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真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第九十三話 フルドライブ発動!今こそ見せる新たなる力!

ohatiyoさん

遂にカイトが本気を出す!

2014-01-22 08:47:55 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:664   閲覧ユーザー数:653

再びカイトの前に姿を露わした、巨大兵器バルガミドレイセス

 

スカリエッティの技術によって強化された兵器にカイトが挑む

 

カイト「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

ウィザードでバルガミドレイセスに切り掛かる カイト

 

バルガミドレイセス「!!!!!!!!!!!」

 

しかし、片腕で受け止められてしまう

 

更にもう片方の腕に装備されている2丁のバルカン砲で、カイトを撃ち抜こうとする

 

無論、魔力弾では無い

 

質量を持つ、実弾である

 

1秒間に108発も銃弾を撃ち出すバルカン砲

 

しかも、2丁である為、計216発だ

 

いくらカイトと言えども、これ程の銃弾を浴びれば死んでしまう

 

カイト「チッ」

 

ウィザード【ハードプロテクション!】

 

カイトの前に紅いバリアが張られる

 

しかも、かなり分厚い

 

これがカイトが作り上げたプロテクションである

 

魔力消費は激しいが、実弾を防ぐ事が出来る優れものだ

 

魔導師にとって質量兵器がもっとも恐るべき兵器だったが、このプロテクションの登場により、VS質量兵器でも十分に戦えるようになった

 

しかも、このプロテクションはさほど難しい訳ではなく、魔力さえあれば誰でも出来るのだ

 

このプロテクションを考案した事で、管理局の戦力は上がったと言える

 

愛用している魔導師は少ないが……………

 

バルガミドレイセス「っ!!!!!」

 

実弾を防がれ、驚いている様に見える バルガミドレイセス

 

カイト「最早、質量兵器など恐れるに足らん!!!」

 

ウィザード【プロミネンスバレット!!】

 

炎熱の魔力弾を撃ち出し、バルガミドレイセスへと攻撃する カイト

 

しかし、目立った損傷はなく、ダメージはないと考えられる

 

カイト「チッ あの防御力………………厄介だな」

 

バルガミドレイセス「!!!!!!!!!!!」

 

4丁のバルカン砲をカイトに向け、実弾を撃ち出す

 

カイト「効かん!」

 

再びハードプロテクションを使い、防ぐ

 

お互いに攻撃が効かず、戦いが硬直している

 

カイト「どうするか……………」

 

ウィザード【ロード、ここはアレを使うべきでは?】

 

戦いを終わらせる為、ウィザードが提案を出す

 

カイト「アレか………………ゆりかごへ侵入するまでは取っておきたいが」

 

ウィザード【このままでは悪戯に魔力を消費するだけです】

 

ウィザードはカイトを説得する

 

カイト「…………そうだな、やるぞ」

 

少し悩んだ結果、ウィザードの言う事が正しいと判断した カイト

 

カイト「フルドライブ………………インフィニティフォーム」

 

カイトのバリアジャケットは銀色へと変色、太陽の光が反射して、まるでダイヤのように輝く

 

そして、ウィザードは金色の剣へと変化する

 

これがカイトの本気にして、新たなる力………インフィニティフォームだ

 

カイト「さて、決着を付けるか!!!」

 

ウィザード【Yes ロード】

 

カイトからバルガミドレイセスの距離は大分離れていたが、一瞬にして間合いに入る

 

バルガミドレイセス「!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

カイトのあまりの速さに反応出来ないバルガミドレイセス

 

カイト「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

一瞬にして、バルカン砲が4丁とも切断させる

 

カイト「インフィニティフォーム…………全ての魔力変換を司る力だ!!!」

 

そう、通常の魔力変換資質は5種類

 

「炎熱」「電気」「流水」「氷結」「暴風」

 

カイトはフォームを変化させる事で、それぞれの魔力変換を可能にしていた

 

しかし、今のインフィニティフォームでは、これら5つの魔力変換を使う事が可能である

 

しかし、デメリットもある

 

魔力の消費が異常なまでに早い事だ

 

カイトの魔力を数字で表して説明しよう

 

まずカイト本人の魔力量を100とする

 

そして、ヴォルケーノフォーム時に技を放つと消費する

 

しかし、技を放たなければ、魔力は当然減らない

 

だが、インフィニティフォームの場合は、何もしていなくとも魔力を消費し続けるのだ

 

更に技に使う魔力も膨大である

 

ヴォルケーノフォーム時に使う、1番魔力消費量の少ない技で2ほど使う

 

