No.653554

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 893

soranoさん

第893話

2014-01-11 00:38:58 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1132   閲覧ユーザー数:1085

~色の領域・最奥~

 

「分析を開始します……完了しました!上位属性はそれぞれ効果ありですが、他の属性はあまり効きません!エニグマ駆動…………」

戦闘開始早々ティオはクラフト―――アナライザーで魔獣を分析してロイド達に助言した後オーブメントを駆動し始め

「わかったわ!デイヴァイン…………バスター!!」

ティオの助言を聞いたエリィは導力銃から集束させた光のエネルギーを解き放ってダメージを与え

「そこだあっ!!」

「さあ……行きますよっ!!」

ロイドはクラフト―――ダークブレイクで、ノエルは武器をスタンハルバードに持ち替えてクラフト―――ヘビースマッシュで同時に攻撃した!

「………………」

「ガッ!?」

「あうっ!?」

二人の攻撃を受けた魔獣だったがダメージを受けていても怯まず剛腕を次々と振るってロイドとノエルを吹き飛ばし、後方にいるエリィとティオに近づいて行った!

「させないっ!!」

近づいてきた魔獣を見たエリィは銃を連射して怯ませようとしたが、多くの弾丸を受けても魔獣は怯まず二人に近づき

「止まりなさい…………!!」

ティオが放ったクラフト―――魔眼を受けても動きは止めず2人に近づいてきた。

「ブレイブスマッシュ!!」

その時ロイドは魔獣向けて突撃して来たが

「グッ!?」

ロイドに気付いて剛腕を振るった魔獣の攻撃を受けて再び吹っ飛ばされ

「ロイドさん!?今、回復します!!」

吹っ飛ばされたロイドを見たノエルはグレネードから回復弾を発射してロイドの傷を回復していた。

「クッ…………!」

一方近づいてきた魔獣に対抗する為にエリィは武器を細剣に持ち替えて魔獣に向かった。

「………………」

自分に向かってきたエリィを見た魔獣は再び剛腕を振るったが

「!!」

エリィは軽やかに後ろに跳躍して回避し

「エクステンイング!!」

そして光の魔力を纏わせた細剣で強襲した。

「………………」

しかしその時魔獣は両腕で自分の顔を覆ってエリィの攻撃によるダメージを最小限にし

「…………!」

「なっ……!?キャアッ!?」

さらに自分の腕に刺さっているエリィの細剣を掴んで抜いて細剣ごとエリィを投げ飛ばした!

 

「エリィ!?大丈夫か!?」

投げ飛ばされ、地面に叩きつけられたエリィを見たロイドは声を上げ

「……っつ……!大丈夫……!」

エリィは全身に伝わる痛みに顔を顰めながら立ち上がった。

「えいっ!リーンカルナシオン!!」

その時ティオは最高位アーツを発動し、最高位アーツをその身に受けた魔獣は怯んだ!

「みんな!四方に散開して遠距離攻撃で攪乱するぞ!」

「わかったわ!」

「はい!」

「イエス、サー!」

そしてロイドの号令に頷いたエリィ達はロイドと共に魔獣を囲むように散開してそれぞれ遠距離攻撃用の武器に持ち替え

「逃がさないっ!!」

「行くわよ……!!」

ロイドはクラフト―――クイックトリガーを、エリィはクラフト―――クイックドロウを放ち

「ホーリーバースト………フルモード……!!」

ティオは魔導杖を銃に変形させて光の魔力弾を次々と放ち

「行きますよ……ファイアー!!」

ノエルはクラフト―――アサルトラッシュで怒涛の連射攻撃を開始した!

「…………!?」

四方から怒涛の連射攻撃を受け続けている魔獣は目標を誰にするのか迷って混乱していた!

 

「……よし!一気に決めるぞ!ノエル!」

「はい!」

そしてトンファーに持ち替えたロイドの呼びかけに応えたノエルは武器をスタンハルバードに持ち替え

「「ブレイブハーツ!!」」

ロイドと共に魔獣を挟み撃ちにして強力な威力を持つ衝撃波を放って大ダメージを与えた!

「聖と魔の刻印銃よ…………光と影の弾を以って、大いなる虚無を討ち祓え…………はああぁぁぁっ!」

ロイドとノエルが攻撃を終えるとエリィは両手にそれぞれ持った白と黒の銃から光と闇の弾丸を連射し

「冥界の槍よ……今こそ我が呼びかけに応えよ……!開け!冥界の門……!」

ティオは全身に膨大な魔気を纏って詠唱をしていた。

「デバイン………クルセイド―――――ッ!!」

そしてエリィは白と黒の銃を構えて白鳥の姿をした導力エネルギーを解き放って命中させて大爆発を起こして大ダメージを与え

「出でよ!魔槍アシュター!!」

ティオは自分の頭上の異空間に膨大な魔気を纏う巨大な槍を召喚して魔獣目掛けて解き放った!すると魔槍は魔獣の全身を貫いて絶命させた!

 

「コォォォォォ……………ハアッ!!」

ミリアム達と共に魔獣に向かったラウラはクラフト―――洸翼陣で自身の能力を上昇させ

「気を逃すな……一斉にかかるぞっ!!」

ユーシスは気高き魂が宿る声で号令をかけるクラフト―――ノーブルオーダーで仲間達の闘志を高めた!

