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真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第八十九話 三提督見参

ohatiyoさん

戦場に現れた三提督の実力とは?

2014-01-16 14:15:21 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:769   閲覧ユーザー数:761

六課メンバーがそれぞれ戦っている頃、本局ではガジェットが襲来した

 

はやてとシグナムは次々とガジェットを破壊していくが、あまりにも数が多すぎる

 

はやて「デアボリック・エミッション!!!!」

 

広域魔法で破壊していくが、辺り一面ガジェットで覆い尽くされていた

 

ユニゾン状態のはやての攻撃ですら、無力に感じてしまうほどだ

 

シグナム「飛竜一閃・轟龍!!!」

 

紫色の閃光がガジェットを飲み込んで行く

 

しかし、ガジェットが増えれば増えるほど、AMFも濃くなていく

 

シグナム「このままではきりがない………」

 

シグナムにも焦りが見える

 

しかし、ここで厄介な事が起きる

 

何と、地上本部までもが襲撃されたというのだ

 

はやて「何やて!!!!」

 

はやては驚くしかなかった

 

何と言う戦力だろうか

 

管理局を越えていると言っても過言では無い

 

流石の はやても頭を抱える

 

はやて「クッ 地上は戦力が本局よりも少ないのは明白…………どうするか」

 

はやては悩んでしまう

 

そして、その隙をガジェットに狙われる事となる

 

ガジェット「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

はやてに突撃してくるⅡ型

 

はやて「っ!!!!」

 

シュベルトクロイツで殴り飛ばす はやて……………しかし

 

ガジェット「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

近くに居たⅠ型のワイヤーのようなものに右腕を絡められてしまう

 

はやて「しもた!!!!!」

 

そして、はやてにレーザーを撃とうとするガジェットが目の前に

 

はやて(やってもたな……………)

 

シグナム「主!!!!!」

 

シグナムは、はやての元へと走る出すが、間に合わない

 

はやては死ぬと思った………………しかし

 

?A「ヴォルカニック・キャノン!!!!」

 

紅い閃光がガジェットを破壊し、はやての右腕に絡まるワイヤーを焼き切った

 

?A「ったく、ワシらを前に出させるとは…………最近の若い奴らは情けない」

 

?B「そう言うな、久方ぶりの運動だと思えばいいじゃろ?」

 

?C「もう若くはないのだから、無理はしてはなりませんよ?」

 

はやてを救ったのは、謎の老人である

 

そして、その老人を挟むお爺さんとお婆さん

 

はやて「嘘……やろ?」

 

はやては驚きを隠せなかった

 

そう、そこに立っている3人は、伝説の三提督なのだから

 

はやて「三提督………」

 

?C「どうしたの? はやて、じっとしていると只の的よ?」

 

お婆さんにそう言われ、思考を取り戻す はやて

 

?A「八神の嬢ちゃん、手っ取り早く終わらせるぞ!」

 

はやて「わかってます。援軍感謝しますよ、レオーネ提督」

 

レオーネ「フン」

 

照れくさそうにする レオーネ

 

?B「相変わらず愛層がないな、爺が愛想よくないとウザイだけじゃぞ?」

 

レオーネ「煩いわ! ラルゴ!」

 

ラルゴ「やれやれ」

 

?C「シグナム、あなたは地上に向かってくれるかしら? ここは私達が抑えるわ」

 

シグナム「…………わかりました、ミゼット提督」

 

すぐさまシグナムは戦線を離脱し、地上へと向かった

 

レオーネ「さて、暴れるか」

 

ラルゴ「フム、お前のレアスキルが大活躍出来る場面じゃな。良かったのう」

 

レオーネ「ワシのレアスキルは何時だって役に立つわ!!!!」

 

あまり仲が良くないようだ

 

ミゼット「相手は無機物、誰かが死ぬ心配もない。本気で戦えるわね、レオーネ」

 

レオーネ「フン………では、行くぞ!!!!!」

 

すると、レオーネの右腕が燃えだす

 

レオーネ「ヴォルカニック・キャノン!!!!」

 

パンチのように腕を前に振りだすと、右腕を燃やしていた炎が撃ち出される

 

そして、その炎はガジェットを貫いて行く

 

いや、よく見るとガジェットは溶けているようだ

 

はやて「なんちゅう温度や………」

 

解けているガジェットからは湯気が立ち上っており、その所為で回りの温度が若干上昇した

 

はやて「アリサちゃんの爆熱以上かもな………」

 

アリサのレアスキル 魔力変換資質「爆熱」

 

炎熱を越える温度を保有しているが、ガジェットを溶かすことはできないだろう

 

レオーネ「どうよ! これがワシのレアスキル 魔力変換資質「溶岩」だ!!!」

 

ラルゴ「熱いな………」

 

ミゼット「非殺傷に出来ないのが傷ね」

 

