「綺麗な部屋で良かったじゃない、ミカラ」
　私は親友の馬娘のミカラを誘って、温泉に来た。窓からは紅葉して赤、黄色、緑の三色に別れた夕暮れの山並みが見える。
「綺麗に撮れたわ。リューマちゃん見て見て」
　ミカラは嬉しそうにデジカメの写真を見る。あらら、私がたてがみに付いた葉を振り落とそうと首を振ったり、紅葉の葉が
鼻に付いてくしゃみしたり、ひっつき虫がくっついた首や尻尾、銀杏の葉の上で寝転んで昼寝したりと色々恥ずかしい所を撮られちゃったわね。

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「これみっともないから消してね」
「ええっ、いいでしょ。せっかく綺麗に撮れたのに…まだ残ってたわ」
　ミカラは私の首に付いてたひっつき虫を取る。毛並みがあると薄着でも平気だけど、色々ひっつくからちょっと不便ねえ。
「リューマの毛並みはいつも綺麗な緑ね。ん、私よりサラサラのたてがみね」
　ミカラは鼻先で私の首筋やたてがみを撫でる。ふふっ、ミカラの鼻息がくすぐったいわねぇ。
「「ふふふ、ミカラは可愛いわね♪」
「へへっリューマちゃんもねっ♪」

リューマとミカラをポニー化してみました（=＾人＾=）φ