No.647091

真・リリカルDM

カイさん

第九話「繋がり直されたボタン」

2013-12-22 01:20:08 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2187   閲覧ユーザー数:1941

三盟行きバスの中

 

 

一刀「もしもし?蒲公英。14番の試作品用意しといてくれる、そうそうお願いね」

 

ピッ!

 

ディアーチェ「一刀。いい加減話したら如何なのだ?我等を呼んだ理由を」

 

一刀「知りたい?」

 

ディアーチェ「ああ」

 

一刀「それは・・」

 

ディアーチェ「それは?」

 

一刀「それは・・・・・・」

 

ディアーチェ「それは?」

 

一刀「着いてからのお楽しみ~♪」

 

ディアーチェ「子供かお前は!!」

 

一刀「はい子供です」

 

シュテル「・・・日本最強D・ボードチーム決定戦」

 

一刀「うん?」

 

シュテル「9月から11月まで行われる大会。それはチーム戦です、違いますか?」

 

一刀「鋭いね」

 

アリサ「それ聞いたわよ、確か中学生までが出れる大会よね?」

 

向かいの席で座っていたアリサが話しかける

 

 

アリシア「それなら私達T&Hエレメンツも出るわよ!」

 

なのは「すごく楽しみなの♪」

 

一刀「第一・第二・第三走者の順番で行われるライディングデュエルの大会。この第一回大会で優勝した者は、日本の歴史にその名を残す事になる、それこそが今の三盟の目標の一つ」

 

ディアーチェ「しかしまだD・ボードは販売されていないだろう?」

 

一刀「当たり前だ。D・ボードは第二世代型から販売される」

 

ユーリ「第二世代型から?」

 

一刀「今始まっているレンタル用D・ボードは第一世代型。言うならば練習用だ」

 

すずか「もしかして、乗れる様にする為?」

 

一刀「正解。乗れない人間が多いんじゃあまず売れない。レンタル用D・ボードで乗る経験を増えれば、何の問題も無く発売されたD・ボードに乗れるって訳さ」

 

アリサ「成る程、それで購入者を増やすって訳ね」

 

一刀「ただ問題は、D・ボード関係の大会に出るには、ライセンスが必要だ」

 

レヴィ「ライセンス?」

 

一刀「当たり前だろう、エンジン付いてるんだぞ、おっ!着いたぞ」

 

バスが目的地に到着し、バスから降りる

 

 

なのは「わぁ~!近くで見るともっと大きい♪」

 

一刀「当たりめえだ、三つの会社が合併してんだぞ」

 

なのは「にゃははは。そうだね」

 

???「うん?おい夏目」

 

一刀「えっ?ああ、冥琳リーダー」

 

冥琳「部外者を入れるとは一体どういう事だ?」

 

一刀「判っております。第一回大会のメンバーを連れて来ました」

 

冥琳「何?」

 

一刀「彼女達は、前に俺が話したダークマテリアルのメンバーです」

 

冥琳「・・・ちょっと待ってろ」

 

冥琳は携帯電話を出してどこかに掛ける

冥琳「今晩の会議で話してもらうからな、通って良いぞ」

 

一刀「ありがとう御座います。こっちだ」

 

冥琳「・・・希望が見えてきたな(ボソボソ!)」

 

冥琳はそのまま建物の中に入っていった

 

 

フェイト「一刀。今の人は?」

 

一刀「呉孫業務グループリーダーの周 冥琳(しゅうめいりん)さんだ」

 

すずか「綺麗な人だったね」

 

一刀「まあな、此処だ」

 

ユーリ「格納庫?」

 

一刀「違うよ、まあ大きさはそう変わらないけどな」

 

ガチャ!

 

蒲公英「あっ、一刀お帰り~♪」

 

一刀「運んでくれた?」

 

焔耶「おう、全部運んでおいたぜ」

 

机の上には五つの布に包まれた板のような物が有った

 

 

一刀「それでは、ごたいめ~ん!」

 

バサッ!

 

一刀・蒲公英・焔耶以外「「「おお!!」」」

 

一刀「じゃじゃーん!これぞこの度、ダークマテリアルの為に作った夏目一刀特製D・ボード!」

 

レヴィ「すごーい!!」(キラキラ!)

 

シュテル「之が私達のD・ボード」

 

蒲公英「ブレーキは、蒲公英が組んだんだよ」

 

焔耶「カラーリングは私がした」

 

一刀「プログラムと設計は俺がしたんだ。いやー作るの大変だったぜ」

 

ディアーチェ「もしかして之を我らに渡す為に?」

 

一刀「ただ再開しようなんて思ってないぜ、とびっきりのビックイベントでも持っていかないと吊り合わないからな」

 

ディアーチェ「まったくお前は」

 

一刀「さて、それじゃあ、この第三世代型の調整始めようぜ」

 

すずか「第三世代?」

 

一刀「販売用の第二世代型は、もう完成してるんだ。今三盟は第三世代型の開発を始めてる」

 

アリシア「すごいね、さすが現在トップの会社」

 

一刀「ああ、それじゃあ(ピリリリリリ!)うん?俺の携帯だ。(ピッ!)もしもし?ああ、秋姉。えっ、テレビ?ちょっと待って、蒲公英!」

 

蒲公英「はいはーい!」

 

ポチッ!

 

焔耶「何だ?日本代表チームが決定したのか?」

 

蒲公英「えーと、チーム名は・・・チームストラトス?」

 

はやて「あっ、出て来た」

 

一刀「!?・・・そんな」

 

出て来た人物を見て一刀は驚きを隠せないでいた。その人物は

一刀「千冬姉・・・」

会議室

 

秋「お嬢様」

 

華琳「ええ、また私の前に立ちはだかる訳」

華琳「織斑千冬」


 
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