No.647838

真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第七十一話 早すぎる襲撃

ohatiyoさん

遂に六課襲撃編スタート!
まぁ今年中には終わらないでしょうが………

2013-12-24 09:29:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:548   閲覧ユーザー数:538

クラナガンを守れず、更には負傷者を出した六課

 

何とか戦闘機人を撃退したものの、指揮はかなり下がっている

 

また、ヴィータとルナのデバイスの破損が激しく、当分の間、戦闘は不可能である

 

更にフェイトとシグナムはシャマルに絶対安静が言い渡される

 

これで六課の力は半減したと言ってもいいだろう

 

流石に不味いと感じた はやては、本局に赴き、三提督に会おうとする

 

スカリエッティとの決着が付くまでは、リミッターを任意で外せるようにしてほしいと

 

カイトの危惧した通り、このままでは勝てないと判断したのだった

 

状況を話せば、三提督ならわかってくれるだろう

 

しかし、そう簡単に会えるような人物では無いのだ

 

それでも、クロノとカリム2人を説得するよりかは時間短縮になると考えたのだ

 

はやてが不在なので、六課の指揮はカイトが取る事となっている

 

カイトの独断で、ギンガを六課へと留まらせることにした

 

隊長格4人も動けない状態は不味いと感じたからだ

 

しかし、クラナガンであれ程の大激戦を仕掛けてきたのだ

 

スカリエッティも当分の間は動かないだろうと誰もが思っていた

 

その中で1人、カイトだけが不安な表情をしていた

 

なのは「カイト君、どうしたの?」

 

カイトの表情を察してか、なのはが彼に話しかける

 

カイト「どうやら八神を含め、ハラオウンや貴様も安心しているようだがな、俺は警戒しておくべきだと考える」

 

なのは「どうして?」

 

カイト「今、襲撃されてみろ………動けるのは俺達2人とフォアードのガキ共だけだ。しかも俺達はリミッターを付けられ、本気で戦えない。勝てる気がせん」

 

なのは「だから、はやてちゃんが三提督を説得しに行ったんでしょ?」

 

カイト「遅すぎる……………もっと早くに動くべきだった」

 

他のメンバーは当分の間は休めると思っている

 

しかし、カイトだけがどうも不安を払拭出来ないでいた

 

スカリエッティが攻めて来る証拠は無い

 

ただ胸騒ぎがする

 

先の戦いは囮でしかない

 

本番はこれからだと

 

カイト(奴らの戦力はやはり異常だ。俺達だけで勝てるかどうか)

 

珍しく弱気なカイトだが、彼を警戒させるほど、スカリエッティが恐るべき敵なのだ

 

ヴィヴィオ「なのはママ~ カイトパパ~」

 

2人が居る所にヴィヴィオがやって来る

 

なのは「ヴィヴィオ? どうして此処に居るの?」

 

ヴィヴィオは今、六課の保護施設で預かってもらっているのだ

 

スカリエッティの狙いが、ヴィヴィオである可能性を否定出来ない今、彼女を守る事が最優先と考えた結果である

 

ヴィヴィオは、なのはの足にしがみ付く

 

少しだけ震えているように感じる なのは

 

なのは「ヴィヴィオ? どうしたの?」

 

オバチャン「すみませんね~ なのはちゃん。ヴィヴィオちゃんがどうしても なのはちゃんに会いたいって言うもんだから」

 

彼女の名はオバチャン

 

施設の管理人であり、ヴィヴィオの面倒を見てくれている人だ

 

なのは「いいんです、オバチャン」

 

オバチャン「ヴィヴィオちゃんは何時も良い子にしてるんだけど、今日だけは なのはちゃんに会いに行くって言って聞かなくてねぇ」

 

なのは「ヴィヴィオ、オバチャンを困らせたらダメだよ?」

 

ヴィヴィオ「ママ~」

 

なのはの言葉など耳に入らないのか、なのはにしがみ付き、離れようとしない

 

そんなヴィヴィオの様子を見ているカイトは考えた

 

カイト(これは虫の知らせという奴ではないのか?)

 

先ほどから感じる胸騒ぎ

 

ヴィヴィオの様子

 

もし、スカリエッティが攻めて来る前触れだとしたら?

 

カイトは時計を見る

 

カイト(奴らが退いてから、もうすぐ28時間か)

 

こんな短時間で戦力を整えれるはずが無い

 

しかし、奴ならあり得るのではないか?

 

そんな考えがどうしても払拭できないでいた

 

28時間で戦力を整え、六課に攻め来る

 

それは、至難の業である

 

スカリエッティはそれすらをもあっさりとこなすほどの人物ではないのだろうか?

 

カイト(やはり、警戒しておくに限る)

 

そう答えを出したカイトは、オバチャンに近づき、耳元で囁く

 

ヴィヴィオを連れて、今すぐ逃げろと

 

オバチャンは驚く

 

何故、逃げなければいけないのか?

