

なのは、フェイト、はやて、すずかの順に答えた

 

「?どういう事?」

 

「いずれ解るわ」

 

「?」

 

アイの疑問にアリサが意味ありげに答え、剣也は不思議な顔をしていた

 

「そうだ!」

 

いきなりなのはが突然声を上げた。

 

「もし良かったら柊君もアイちゃんも、その…私達とお友達になってくれないかな?」

 

「「友達?」」

 

二人は思わず聞き返していた。

 

「うん。折角出会えたんだし、できればもっとお話して仲良くなりたいなって……駄目、かな?」

 

下から目線+涙目で見つめるなのは

 

「(か、可愛い…)」

 

剣也はつい見とれていた

 

「(む~~~~~っ!!!)」

 

アイはそんな剣也を見て不機嫌になっていた

 

転生する前から剣也(ゼン)に恋心を抱いているので当然である

 

「(…はっ!!)何言ってんの?」

 

「へ?」

 

剣也が再起動してからの発言になのは達が小さく声をあげた

 

「俺たちはもうお前らの事、友達だと思ってるって事だよ」

 

「まさかなのはちゃん達は私たちの事友達って思ってなかったの?」

 

アイがわかりやすい泣きまねをしている。

 

「い、いや、そんなわけじゃないけど…名前で呼んでくれなかったから…」

 

なのはが慌てて言う

 

「よく言うだろ?『親しき仲にも礼儀あり』って、本人に許可も貰わないままいきなり名前で呼ぶのはマナー違反だからな」

 

理由を言う剣也

 

「じゃあ名前で呼んで!!私達も呼ぶから!!」

 

「良いけど…皆は良いの?」

 

皆に聞くとOKを出された

 

そして剣也とアイはなのは達と本当の意味で友達になったのだった

 

 

~アイ視点~

 

あれからなのはちゃん達に学校案内してもらい、下校中の私達。

 

私の携帯にリンディさんから 「皆で翠屋に来てね」とあった(昨日帰る前に連絡先教えた)ので皆で喫茶・翠屋に移動中です

 

聖兄弟は現れた途端にクラスの皆にタコ殴りされてました

 

すずかちゃんの言葉がよくわかります…

 

剣也は今はアリサちゃんと話してます

 

え?なんでかって?そんなの簡単です

 

アリサちゃんが頼みたい事があるから

 

私は、剣也達の後ろですずかちゃんとなのはちゃん、はやてちゃん、フェイトちゃんと話をしています

 

「それにしても案内しとる時の剣也君の反応は面白かったわ~」

 

「案内した部屋に何もかも興味津々で嬉しそうだったよね」

 

「うん。やっぱり新鮮だったのかな?」

 

理科室では人体模型を見て感動。 音楽室では様々な楽器を見て感動。 体育館の広さを見て感動。 プールを見て感動。

 

「でもどうしてあそこまで感動するの?」

 

なのはの質問に私が答える

 

「剣也は学校を行った事がないの」

 

「え!?どうして??」

 

私の質問にすずかちゃんが驚いて聞いて来た

 

「家の事情でね…本人に聞いたほうが良いと思うから私からは言えないな」

 

「事情?」

 

はやてちゃんが不思議そうに言った

 

「うん、本人はそれほど気にしてないようだけど」

 

「ふーん…」

 

~アイ視点終了~

 

「天撃を教えて欲しい?」

 

剣也はアリサの頼み事を聞き返していた

 

「うん、私にも戦う事が出来る力があるから…なのは達の力になりたいから」

 

「…アリサ…戦う力を持つという事はそれなりの覚悟がいる…それでもいいのか?」

 

「…うん!!」

 

「…わかった、ならこれ持て」

 

そう言いながら剣也はペンダントを渡した

 

そのペンダントは刀の様な形をした形をしていた

 

「これは?」

 

「デバイス」

 

「はい!?」

 

剣也の軽い言葉に驚くアリサ

 

「ま、ただのデバイスじゃないがな」

 

「?」

 

そう言いながら剣也達は翠屋に向かったのだった


 
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