「吹き飛べぇっ!!」

「―――――!」

そしてミリアムはアガートラムに指示をして光熱エネルギーを放ち

「喰らえっ!!」

マキアスは徹甲弾を放つクラフト―――ブレイクショットを放った!

「……………………」

光熱エネルギーや徹甲弾を受けてダメージを受けた魔獣だったがダメージを気にせずラウラ達に突撃して来た!

「ミリアム!迎撃するぞ!」

「オッケー!」

近づいて来る魔獣を見たラウラはミリアムに呼びかけた後、オーブメント―――”アークス”でミリアムのアークスとラインを繋ぎ

「フン、足手纏いにはなるなよ。」

「それはこちらの台詞だ!」

ユーシスは自分のアークスでマキアスのアークスにラインを繋いだ後ラウラ達に続いた!

「………………」

一方魔獣は近づいてきたラウラ達目掛けて剛腕を振るい

「ガーちゃん、バリア!!」

「―――――」

魔獣の攻撃を見たミリアムはアガートラムに障壁を展開させて魔獣の攻撃を受け止め

「セヤッ!!」

ラウラは魔獣の側面に移動し、そして跳躍して大剣を叩きつけ

「ハッ、ハッ、ハッ……セイヤッ!!」

ユーシスはラウラとは逆方向の側面に移動して剣で連続突きを放った後斬撃を放ってダメージを与えた!するとラウラとユーシスのアークスがそれぞれ光を放ち

「それっ!!」

「そこだっ!!」

二人のアークスが光を放ったその時、光に反応するかのようにアガートラムとマキアスはそれぞれ魔獣に追撃した!

 

「…………!」

ラウラ達に攻撃され続けていた魔獣はその場で回転攻撃をし

「クッ!?」

「チッ!?」

「わあっ!?」

回転攻撃を受けたラウラ達はダメージを受けると共に吹っ飛ばされた!

「…………!」

そして魔獣は追撃するかのように吹っ飛ばされた3人の中からユーシスを目標にして突撃して剛腕を振るい

「舐めるなっ!!」

攻撃をされたユーシスは回避した後魔獣と攻防を開始した。

「援護する!!」

ユーシスの様子を見たマキアスは散弾銃を連射して魔獣の背中を撃ち続け

「ヤアッ!!」

「それっ!!」

ラウラとアガートラムを連れたミリアムもユーシスの元に向かってそれぞれ魔獣に攻撃を加え始めた。しかし

「グッ!?」

魔獣の剛腕の威力は凄まじく、大剣で防御したラウラは吹っ飛ばされ

「ガッ!?」

自分に来る魔獣の剛腕を見定めながらヒットアンドウェイを繰り返していたユーシスは魔獣の回転攻撃を受けてダメージを受けると共に吹っ飛ばされ

「ガーちゃん、耐えて!!」

ミリアムはアガートラムに指示をして自分に来る攻撃を何とか受け止めていた。

 

「二人とも、今助けるっ!!」

その時マキアスは回復エネルギーの弾丸を空に向けて放って効果範囲内の味方の傷や導力を回復する放つクラフト―――エナジーシェルを放って吹っ飛ばされたラウラとユーシスの傷を回復した!

「ミリアム!下がっていろ!」

二人の傷を回復したマキアスはミリアムに警告し

「!わかった!ガーちゃん!」

警告されたミリアムは答えた後アガートラムと共に後ろに跳躍して後退した。するとその時

「一気に決める!うおおおおおおっ!!」

マキアスは散弾銃で爆発する弾丸を連射し

「これで……終わりだっ!!マキシマムブラスト!!」

そして新たな特製の散弾銃を取り出して弾丸を放った!放たれた弾丸は魔獣に命中して大爆発を起こして怯ませた!

「ガーちゃん……行くよ――――――ッ!!」

怯んだ魔獣の様子を見たミリアムはアガートラムを巨大なハンマーへと変化させ

「どおおおりゃあああああああああああああ―――――――――――ッ!!」

変化したアガートラムを両手で持って魔獣目掛けて突撃し

「オメガ…………ブレイ―――クッ!!」

魔獣の目の前でハンマーを叩きつけて大地震を起こすと共に凄まじい衝撃波を発生させて大ダメージを与えた!

「アルゼイドの秘剣……喰らうがいいっ!!ハァァァァァァァ……!」

その時ラウラは大剣に膨大な闘気を纏わせて光の大剣に変化させ

「………………」

ユーシスは目を伏せて集中して騎士剣を虹色に輝かせてラウラと共に魔獣目掛けて突撃して突きを放って魔獣を虹色に輝く結界をドーム型に展開して魔獣を閉じ込め

「消えろっ!エレメンタルセイバー!!」

「奥義!洸刃乱舞!!」

ラウラと共に斬撃を放って結界を破壊すると共にラウラの奥義によって発生した闘気の渦と共に虹色の大爆発を起こした!そして4人の総攻撃を受けた魔獣は絶命し、セピスを落として消滅した…………!

 

 

 


 
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