 

しかし、その理由はすぐにわかる

 

カイト達が居る部屋が大きく揺れたのだ

 

なのは「な、何!? 地震!?」

 

慌てる なのは

 

カイト「戦闘機人どものお出ましだろうぜ」

 

グリフィス「大変です!! 天城隊長!!!」

 

グリフィスが慌てて走ってくる

 

カイト「大体わかっている。襲撃されたな?」

 

グリフィス「はい、敵は既にそこまで迫ってきています!!!」

 

なのは「そんな……………こんなにも早く」

 

なのはは驚くしかなかった

 

クラナガンの激戦から、まだ28時間しか経っていないのだから

 

カイト「小僧、貴様はフォアードのガキ共を集めろ!!」

 

グリフィス「はい!!」

 

グリフィスは走って、フォアード達が居る所まで行く

 

カイト<ザフィーラ! シャマル!>

 

念話で2人と話す カイト

 

ザフィーラ<状況は把握している。どうする?>

 

冷静に受け答えする ザフィーラ

 

カイト<貴様とシャマルでヴィヴィオを守れ! 六課に攻め来たということは、間違いなくヴィヴィオが狙いだ!>

 

ザフィーラ<わかった!!>

 

カイト「ザフィーラとシャマルの所に連れて行け!!」

 

ヴィヴィオをオバチャンに抱かせ、そのまま走らせる

 

オバチャンもカイトに従うべきだとみて、ザフィーラが居る場所まで向かう

 

その間にヴィヴィオがずっと、なのはとカイトの名を呼び続けていたが、それに構う暇は無い

 

カイト「八神の野郎には連絡がつかん………………仕方あるまい」

 

なのは「シャーリー! ルナちゃんとヴィータちゃんのデバイスは?」

 

シャーリー「すみません、もう少しだけ時間が掛かります」

 

なのは「悪いけど急いで! 私達2人だけじゃキツイかも」

 

シャーリー「わかりました!!」

 

なのはとシャーリーの会話が終ると、2人の元に六課メンバーが揃った

 

カイト「状況は把握しているな? 今はまだ姿を現せてないが、必ず戦闘機人どもも来る…………八神の奴が帰ってくるまで持たせろ」

 

フォアード達「「「「「はい!!」」」」」

 

カイト「グリフィスの小僧の話では、三方面から進軍してきている。中央は俺が受け持つ。高町とスターズ、それとギンガの小僧は西だ。ライトニングとセイヴァーは東の敵を止めろ」

 

フェイト「待って! 私は?」

 

シグナム「私の名も無いぞ!!」

 

フェイトとシグナムが文句を言う

 

カイト「貴様ら2人は待機だ。この進軍そのものが囮とも考えられる」

 

不満そうな2人だが、ここは従うしかない

 

言い争いになっては、スカリエッティの思うつぼである

 

カイト「東は貴様が指揮を取れ、やれるな?」

 

レイン「オッス!!」

 

カイト「良し、行くぞ!!!!」

 

カイトに言われた通り、出撃する六課

 

しかし、フェイト・シグナム・ヴィータ・ルナと言った戦力が使えないのは痛いだろう

 

だが、カイトはフェイトとシグナムの怪我考えれば、足手まといにしかならないと考えたのだ

 

シャマルが治療したとはいえ、まだ完全完治とは言いずらい

 

だからこそシャマルは絶対安静を命じたのだ

 

カイトのこの判断は吉と出るか凶と出るか

 

はやて不在の今、頼れるのは彼のみだ

 

1人で中央を受け持ったカイトだが、そこには予想通り戦闘機人が待ち構えていた

 

トーレ、セッテ、ディード、ウェンディの4人である

 

カイトは1人で、この4人戦わなくてはならないのだ

 

しかも、ガジェットも数え切れないほど居る

 

トーレ「1人で出て来るとはな。余裕か?それとも苦肉の策か?」

 

代表してトーレがカイトに話しかける

 

カイト「フン、貴様ら戦闘機人如きに話す言葉は持たん。俺が此処でバラバラに砕いてやる」

 

トーレ「随分と余裕なのだな。後悔することになるぞ?」

 

カイト「貴様らがな」

 

トーレ「フン、行くぞ!! 妹達よ!!!」

 

セッテ&ディード&ウェンディ「「「はい(っス)!!」」」

 

あまりにも速過ぎる進撃

 

これもスカリエッティの策なのか?

 

カイト達は、この状況を打破出来るのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年が明けるまで投稿するか悩みましたが、まぁいいかと思い投稿しました

 

今年中にStsを終わらせれれば良かったのですが…………

 

さて、次回はスターズ視点になります

 

次回もお楽しみに!!

 

 

 

 

 


 
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