三提督はやはり、かなりの実力者であるようだ

 

ラルゴ「機械相手に私のレアスキルは無意味じゃからのう…………」

 

そう言うと、懐からペンダントを取り出す

 

ラルゴ「私はデバイスで戦うしかあるまいのう」

 

そして、デバイスを起動させる

 

そのデバイスは、恐らく2m以上の大きさを誇る刃である

 

ラルゴ「私の剣は刃しかないのじゃよ、柄も鍔も捨てた………攻撃に全てを捧げたのじゃ」

 

その言葉を最後に、ラルゴは喋らなくなる

 

そして、ゆっくり手を翳す

 

すると、刃は回転し始め、ガジェットに向けて飛んでいく

 

ラルゴは指揮者のように人差指をゆっくりと振るう

 

それに答えているのか、ラルゴのデバイス イザナギはガジェットを悉く破壊していく

 

はやて「凄い……」

 

はやては圧巻した

 

三提督が現れてから、たった10分だ

 

たった10分で800機を越えるガジェットが粉々になって行く

 

ミゼット「呆けている場合じゃないでしょう?」

 

はやての隣りにやってくる ミゼット

 

はやて「すみません、ミゼット提督…………改めて三提督の凄さを実感してしまい、驚愕していまいました」

 

ミゼット「何を頼りない事を…………はやて、お前には私達を越えて貰わなくちゃいけないのよ?」

 

はやて「私があなたを越える? 無茶ですよ」

 

ミゼット「寝言はおよしなさい、若者が年よりを越えなくてどうする? 我らを越え、管理局をあるべき姿にする………それは、お前達にしか出来ない事だよ」

 

はやては黙ってミゼットの話を聞く

 

ミゼット「何もお前1人で背負う必要はない。居るんだろう? 大切な家族が、仲間が」

 

ミゼットにそう言われて、はやての頭にはヴォルケンリッターやフェイト、カイト、そして なのはの顔が映る

 

ミゼット「お前を支える者は沢山いる……それさえあれば、人は何所までも強くなれるものさ」

 

はやて「………そうですね」

 

はやては戦っているレオーネ達を見る

 

レオーネ「燃え尽きろ!!!!! ヴォルカニック・レイン!!!」

 

マグマの雨が降り注ぎ、ガジェットを破壊していく

 

ラルゴ「っ!!!!」

 

回転する刃がガジェットを切断していく

 

圧倒的な強さである

 

なのはでも、三提督に勝てるかどうかわからない

 

そして、はやての隣りに立つミゼットも、他の2人に劣らない実力者だろう

 

はやて(それでも…………越えなくちゃいけない)

 

ウチら若人が負けるわけにはいかん

 

ミゼット「さてと、レオーネの腰が悲鳴を上げる前に参戦しましょうか」

 

はやて「ウチも行きます! 見せてやりますよ! 若者の底力を!!」

 

ミゼットは何も答えなかったが、はやての発言にほほ笑んでいた

 

ミゼット(時代は常に動いている。私達の時代はとうの昔に終わっているのさ)

 

はやて、空高く天まで飛ぶんだよ

 

ミゼット(私を越え、上層部を越え、そして………何時か、最高評議会を)

 

ミゼットは目を瞑り、デバイスを起動させる

 

ミゼット(今、私達老いぼれが出来る事は次世代を育てる事)

 

だから私の力を見せる…………

 

ミゼット(よく見ておくんだよ、私の実力を)

 

そして、何時の日か私を…………

 

ミゼット「いや、今はよそう……………行くよ、アマノミコト」

 

ミゼットのデバイス アマノミコト

 

形式はレイピアである

 

ミゼット「これでも若いころは最強の騎士と言われたものさ、まぁ私はミッド式だから騎士ではないのだけどね………………さて」

 

ミゼットは刀を振るう

 

すると、前方に居たガジェット10機が真っ二つになる

 

ミゼット「レアスキルなんかじゃない……………純粋な斬撃さ」

 

斬撃を飛ばしたわけではない

 

斬撃がガジェットの目の前で発生したのだ

 

ミゼットの目の前は、どれだけ離れていても間合いとなる

 

ミゼット「斬撃を飛ばすなんてまだまだ甘い証拠、本物の剣士は斬撃を届かせる」

 

圧倒的…………これが三提督の力

 

はやて達は、これを越える事が出来るのか?

 

そして、地上本部の運命は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この小説では三提督は最強クラスです

 

第五章を読んで下さった方は存じていると思いますが

 

レオーネの魔力変換資質「溶岩」はマグマへと変換させていると思って下さい

 

本当は魔力変換資質「マグマ」にする予定だったのですが、漢字で統一したいなと思いまして……

 

さて、次回は地上の話になります

 

レジアスとゼストの対話です

 

そして、そこに乱入する影が………

 

次回もお楽しみに~

 

 

 

 


 
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