インフィニティフォームでは10も使ってしまうのだ

 

つまり、弱い攻撃でも10発で魔力が空になってしまうということだ

 

しかも、1秒ごとに0,2ずつ消費していく為、長い間この状態で居ることも不可能である

 

カイト「無駄な時間は掛けておれん!! 早急に決着を付ける!!!」

 

ウィザードを振るい、バルガミドレイセスを切り刻んで行く

 

しかし、カイトの予想通り、防御力がかなり上昇している為、傷を付ける事は可能でも、切断する事が困難である

 

ウィザード【インフィニティフォームでも切断しきれないとは………異常な硬さですね】

 

カイト「ああ、前とは比べ物にならんな」

 

バルガミドレイセス「!!!!!!!!!!」

 

切断され、使い物にならなくなったバルカン砲を投げ捨てる

 

すると、そこから嘗て なのはを貫いた事がある刃が出現する

 

あの時よりも強度を増し、更に鋭くなっているのが見ただけでわかる

 

カイト(落ち付け………………あの程度の兵器、奴の剣に比べれば鈍らだ)

 

奴とはミゼットの事である

 

機動六課が設立した時、カイトは居なかった

 

任務だと言っていたが、実は違うのだ

 

あの時、カイトはミゼットに挑んでいたのだ

 

決して三提督の座を奪おうとした訳ではない

 

純粋に戦ってみたかったのだ

 

彼女はジュエルゼロをも切り裂いた剣士

 

同じく剣を振るう者として、是非とも戦ってみたいと思ったカイトは、何とミゼットに挑戦状を叩きつけたのだった

 

本来なら、ガキの挑発と思い無視するだろうが、ミゼットはこれに応じたのだ

 

自身の肌で、若者の実力を測るいい機会と思ったのだろう

 

その決闘にはレオーネとラルゴが立ち会った

 

そして、カイトはミゼットに挑んだ

 

結果は惨敗、手も足も出なかった

 

ただし魔法などは一切使用していない

 

純粋に剣の勝負であるが…………

 

ミゼットは何を思ったのかはわからないが、満足そうな顔をしていた

 

対するカイトは、悔しそうに歯を食いしばる

 

そして、何時か再戦を求むといい、その場を去っていく

 

一度しか剣を交えていないが、彼女の太刀筋はよく覚えている

 

ミゼットの剣に比べれば、目の前の刃など恐れる必要はない

 

カイトは自分に言い聞かせる

 

カイト「そうだ…………魂が籠らない刃など、枝に等しい。断ち切るぞ! ウィザード!」

 

ウィザード【カートリッジロード!】

 

カイトは再びバルガミドレイセスに接近する

 

ハリケーンフォーム以上のスピードを誇るインフィニティフォーム

 

ただの兵器が反応出来る筈がないのだ

 

バルガミドレイセス「!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

カイト「くたばれ!!!」

 

ウィザード【神竜火焔斬!!!!】

 

炎熱、電気、暴風の魔力を一気に発動し、混ぜ合わせた斬撃

 

これ以上の破壊力を持つ斬撃は他に無いだろう

 

バルガミドレイセスは斜めに斬られ、真っ二つになる

 

しかし、流石は兵器

 

半身になろうとも、カイトに攻撃を仕掛けようとする

 

カイト「いい加減に消し飛べ!!!!」

 

ウィザード【カートリッジオーバーロード!】

 

一気に5本のカートリッジを使う

 

カイト「アルティメット・パニッシャー!!!!!」

 

剣の切っ先から、5つの魔力変換を混ぜ合わした砲撃が放たれる

 

その砲撃がバルガミドレイセスを飲み込み、空を舞う

 

その光はまるでオーロラのようだった

 

カイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

その場に片膝を付く カイト

 

ウィザード【ロード!】

 

カイト「大事ない………しかし、高町の援護には………行けんな」

 

魔力切れである

 

ウィザード【彼女なら大丈夫でしょう…………必ずヴィヴィオを連れて、戻ってきますよ】

 

カイト「そう……だな」

 

俺が行かないと、高町はアレを使うだろうがな

 

カイト「先に休ませてもらうぞ…………」

 

己の任務、必ず成功させろ

 

高町、ヴィータ

 

カイトはその場に倒れ、意識を手放す

 

彼の戦いは、ひとまず終りを迎えた

 

六課はスカリエッティの野望を阻み、勝利する事が出来るのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見事に因縁を断ち切ったカイト

 

彼は少しの間休みます

 

次回からはフォアードVS戦闘機人が続きます!

 

お楽しみに~

 

 

 


 
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